【2023年】チャットボットのおすすめ16選を比較|各ツールのプラン・費用の一覧表を公開
この記事でわかること
- 目的別に厳選したおすすめチャットボット【レビュー付き】
- AIチャットボットにできること。そもそもAIは搭載すべきなのか。
- 成功事例で学ぶチャットボットの活用方法
チャットボットは、Webページ上のチャットウィンドウやコミュニケーションツール上で、選択肢やテキスト入力による一問一答形式の会話を進行し、電話やメールでのやり取りを発生させないよう、あるいは最小限に抑えられるように、Webサイト上やアプリ上で疑問や課題を解消することができるツールです。
人に代わって問い合わせ対応や案内を行ってくれるチャットボットは、業種・業界を問わずさまざまな場面で利用されていますが、導入先として、大きく下記の3パターンに分類することができます。
- カスタマーサポート:企業ホームページ、ECサイト、自治体など
- 社内ヘルプデスク:人事・総務部門、情報システム部門
- マーケティング支援:企業ホームページ、ECサイト
本記事では、チャットボットとはどのようなツールなのか、基本的な機能やツール選びのポイントを紹介します。
カスタマーサポート | 初期費用 | 月額費用 | AI | 設置可能チャネル |
---|---|---|---|---|
Chat Plus | 0円 | 1,980~30,000円 | × | Webサイト グループウェア |
54,000~170,000円 | 〇 | |||
sAI Chat | 50万円~ | 15万円~ | 〇 | Webサイト |
KARAKURI | 問い合わせ | 〇 | Webサイト アプリ | |
AI Messenger Chatbot | 50万円~ | 15万円~ | 〇 | Webサイト LINE |
LogicalMind TALK | 問い合わせ | 〇 | Webサイト | |
COTOHA Chat & FAQ | 0円 | 95,000~2,000,000円 | 〇 | Webサイト グループウェア |
社内ヘルプデスク | 初期費用 | 月額費用 | AI | 設置可能チャネル |
SupportChatbot | 問い合わせ | 〇 | Webサイト グループウェア ビジネスチャット LINE | |
PEP | 問い合わせ | 〇 | Webサイト グループウェア ビジネスチャット | |
Chat Dealer AI | 問い合わせ | 〇 | Webサイト グループウェア ビジネスチャット | |
RICOH Chatbot Service | 5,000円 | 18,000円~ | 〇 | Webサイト グループウェア ビジネスチャット LINE |
PKSHA Chatbot | 問い合わせ | 〇 | Webサイト グループウェア | |
マーケティング | 初期費用 | 月額費用 | AI | 設置可能チャネル |
KUZEN | 問い合わせ | 〇 | Webサイト グループウェア ビジネスチャット LINE | |
IZANAI | 0円 | 0~60,000円 | × | Webサイト e-book |
hachidori | 問い合わせ | × | Webサイト ビジネスチャット LINE | |
sinclo | – | 9,440円~ | × | Webサイト |
BOTCHAN | 問い合わせ | 〇 | Webサイト |
※2023年9月時点
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チャットボットとは
チャットボットとは、Webページ上のチャットウィンドウやコミュニケーションツールで、ユーザーからのメッセージに自動返答するプログラムツールです。“chat”と“bot”を組み合わせた用語で、本来は、人の問いかけに自動返答するプログラムや会話を成立させる“技術”のことを指します。
選択肢やテキスト入力による一問一答形式の会話を進行し、電話やメールでのやり取りを発生させないよう、あるいは最小限に抑えられるように、Webサイト上やアプリ上で疑問や課題を解消することができます。
チャットボットの活用シーン
