GDNとYDA(旧YDN)の6つの違いとは?配信方法と効果を比較

MOLTS編集部

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GDNとYDA(旧YDN)の6つの違いとは?配信方法と効果を比較

ディスプレイ広告の二大配信ネットワークとして知られる「GDN」と「YDN」。どちらも多くの企業が活用していますが、意外と両者の違いを知らない方も多いのではないでしょうか。

本記事では、GDNとYDNの違いを明らかにした上で、配信先やターゲティング方法の違い、フォーマットの違いなどを広告運用初心者にも分かりやすく解説します。

YDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)は、2020年から順次YDA(Yahoo!広告 ディスプレイ広告)にリニューアルされました。
YDNからYDAのリニューアルのポイントなどについては、公式の「Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)スタートガイド」をご覧ください。
Result Driven.

GDNとYDNは、ディスプレイ広告の2大ネットワーク

GDNとYDNは、Webサイトの右側やアプリのニュースフィードなど、ユーザーの目につく場所に広告を出稿できるディスプレイ広告の一種です。

正式には、Googleが提供する「GDN(Googleディスプレイネットワーク)」と、Yahoo! JAPANが提供する「YDN(Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型))」の二大広告ネットワークとして知られています。

両者は、ディスプレイ広告並びに、Web広告の運用を検討している企業の担当者は、絶対に押さえておくべきサービスです。

ここからは、GDN・YDNのそれぞれの違いや特徴について、解説していきます。

参考サイト:広告・サービスをリニューアルし、 2020年度にかけて名称を順次「Yahoo!広告」に変更 

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GDNとYDNの違いを知る前に、ディスプレイ広告のメリット・デメリットや成功に導くポイントといった基礎知識を押さえておきたい方は、別記事「5分でわかるディスプレイ広告とは?自社に導入するポイントや費用を解説」で詳しく解説していますので、そちらも併せて参考にしてください。

GDNとYDNの6つの違い

GDNとYDNには、広告の配信先をはじめ5つの大きな違いがあります。

  1. 配信先の違い
  2. ターゲティングの違い
  3. フォーマットの違い
  4. 掲載基準の違い
  5. アカウント開設方法の違い
  6. 予算を管理する方法の違い

両者の違いを正しく理解することで、自社とマッチした広告配信を実現できます。一つずつ詳しくみてきましょう。

1. 配信先の違い

GDNもYDNも、インターネットを利用しているユーザーの約90%以上にリーチができます。多様な年齢層や性別・地域に広告配信が可能です。

しかし、中にはGDNのみ、YDNのみでしか出稿できないメディアも存在しますので、自社の商材やサービスとの相性を考慮し、運用しつつパフォーマンスを見極める必要があるでしょう。

GDN:提携サイトの他、Googleアドセンスを利用する200万以上のサイトに配信できる

GDNは、食べログ」や「ライブドアブログ」といった提携サイトの他、Googleアドセンスを利用している200万以上のWebサイトの広告枠に配信できます。

これらのサイトの中には、個人で運用しているブログも含まれます。

また、YouTubeやGmailを含む、Googleが運営するサービスにも配信できます。特にYouTube広告は、オンライン動画の視聴の普及が進む中、多くの企業で導入されています。

YDN:日本最大級のポータルサイト「Yahoo!JAPAN」に配信できる

YDNは、月間で約700億PVを誇る日本最大級のポータルサイト「Yahoo! JAPAN」をはじめYahoo!ニュース・Yahoo!メールなどYahoo!が運営するサイトやサービスを中心に配信できます

Yahoo!は、50代以上の世代やPCを利用しているユーザーの利用率が高く、GDNとは異なるユーザーに広告を訴求できるのが特徴です。

また、Yahoo!の提携パートナーサイトである「朝日新聞デジタル」や「クックパッド」「食べログ」といったメディアにも配信が可能です。(2022年4月時点)

