猛者揃いのマーケティング会社でとった24歳女子の生存戦略

MOLTS編集部

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猛者揃いのマーケティング会社でとった24歳女子の生存戦略

はじめまして、渡辺です。

私は新卒で営業としてアパレルメーカーに入社。その後はフリーでライティングや編集を少しばかり経験した後に、2021年にコンテンツディレクターとしてデジタルマーケティングカンパニーであるMOLTS(正式には子会社であるKRAFT)に入社した24歳です。

MOLTSは

  • 平均年齢36歳、スペシャリティを持った業界10年以上のプレイヤーが集結
  • プロジェクトごとに自由に集まってミッションを達成していく
  • 顧客成果主義であり、教育体制はほぼゼロ
  • 売上管理は個々が責任を持ち、自らが数字の組み立てを行う

みたいな会社です。

つまり、仕事は常にプロジェクトベースで、上司によるマネジメントというものがなく、各人がミッションに対して責任を持って成果に向けて動いていくという会社のため、「リソースが空いているから」という理由で仕事が降ってくることはありません。

前職では教育体制もあり、何もせずとも仕事が与えられていましたが、MOLTSでは自分が動かないと仕事は入ってきません。さらにメンバーはみな経験豊富なプロフェッショナルなので、フリーランス時代よりさらに過酷な環境でした。当時23歳の私は、まるでサバンナに放り出されたウサギ

入社当時はただただ必死。自分がいる意味を自分で見出して、メンバーに認識してもらわないと居場所がない感覚でした。

しかし入社して1年が経ち、徐々にこの環境にフィットすることができ、むしろしがらみもなく成果に向けて自由に動けるようになり、成果を出した分だけインセンティブとして給与に反映される環境はとても心地よく感じています。

振り返れば、とても濃かったこの1年。人生で最も成長できた1年でしたし、いまは顧客の事業に対してもダイレクトに貢献できている実感を持てていて、もしまた独立したら、まったく違う景色が見えているのだろうと思います。

そこで今回は、右も左もわからなかった私がこの1年間、コンテンツディレクターとして何を大切にしてきたのか、ご紹介します。

Result Driven.

右も左もわからなかった私が大切にしてきた9つのこと

01. 顧客そして社内メンバーと目線の高さを合わせる

MOLTSにジョインするまで、仕事のゴールというのは何かモノを納品したり、スキルを提供することだと思っていました。しかしResult Driven、つまり成果にこだわることを明言しているMOLTSでは、そういったマインドセットは求められていません。

つまり、何かを納品したりスキルを提供するということは、事業成長のための “手段” でしかないということ。そしてクライアントがMOLTSに期待していることは、最終的にクライアントの事業の成長である以上、MOLTSメンバーは事業成長にコミットすることが求められます

たとえば何かリード獲得のための施策を実施したときに、MOLTSのクライアントが求めているのは施策の実施自体ではなく、またリード獲得数でもありません。施策を実施したその先の売上や成果です。

そのため、この1年間は目先の施策だけにフォーカスするのではなく、社内メンバー、そしてクライアントと目線の高さを合わせ、その先のパフォーマンスまでを追いかけるというマインドセットを常に持つことを意識してきました。

02. プロジェクトは文脈で捉える

事業にコミットするためには、自分が担当する領域だけを見ていてはいけません。

クライアントや社内メンバーと目線の高さを合わせ、プロジェクトの全体を把握し、プロジェクトの目的や背景は何か、プロジェクトのミッションは何なのか、ということを理解すること。その上でコンテンツ領域においてどういったアクションが求められるのかを考えなければ、私の役割がただの点で存在し、線にならないわけです。

たとえばリード100件獲得を目指していたとしても、100件獲得できて成功ということではないケースは往々にしてあります。プロジェクト全体を見直し、別のリードを20件獲得したほうがより売上に繋がるといった提案ができるかどうか。