人に代わって問い合わせ対応や案内を行ってくれるチャットボットは、業種・業界を問わずさまざまな場面で利用されていますが、導入先として、大きく下記の3パターンに分類することができます。
- カスタマーサポート:企業ホームページ、ECサイト、自治体など
- 社内ヘルプデスク:人事・総務部門、情報システム部門
- マーケティング支援:企業ホームページ、ECサイト※
※カスタマーサポートでは、顧客からの問い合わせ削減や対応業務の効率化を目的とするのに対し、マーケティング支援では、Webサイトからのリード獲得(問い合わせの増加)やCVR向上を目的としています。
1. カスタマーサポート
カスタマーサポートは、チャットボットの導入がいち早く進んだ領域です。企業ホームページや製品・サービスサイトで、「何かお困りですか」「ご不明な点がありましたら、お気軽にご質問ください」といったチャットウィンドウを見かけることも珍しくなくなりました。
Webサイト上にチャットボットを設置することで、顧客は疑問や悩みをすばやく自己解決することができ、Webサイト経由での電話やメールによる問い合わせを削減することが可能です。
大量に寄せられる問い合わせメールや電話の中には、Webサイトの「よくある質問と回答(FAQ)」を見ればわかるような内容も多数含まれています。そういったケースでチャットボットを導入すれば、「よくある質問」内の該当する回答まで自動で誘導でき、「来る日も来る日も同じような質問ばかり..」といったこともなくなります。
2. 社内ヘルプデスク
チャットボットは、社内の問い合わせ対応にも活用されています。年末調整や経費精算、異動や引っ越しの手続き、健康診断など、従業員からの幅広い問い合わせに対応しなければならない人事・総務部門では、チャットボットの導入による問い合わせ対応業務の大幅な削減が期待できるでしょう。
また、クラウドサービスや会議システムの使い方や、社外からのアクセスルールの確認など、同じ内容の問い合わせに個別で対応している情報システム部門でも、同様の導入効果が見込まれ、さらにRPAとの連携によって、質問回答からパスワードの再発行まで自動化している企業もあります。
「労務関連用」「情報システム用」といったように、用途に応じてチャットボットを設置することで、社内全体における問い合わせ対応業務の70%を自動化できたというケースもあるようです。
3. マーケティング支援
チャットボットは、顧客との接点を創出することから、マーケティング支援ツールとしても活用されています。たとえば、ECサイトで多くの商品の中から顧客が欲しいもの、あるいは興味がありそうなものをチャットボットとの対話で診断し、売上や回遊率の向上に繋げるといったことです。
このタイプのチャットボットは、有人対応による「問い合わせを減らす」ために訪問者が持つ疑問の自己解決を助ける一方で、訪問者の閲覧ページや滞在時間に応じて、適切なタイミングで話しかけたり、ポップアップバナーを表示して離脱を防止したりと、Webサイトからの「問い合わせや資料ダウンロードなど、コンバージョンを増やす」ための仕組みや機能を有しています。
チャットボットの回答方式は2種類|AI型とシナリオ型の違い
チャットボットの回答方式は、「AI型(機械学習型)」と「シナリオ型(AI非搭載)」の2種類に分類されます。
性能として優れているのはAI型ですが、質問(問い合わせ)の内容やパターン数によってはオーバースペックになることもあるため、ここで両者の仕組みと特徴を押さえておきましょう。
1. AI型チャットボット
AIチャットボットは、ユーザーからの質問に対し、大量の蓄積データを解析して「統計的に最も適切とする回答」を自動で返します。この蓄積データは、導入時にあらかじめ学習させておいたデータ、および運用し続けることで自動的に学習するチャットのログデータです。
AI非搭載のシナリオ型とは違って、AI型は質問者による言葉遣いの違いや表記揺れ(たとえば「Excel」と「エクセル」など)にも対応可能です。使えば使うほどログデータを学習し、回答の精度を高めていくことができますが、一定量のデータが蓄積するまでは回答の精度が安定しない可能性もあります。
チャットボットの導入・運用費は、個別カスタマイズやオプション機能、設定代行サービスなどによって大きく変動しますが、AI型はシナリオ型に比べて高機能である分、価格も高くなります。