詳しい配信先に関しては、「Yahoo!広告(リスティング・ディスプレイ広告)の掲載先」で公開されていますので、参考にしてください。

2. ターゲティングの違い

どのユーザーに広告を配信するかを決める「ターゲティング」にも違いが見られます。ここではGDNとYDNでのターゲティングで大きく異なる部分について解説します。

デモグラフィック

年齢や性別といったデモグラフィック情報を元に配信する場合、YDNでは「子供の有無」と「世帯収入」を設定できません

塾や英会話など子育て世代に向けた商材の場合や、高所得者向けの商材の場合は、セグメントできるGDNの方が、適していると言えるでしょう。

【デモグラフィック情報を元にしたターゲティング方法の違い】

項目GDNYDN
年齢
性別
地域
子供の有無×
使用デバイス
曜日・時間帯
世帯収入×

なお、年齢の設定はGDN・YDNともに可能ですが、YDNは細かく年齢をセグメントできるという利点があります。

特に10代〜20代は細かく年齢が設定できるので、若年層にリーチしたい場合は、YDNの方が効果的に集客できる可能性があります。

項目GDNYDN
年齢18~24 歳
25~34 歳
35~44 歳
45~54 歳
55~64 歳
65 歳以上
不明

13~14歳
15~17歳
18~19歳
20~21歳
22~29歳
30~39歳
40~49歳
50~59歳
60~69歳
70歳
~不明

参考サイト:ユーザー属性ターゲティングについて – Google 広告 ヘルプ

参考サイト:年齢ターゲティング – ヘルプ – Yahoo!広告

サーチターゲティング

サーチターゲティングでは、蓄積された検索データから、過去に指定したキーワードで検索したユーザーを特定し、ピンポイントで広告を配信することができます。YDNにのみ採用されているターゲティング方法であり、GDNでは利用できません。

例えば、引越しを考えているユーザーが「新築 マンション」と検索し、それが広告のターゲティングとマッチした場合、そのユーザーがその後に閲覧するサイトの広告枠に広告を配信できます。

「何回以上、検索したユーザー」「過去◯日以内に(指定したキーワードを)検索したユーザー」など、検索頻度や経過日数も指定できるので、モチベーションの高いユーザーに絞ったアプローチも可能です。

ユーザーの興味や関心(インタレスト)

GDNでは、特定の商品やサービスに強い興味を持ち、購入意欲が高いと予想されるユーザーに広告を配信する「(カスタム)インテント」を設定できます。

例えば、化粧品の口コミサイトをよく閲覧している、YouTubeでメイク動画や化粧品の紹介動画をよく閲覧しているユーザーに対して、化粧品の広告を配信するといった使い方が可能です。

同じく興味や関心を軸とするGDNのターゲティング方法に、「アフィニティカテゴリ」がありますが、こちらは長期的に関心を持っている事柄(趣味や習慣)に基づいて広告を配信する方法です。そのため「(カスタム)インテント」と比べると、特定の商材に対するユーザーの購入意欲は低くなる傾向があります。

YDNの「インタレストカテゴリー」は、GDNの「アフィニティカテゴリ」と同様の機能と考えておくと良いでしょう。

項目GDNYDN
インタレストアフィニティカテゴリ
インテント
インタレストカテゴリー

3. 配信フォーマットの違い

GDNとYDNの配信フォーマットの大きな違いは、「インフィード広告の有無」にあります。インフィード広告とは、Yahoo!ニュースなどで、記事と記事の間に表示される広告のことです。

一般的なバナー広告と比べて、サイトに馴染みやすいフォーマットなので、ユーザーの目に留まりやすい特徴があります。

項目GDNYDN
配信フォーマット名レスポンシブディスプレイ広告インフィード広告

4. 掲載基準の違い

GDNとYDNには、広告の掲載基準に違いがあります。配信が禁止されているコンテンツが異なりますので、それぞれの広告ガイドラインをしっかりチェックする必要があります。