成果最大化を図るためにも、自身のミッションだけではなく、プロジェクトをしっかりと文脈で捉えるということを大切にしてきました。

03. 成果最大化のために自身の役割をズラしていく

プロフェッショナルが集まるMOLTSの中では、私の提供できるバリューというのは圧倒的に限られています。

そのため、経験やスキルセットの点で優れているメンバーと同じコンサルティングを提供しようと思っても、当然ながら同じバリューは出せません。それにも関わらずプロジェクトの中で同じ領域に自身の役割を置いてしまうと、自分はただのリソースになってしまいます。

「同じ領域にいてはいけない」と思ってからは、自分の役割・できることをズラすようにしました。

たとえばあるプロジェクトでは、メンバーの中で分析や解析に強みを持つメンバーがいませんでした。そこでデータ分析を得意とする西を巻き込み、私はコンテンツディレクターというポジションでありながらも、プロジェクト内で分析・解析の観点からいかにバリューを提供するかということに取り組んだりしました。

データが見られる基盤をつくること自体は、西さえいればできます。しかし「どの指標を見ればいいのか」「そこから何を読み取り、改善すればいいのか」は、現状のサイト上のコンテンツを把握し、それぞれがどう繋がっているかを把握している私が最も適任だったのです。

04. さまざまなメンバーと接する

入社後しばらく経ってからは、さまざまなメンバーと接するよう意識し、自分の視野を狭くしないように気をつけていました。特定のメンバーと長くプロジェクトに入っていると、少しずつ考えが寄ってくることがあるからです。

特に私はデジタルマーケティング領域での経験が浅かったので、良くも悪くも言われたことをよく吸収していました。学んだことをすぐにフレームワーク化してしまうことがあったのですが、ほかのメンバーとプロジェクトに入ると全く違うアプローチに出会うことがあります。

一つの成果を目指していたとしても、道筋は無数にあり、絶対の正解というものはないから、当然のことではありますよね。

実際に複数人でプロジェクトに入っているときは、メンバー同士で意見が異なり、議論が起こることが多くあります。昔の自分は議論が喧嘩のように見えていたので「なんか嫌だな」と思っていたのですが、最近は「そういうやり方もあるのか、面白い」と思えるようになっています。

さまざまな考え、視点を取り込めるのは、バックグラウンド・得意領域が異なるメンバーが集っているMOLTSの面白さの一つだと思います。

05. 忙しい人にも遠慮しない

生き延びるためには「現場で学ぶ」という方法しか選択肢がなく、さらにMOLTSには教育するというものがありませんから、当然わからないことがあれば、だれか他のメンバーに相談する必要がありました。

ただ、みな必死に成果にこだわって日々アクションを起こしている人たちですから、当然みな忙しいわけです。「そんな人たちにこんな質問してもいいのか」と躊躇してしまう気持ちもありました。

しかし、私自身が最大のパフォーマンスを出すことで成果最大化に繋がり、最終的なクライアントからの喜びの声や満足のいく結果がチーム全員を癒やすからこそ、忙しいとか関係なく、ガンガン相談しにいく姿勢が大切です。

忙しいからといって相談しないのはNG。忙しい人にも遠慮せずにわからないことは解決していくことを意識してきました。

06. 選択と集中を徹底する

右も左もわからない状態だと、そもそも自分は何をすべきか、どうバリューをすべきかと迷いの連続です。そうした迷いを持ち続けたまま、あれもこれもと手を伸ばしてしまうと、当然ながらクライアントへの成果最大化には繋がりませんし、そもそもで私自身がキャパオーバーとなり破綻してしまいかねません。

そこで、とにかく選択と集中を徹底しようと意識しました。やることを1つに絞ることで、次に自分がどう行動すべきかが明確になります。逆に言えば、やらないことが決まることで、自分の時間を「やる」と決めたことに注力することができるため、その領域での熟練度が上がっていきます。