2. シナリオ型チャットボット
シナリオ型チャットボットは、あらかじめ質問を予測して作成したシナリオ通りに自動で回答します。以下の流れを繰り返してフローチャート形式で会話が進行するのが一般的です。
- チャットボットがいくつかの選択肢を提示する
- ユーザーの選択に対してチャットボットが回答を返す、または次の選択肢を提示する
登録したシナリオ以外の回答はできませんが、設定さえしてしまえば、大量の質問を自動でさばくことができます。また、シンプルな操作で容易に設定でき、AI型に比べて低コストに抑えられるため、すぐに運用を始められることも特徴です。
チャットボットの導入メリット
チャットボットの導入によるコミュニケーションコストの削減は、企業にとっても、ユーザー(顧客や従業員などのサイト訪問者)にとってもメリットがあります。具体的には、次のような効果が期待できるでしょう。
- 問い合わせ対応件数の最小化
- 課題や疑問の速やかな解消による満足度向上
- 顧客とのタッチポイントの増強
1. 問い合わせ対応件数の最小化
チャットボットは、一問一答形式の簡易なテキストコミュニケーションによって、ユーザーが電話やメールで問い合わせを行うことなく、その場で要望や疑問を解消できるようにするものです。したがって、Webサイト上でユーザーの自己解決が増えるほど、カスタマーセンターやサポート窓口などへの問い合わせ件数は減少していきます。
単純な質問の受付から解決までを自動化することで、各サポート担当者は、詳細説明や対話を要する問い合わせ対応に集中できるようになり、個々の業務リソース最適化と部門全体の生産性向上を図ることができます。
2. 課題や疑問の速やかな解消による満足度向上
電話やメールによる問い合わせと異なり、チャットボットはその場で質問を送ると瞬時に回答が自動表示されます。ユーザーは、営業時間を気にすることなく、Webサイト上から24時間いつでも好きな時間にチャットボットを利用することが可能です。
また問い合わせの順番待ちや返答のタイムロスもなくなり、課題や疑問を速やかに解消できることで、顧客満足度の向上にも貢献するでしょう。
3. 顧客とのタッチポイントの増強
チャットボットは、画面上に「お気軽にご質問ください」と選択肢を表示しておいたり、過去の会話ログやサイト上の動きから「何かお探しですか?」とタイミングを見計らって声をかけたり、サイト訪問者にコミュニケーションを働きかけることができます。
訪問者も、相手がロボットであるという認識があるため、わざわざ時間を取って電話で確認することでないと考えている些細な疑問であっても、気兼ねなくボットに投げかけてもらえるようになり、Webサイトを起点として顧客とのタッチポイントを増強することができます。
チャットボット主要16製品の比較表
チャットボットは、技術革新とともに急激な需要の高まりを見せており、競合がひしめく激戦市場となっています。
検索すれば開発ベンダーやサービスがひっきりなしに出てきてしまい、企業一覧やカオスマップを見ても多すぎて何をどう絞り込めばいいのかわからず、導入検討が一向に進まないというケースも多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、数あるチャットボットの中から、活用シーン別におすすめを厳選しました。まずは、以下の比較表から自社の導入目的に合う条件のチャットボットをご確認ください。
※AI搭載はオプションによるものも含みます。
カスタマーサポート | 初期費用 | 月額費用 | AI | 設置可能チャネル |
---|---|---|---|---|
Chat Plus | 0円 | 1,980~30,000円 | × | Webサイト グループウェア |
54,000~170,000円 | 〇 | |||
sAI Chat | 50万円~ | 15万円~ | 〇 | Webサイト |
KARAKURI | 問い合わせ | 〇 | Webサイト アプリ | |
AI Messenger Chatbot | 50万円~ | 15万円~ | 〇 | Webサイト LINE |
LogicalMind TALK | 問い合わせ | 〇 | Webサイト | |