特にYDNは、GDNよりも広告審査が厳しい傾向があります。広告の主体主を明記することや、Yahoo! JAPANのコンテンツと混同する可能性がある表現を避けなければいけません。

参考サイト:<ディスプレイ広告>ガイドラインに抵触しない広告表現とは – Yahoo!広告 公式 ラーニングポータル

5. アカウント開設方法の違い

GDNを始めるには、Googleアカウントの開設が必要です。すでにGmailやYouTubeを利用し、Googleアカウントを持っている場合は、そのまま使用できます。

一方のYDNの場合は、Yahooビジネスアカウントの作成が必須です。個人のYahoo!アカウントでは利用できないので、注意が必要です。

6. 予算を管理する方法の違い

GDNとYDNでは、予算の管理方法にも違いがあります。

GDNでは、予算をリスティング広告と同じ予算枠で管理します。そのため、予算の全体額を決めて、その中からディスプレイ広告とリスティング広告に予算を割り振ります。

その一方で、YDNでは予算をリスティング広告とディスプレイ広告で別々の予算枠で管理します。それぞれの運用予算を予め決めた上で入金を行います。

Yahoo!広告 ディスプレイ広告へのアップデートで何が変わったのか

ヤフー株式会社は、2019年11月に広告・サービスのリニューアルを正式に発表し、2020年にかけて、「Yahoo!プレミアム広告」および「Yahoo!プロモーション広告(スポンサードサーチ、Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)」の名称を「Yahoo!広告」に変更しました。

このアップデートに伴って、今までのYDNの管理画面や配信アルゴリズムにも変更が加えられました。

変更点(1)運用型広告と予約型広告が統合

従来は、Yahoo!JAPANのトップページに出稿するブランドパネルを代表する「Yahoo!プレミアム広告」と、「Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)(YDN)」では、管理画面が分かれていましたが、アップデートにより同一の管理画面を使用できるようになりました。

広告管理やレポート機能が集約されたため、運用がしやすく、また分析しやすいサービスになったと言えるでしょう。

変更点(2)広告の目的に合わせた配信が可能に

従来のYDNでは、サイト誘導を中心に配信の最適化が行われていましたが、Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)では、広告キャンペーンを作成時に

  • 動画再生
  • ブランド認知
  • 商品リスト訴求
  • サイト誘導
  • アプリ訴求
  • コンバージョン

の6つの目的を選択できるようになりました。

また、合わせて配信アルゴリズムの変更も行われています。従来は、広告の品質×入札価格で導き出されるオークションランクにおいて、広告の品質は「クリック率」をベースとして評価されていました。

Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)へのリニューアルにより、広告の品質の評価には、広告主が選択した目的ごとに最適な予測アクション率が用いられるように変更されています。

まとめ|GDNとYDNどちらが適しているか迷ったら考えるべきこと

本記事では、ディスプレイ広告の二大ネットワークである「GDN」と「YDN」の違いを開設しました。配信先やターゲティング方法、広告フォーマットなどに違いがあることがお分かりいただけたかと思いますが、どちらで配信すべきか迷っている広告運用担当者の方もいるのではないでしょうか。

結論としては、GDNとYDNの両方での配信をおすすめします。それぞれで配信先が異なるので、両方のサービスを活用することで、効果的にリーチを広げることができます。

しかし、予算やリソースの関係で、どちらか一方しか配信できないという場合は、訴求したい商材やサービスのターゲットと照らし合わせて、どちらの方が適しているかを判断する必要があります。

例えば、子育て世代がターゲットなのであれば、子供の有無でセグメントが可能なGDNを優先的に利用するといったことも考えられます。

ただし、ディスプレイ広告はあくまでも運用しつつ効果を高めていくものです。最初にどちらが適していると決めつけるのではなく、予算やリソースに余裕が出た時点で、GDN・YDNの2つのサービスを利用して、両者の効果を検証〜改善へと努めていく姿勢が大切です。

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