コンテンツ領域で言えば、検索流入やリファラルなど、様々なタッチポイントがある中で、まずはどのタッチポイントを自分の得意領域とするかを決めて行動しました。自分のできることの幅を広げようとするのは、その後。とにかく選択と集中を徹底することが、成果最大化のためのアクションとして私に必要なことでした。

07. スキル・ノウハウ不足は時間でカバーする

MOLTSはクライアント成果の対価としてのお金があるという発想ですから、ただ自分の業務を遂行するということに意味はないですし、作業者になってはいけません。

しかし、はじめはその業務を遂行するということ自体が難しく、提供するバリューの最大化ということに自分のリソースを割けるようになるまでには時間がかかりました。

そこで選択と集中を徹底し、範囲を絞って自分の得意領域を伸ばしていくという戦略に出たわけですが、さらにスキルもノウハウもない私が最終的な成果のためにできることは、時間をかけるということでした。

たとえばアクセス解析の領域で、自分に任されたタスクを3ヶ月で実行するのか、1週間で実行するのかでは、身につくスピード感も発揮できるパフォーマンスも変わってきますから、「成果=スキル・ノウハウ × 時間」という発想で、成果最大化のためにも時間でカバーするというアプローチをとってきた1年間でした。

08. 認識合わせを徹底する

どれだけ時間をかけて私が努力しようが、努力自体に意味はなく、どれだけの成果が生まれたかが重要です。そのため、プロジェクトに関しての認識がズレていれば、努力はなんの意味も成しません。そこで、徹底したのがプロジェクトの認識合わせでした。

たとえばキーワード設計というタスクに対して、プロジェクト成功の道筋を理解できていなければ、誤ったロジックでのキーワード設計をしてしまう可能性があります。

そこで、その道筋の理解が足りていないと思えば都度確認し、またキーワード設計を進める際も「こうやろうと思うけど、どうですか」とプロセスについても認識合わせを行なったりと、十分すぎるくらいの認識合わせをこまめに行ってきました

自ら考え、プロセスを確認するということを繰り返していくことで、自分の中で正しいロジックが身についていき、同じようなプロセスを必要とするプロジェクトでは、二つ返事で行動できるようになっていきました。

09. アドバイスを素直に受け入れ行動する

案件が降ってくることがないMOLTSでは、自ら案件獲得のために行動しなければなりません。そのため案件がなかった最初の頃は、とにかく外に営業をするべきだと思っていたのですが、多くのメンバーからは「自分が何ができるのかを、社内の人に知ってもらうことが大切。徹底的にメンバーとコミュニケーションを取りなさい」と言われました。

社内コミュニケーションがどう自分の案件に繋がるのか、はじめはまったくイメージが湧いていなかったのですが、自分がいま何ができるのかを社内に発信し続けた結果、気づけばいくつかのプロジェクトに関われる機会が増えていきました。

リソースが空いているからという理由でのアサインはNGですが、成果最大化のためのアサインはOKなため、できることを発信したことで、自分がパフォーマンスを出せる案件を任せてもらえるようになったのです。

このように、教育制度はなくてもMOLTSのメンバーはみな相談すれば答えてくれますし、的確なアドバイスをしてくれます

まだまだ吸収して成長していかなければいけないフェーズの私は、彼ら彼女らのアドバイスは的確だからこそ、いまの自分に理解できなくても素直にアドバイスを受け入れ、行動することが大切であり、言われたことはとにかくやるということを意識してきました。

おわりに

コンテンツディレクターというポジションから、分析・解析のポジションも少しずつ確立することができてきた1年間。サバンナに放り出されたウサギから、ガゼルくらいにはなれたのかなと思っています。

もちろんコンテンツの領域では、まだまだ自分が成果を出せるタッチポイントの幅も限られていますし、態度変容のための打ち手も限られていますが、これらの9つのことを引き続き大切にしていき、自分の得意領域の幅を広げ、事業成長に繋げていけることをやっていきたいと考えています。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

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