COTOHA Chat & FAQ | 0円 | 95,000~2,000,000円 | 〇 | Webサイト グループウェア |
社内ヘルプデスク | 初期費用 | 月額費用 | AI | 設置可能チャネル |
SupportChatbot | 問い合わせ | 〇 | Webサイト グループウェア ビジネスチャット LINE | |
PEP | 問い合わせ | 〇 | Webサイト グループウェア ビジネスチャット | |
Chat Dealer AI | 問い合わせ | 〇 | Webサイト グループウェア ビジネスチャット | |
RICOH Chatbot Service | 5,000円 | 18,000円~ | 〇 | Webサイト グループウェア ビジネスチャット LINE |
PKSHA Chatbot | 問い合わせ | 〇 | Webサイト グループウェア | |
マーケティング | 初期費用 | 月額費用 | AI | 設置可能チャネル |
KUZEN | 問い合わせ | 〇 | Webサイト グループウェア ビジネスチャット LINE | |
IZANAI | 0円 | 0~60,000円 | × | Webサイト e-book |
hachidori | 問い合わせ | × | Webサイト ビジネスチャット LINE | |
sinclo | – | 9,440円~ | × | Webサイト |
BOTCHAN | 問い合わせ | 〇 | Webサイト |
※2023年9月時点
【カスタマーサポート】おすすめチャットボット
カスタマーサポート向けのチャットボットをご紹介します。一部、社内ヘルプデスクやマーケティング支援にも対応できるサービスも含まれますが、ご容赦ください。
- Chat Plus|月額1,500円からスタートできる柔軟な料金プラン
- sAI Chat|登録するFAQの予備学習で導入時から精度95%以上
- KARAKURI chatbot|カスタマーサポート特化で業務効率化と満足度向上の両方を実現
- AI Messenger Chatbot|ユーザーの疑問解決、成果に向き合うAIチャットボット
- LogicalMind TALK|問い合わせ業務の自動応答Suite
- COTOHA Chat & FAQ|有人も日本語のみで対応可能な多言語チャットボット
1. Chat Plus
Chat Plusは、チャットボット導入実績業界No.1のチャットプラス株式会社が提供するチャットボットサービスです。10,000社を超えるチャットボットを開発してきたノウハウで、「顧客接点の増加」「顧客からの問い合わせ対応」「社内の問い合わせ対応」など幅広いニーズに応えます。
あらゆる業界向けのシナリオテンプレートから選んで、さまざまにカスタマイズすることで、独自のチャットを誰でも簡単に設定・運用することが可能です。まずはチャットボットを試してみたいという企業でも初期費用0円、月額1,500円のミニマムプランからスタートでき、類義語・辞書機能や高性能AI搭載など、要望に合わせて5つのプランが用意されています。
2. sAI Chat
sAI Chatは、高性能AIと手厚い運用サポートをセットにしたAIチャットボットサービスです。登録するFAQの類似表現を予め学習させるため、導入時から精度は95%以上。的確な回答によって、初めて使ったユーザーに2回目以降も使ってもらいやすくなります。
また継続的な運用改善として、専任のカスタマーサクセスチームが、利用率向上施策、FAQの改善提案、KPI管理等などを一貫して支援してくれます。最初から賢いAIと、ずっと賢くいるためのサポートが揃った担当者の手間がかからないチャットボットです。
3. KARAKURI chatbot
KARAKURI chatbotは、カスタマーサポート特化型のAIチャットボットです。高い正答率をコミットするAIチャットボットと、運用が軌道に乗るまで伴走する充実のサポートによって、増員することなく「業務効率化」と「顧客満足度向上」の両方を実現できます。
また、チャットボット構築時に登録したQ&Aデータを使い、最短1時間程度でFAQサイトを構築することが可能です。チャットボットとFAQのデータを一元管理することでメンテナンスや運用コストを抑えます。さらにチャットボットの会話履歴をもとに、適切なタイミングで有人チャットへ切り替えるなど、カスタマーサポート部門を総合的に支援します。
4. AI Messenger Chatbot
AI Messenger Chatbotは、AIによる一問一答型とシナリオ型を組み合わせて構築できるカスタマーサポート向けチャットボットです。Webページ・公式LINEアカウントのチャットボットおよび有人チャットの複数チャネルに対応しています。
企業側で行う作業は問い合わせデータの共有とタグの設置のみです。プロフェッショナルが問い合わせデータを分析し、FAQデータや問い合わせシナリオを作成してもらえます。また、独自テクノロジー「AI Compass」によって、問い合わせ内容の分析や回答の紐付けをAIがサポート。短時間で的確なチューニングが可能となり、回答精度の向上を実現します。
5. LogicalMind TALK
LogicalMind TALKは、株式会社マインドシフトが提供するチャットボットです。導入が簡単で、Q&AデータをExcelにコピーするだけで運用を開始できます。学習するAIが回答を推論するためシナリオ作成は不要です。回答できなかった問い合わせを管理画面にてメンテナンスでき、質問傾向に合わせてよりスムーズに回答を抽出します。
また、独自の類似文書検索エンジンにより、ドキュメント・マニュアルの類似文書検索にも活用可能です。FAQだけでは必要な情報をすぐに見つけられないケースもありますが、FAQと類似文書検索を組み合わせることで、より最適な回答候補を推薦します。
6. COTOHA Chat & FAQ
COTOHA Chat & FAQは、NTTコミュニケーションズ株式会社が提供するチャットボットです。問い合わせを13言語へリアルタイム翻訳する「マルチリンガル機能」が特徴で、日本語のFAQと日本語を話すオペレーターのみで、外国語のお客様に対応できます。
豊富なオプションが用意されており、マニュアルなどのドキュメントを読解して回答する「自動回答抽出」機能、チャットボットからオペレーターに繋ぐ「オペレーターチャット」などを利用できます。
【社内ヘルプデスク】おすすめチャットボット
社内ヘルプデスク向けのチャットボットは、社内での問い合わせ削減のほか、組織内でのナレッジ蓄積・共有を促進する役割もあります。社内・社外(顧客)の両方に対応できるものと、社内専用のものがありますので、ご注意ください。
- SupportChatbot|社員・顧客からの問い合わせを削減
- PEP|ノーコードで簡単学習。AIが問い合わせにおもてなし対応
- Chat Dealer AI|社内ヘルプデスク特化型のチャットボット
- RICOH Chatbot Service|Excelで作ったQ&Aを読み込むだけで簡単スタート
- OKBIZ. for AI Chatbot|3700万件のQ&Aを学習済みAIでスムーズな運用開始
7. SupportChatbot
SupportChatbotは、株式会社ユーザーローカルが提供するチャットボットです。同社のSNS分析ツール「Social Insight」に蓄積された60億件以上のテキストマイニングによって開発された独自AIを搭載しており、平均95%の高い回答率を実現しています。
管理画面ではチャット数やユーザー数、回答精度などの数値データ、会話ログの分析を実施でき、自動レポーティングによって優先度が高い改善ポイントを導き出すことも可能です。
8. PEP
PEPは、導入直後から効果をあげる業務改善タイプのチャットボットです。Q&Aを「PEP」の管理画面で簡単にチャットボット化し、現在利用中のWebサイトやチャットツールが簡単に業務改善ツールになります。
日本語特化の独自AIエンジンが搭載されており、数千万の会話データと自然言語処理によって精度を高めています。会話データの学習反映のほか、通常の学習はわずか3クリックで完了。工数を削減することにより効率的な運用が可能になります。
9. Chat Dealer AI
Chat Dealer AIは、社内ポータルやFAQシステム、ビジネスチャットなど幅広いプラットフォームに設置できる社内向けAIチャットボットです。学習をかけた状態のAIを提供しており、最初からさまざまな言い回しに対応できます。
また、情報システムや総務など管理部門向けの問い合わせ項目テンプレートを用意しており、その数は400以上。企業側で質問内容の精査を行う必要はなく、すぐに導入・運用開始できます。
10. RICOH Chatbot Service
RICOH Chatbot Serviceは、専門知識を必要とせず、Excelで作成したQ&Aデータを読み込むだけで簡単にスタートでき、業種別テンプレートなどを使って誰でも簡単にAIを育てられるチャットボットです。
LINE WORKS®をはじめ、MicrosoftTeams、kintoneなど、普段から利用しているチャットツールやグループウェアとチャットボットを連携することで、社内からのさまざまな問い合わせに円滑に対応できるようになります。
11. PKSHA Chatbot
PKSHA Chatbotは、株式会社PKSHA Communicationと株式会社PKSHA Workplaceが共同で提供するチャットボットです。自社開発のAIエンジンにより回答性能が高く、少ない学習データで高精度な運用が可能になるツールです。専門知識なしでも継続的に対話性能を向上させることができます。
【マーケティング支援】おすすめチャットボット
Webサイトからのリード獲得やCVR向上などを目的とし、マーケティング支援機能が充実したチャットボットサービスを以下にご紹介します。
- KUZEN|顧客も従業員もユーザー体験を向上させるチャットボット
- IZANAI|簡単導入で月100CVまでずっと無料で使える
- hachidori|多用途に対応した国産初のAIチャットボット
- sinclo|簡単で分かりやすいチャットボット型Web接客ツール
- BOTCHAN|不安や悩みを予測して解消することで購入を後押し
12. KUZEN
KUZENは、「対話」を通じたより良いユーザー体験を作り出すチャットボットサービスです。以下のような目的・課題に沿って、適切なプロダクトを選択できます。
- LINEを使った1to1マーケティングを実施したい
- チャット形式のフォームで離脱を防止したい
- サービスへの理解不足による解約を防ぎたい
- 社内の問い合わせ対応を自動化したい
- お客様の声を集めて、ニーズに合わせたサポートを提供したい
管理画面では、ドラッグアンドドロップと各種設定のみで、思い通りのチャットボットを構築できます。また、より良い顧客体験を実現するための会話設計や運用開始後の継続的改善など、あらゆる業務・用途に対応してきたカスタマーサクセスチームが伴走します。
13. IZANAI
IZANAIは、クラウドサーカスが提供する全11種からなるマーケティング・営業支援ツールの一つです。1コードをコピペするだけで複数サイトに実装でき、商品数の多いECサイトから顧客が欲しいものをチャットボットで診断し、売上アップや回遊率の向上に繋げられます。
フリープラン(無料)でチャットボットが1つ作成でき、月100CVまでであれば、期間の制限なく無料で使い続けることも可能です。また、同シリーズのMAツールと連携し、チャットボット利用ユーザーがサイトを訪問したタイミングや閲覧したページなどWeb上での行動を可視化できます。
14. hachidori
hachidoriは、国産初の自社開発AIチャットボットです。カスタマーサポートや社内ヘルプデスクの業務効率化からマーケティングまで、さまざまな用途に利用できるチャットボットツールとして、大手企業やスタートアップ企業、自治体などに幅広く導入されています。
7,000以上の開発実績と豊富なノウハウに基づく高いシナリオ設計力で、成果を出すための初期構築をサポート。Q&Aテンプレートの設定やクエリー機能、キャンペーン配信機能など豊富な機能が揃っており、それぞれの機能を組み合わせることで状況に応じて柔軟に対応できます。
15. sinclo
sincloは、Webサイト上のリード獲得課題や、接客DX化・オンライン接客の課題を解決するチャットボット型Web接客ツールです。ゼネラルリサーチの調査では顧客対応満足度・顧客満足度・使いやすさの3部門で1位を獲得しています。
チャットにとどまらず、店頭レベルのリッチなWeb接客を行えることが強みで、サイト訪問者が閲覧しているページを共有して双方向に操作し合ったり、サイトには掲載していない商品資料やカタログ、個別の提案書や見積書などをサイト訪問者に共有することも可能です。
また、sincloは1契約で複数のサイトに無制限で設置でき、タブレット、スマホなどすべてのデバイスに対応しています。
16. BOTCHAN
BOTCHANは、ブランド体験の向上を通じてLTV最大化を実現するBXプラットフォームです。訴求・理解、申し込み決済、アップセル・継続支援(解約防止)など、課題に応じた5つのプロダクトから選べるようになっています。
たとえば「BOTCHAN Engagement」では、解約希望者にチャットフォームで解約理由や本音を引き出し、解決策を提示することで継続を支援します。
また「BOTCHAN AI」は、疑問や不安を抱いているものの何を聞けばいいか言語化できていないユーザーに対し、チャットボット側から聞きたいことを予測して推薦し、質問しやすいUIUXを提供することでサイレントユーザーの購買体験を支援することが可能です。
チャットボットの選び方・比較のポイント
チャットボットの比較・選定ポイントは下記の3点です。
- AIの有無と性能
- AI以外のシステム機能
- サポート体制
1. AIの有無と性能
AIの有無は、導入・運用コストに大きく影響する部分であるため、そもそも搭載すべきかどうかも含めて、チャットボットを導入するうえで非常に重要な選定基準です。
AI搭載した方がよいケース
- FAQ(質問と回答の組み合わせ)の数があまりにも多くて、登録するのに工数がかかる。
- シナリオが複雑に分岐し、パターン化では適切な回答にたどり着けないことがある。
想定されるFAQが50パターン程度で、シナリオ型の対話形式でもユーザーが適切な回答にたどり着けるのであれば、AIの搭載は必須ではありません。AI搭載のコストに見合うリターン(問い合わせの削減や業務効率の改善)が得られるかという観点で検討するとよいでしょう。
また、AIエンジンの性能を評価するうえで重要なのは、適切な回答を導き出すための「精度」と「学習」です。代表的なものに以下のような機能が挙げられます。
- 自然文に対する応答
- 表現の揺らぎ対応
- 類義語の認識
- 質問文のサジェスト検索
- 音声認識AI
ただし、公式サイト上の情報や資料請求のみで、各ベンダーの技術を比較するのは容易ではなく、説明を受けても各社で大きな差を感じないかもしれません。デモ版やトライアルを通して、想定される質問や問い合わせを実際に試して判断することを強く推奨します。
2. AI以外のシステム機能
チャットシステムそのものの機能性も忘れずにチェックしておきましょう。
- チャットボットの応答スピードに遅れがないか
- 有人対応にスムーズに切り替えられるか
- 設置先のブラウザ、アプリ、デバイスごとにデザインが最適化されているか
- 会話の進行中に前の質問へ戻ったり、リセットしたりできるか
- アンケート機能があるか(この回答は役に立ちましたか?など)
チャットボットですべてが解決できるわけではなく、回答できなかった質問の中には即時性が求められるものもあるでしょう。有人対応への切り替えは、AIを搭載しているかどうかによらず、柔軟性を持たせておくことを推奨します。
3. サポート体制
チャットボットは、初期の動作設定やシナリオ作成などの導入準備があります。また、運用開始後も試行錯誤を繰り返して、回答の導線設計やユーザビリティの調整を行っていかなければなりません。
- シナリオはどのようにして作るのか
- そもそも理想的な会話とはどういった流れで構築されるのか
- 何を準備してどのようにAIに学習させるのか
- 回答精度を高めるためのチューニングはどの程度の頻度で行うのか
こういった課題に直面しながら、いきなり自社だけで運用していくのは骨が折れます。チャットボットのスムーズな導入・運用には、有識者によるサポートが必要不可欠です。
また、AIチャットボットの場合は、AIが自社開発かOEMかによっても、サポートの充実度や対応スピードに差が出ることがある点も押さえておきましょう。
チャットボットの導入成功事例
最後に、チャットボットの導入により、売上アップや業務効率化を実現した具体的な成功事例をご紹介します。
事例1. 自己解決の促進でECサイトの問い合わせが7~8割減
スキンケアの企画開発および通信販売を展開する株式会社LIGUNAでは、顧客から電話やメールで寄せらせる問い合わせに似通った内容のものが多く、毎日同じような質問に対応していることに課題を感じていました。
同社は、この状況を打破するために、単純な問い合わせの自己解決を促すことのできるチャットボットの導入検討。さまざまなツールを実際に試して比較検討する中で、使いやすさ・リーズナブルな価格設定・サポート体制に優れた「ChatPlus」を選定しました。
月に60~70件あった「ECサイトにログインできない」「ログインIDがわからなくなった」という問い合わせは、チャットボットにログイン関連のお困り解決を設定してから、月に数件あるかというところまで落ち着いたといいます。
また、チャットボットだけでは解決できなかった人はコメントを残すことができ、その意見を踏まえて日常的にシナリオを改善してきたことで、「解決しなかった」という声もずいぶんと減少しました。
現在は、
- 顧客向けのECサイト
- ECサイトと連携しているLINE
- ECサイトに載せる前のテスト用サイト
- 同社の別ブランドのサイト
- 社内向けのナレッジ・FAQサイト
の5サイトにチャットボットを設置し、フル活用しています。
参考)毎月60~70件のよくあるお問い合わせ「ECサイトへのログイン方法」は、 約80%がチャットボットで解消。現在は一桁台まで減少!|Chat Plus
事例2. 問い合わせのハードルを下げ、件数は対前年で150%アップ
相鉄不動産販売株式会社では、相鉄沿線に住みたい人・相鉄沿線の家を売りたい人に向けた不動産仲介、および中古不動産買い取り再販(リノベーション)事業を行っています。
大半がスマホで物件を探すようになったのにもかかわらず、不動産サイトの問い合わせフォームはパソコン以外での入力には不向きなままで、「スマホから気軽に問い合わせができる仕組みが欲しい」と思ったのがチャットボットの導入を検討したきっかけでした。
同社は、決まった質問事項を入力するだけで簡単に設置できるチャットボット「IZANAI」を導入。物件を内見する一歩手前の情報収集をしたいという顧客のニーズを拾うにもチャットボットは最適だったといいます。
通常は多少の緊張を伴う不動産会社に問い合わせをするハードルが下がったことにより、女性からの問い合わせが増え、 不動産を買いたい方のトータルの問い合わせ件数は対前年で150%ほど増加しました。
参考)不動産でチャットボットを導入し、新しい潜在顧客へのアプローチが可能に|IZANAI
まとめ|最適なチャットボットは導入目的で決まる
本記事では、国内のチャットボットについて、それぞれの特徴や価格、利用レビューとともにご紹介しました。
数多くのチャットボットは、それぞれが想定される業務課題に適した機能で構成されているため、活用シーンによって比較検討の候補はまったく別のラインナップとなります。本記事では、以下3パターンの用途でチャットボットを分類しました。
- カスタマーサポート:顧客からの問い合わせを削減したい(対応業務の効率化)
- 社内ヘルプデスク:従業員からの問い合わせを削減したい(バックオフィス・情報システムなど)
- マーケティング支援:問い合わせを増やしたい(リード獲得・CVR向上)
また、導入・運用コストに大きく影響するAIの搭載是非は、主にFAQの内容や数、回答にたどり着くまでのシナリオ導線によって判断することとなります。導入先の業務体制や課題を明確に整理したうえで、選び方・比較のポイントを参考にぜひ最適なチャットボットを見つけてください。
よくある質問と回答
おすすめのチャットボットを教えてください。
①顧客や社内からの問い合わせ削減、業務効率化
- Chat Dealer AI
- KARAKURI chatbot
- AI Messenger Chatbot
- COTOHA(コトハ)Chat&FAQ
- SupportChatbot
- PEP
- Chat Dealer AI
- RICOH Chatbot Service
- OKBIZ. for AI Chatbot
②リード獲得やCVR向上などのマーケティング支援
- ChatPlus
- KUZEN
- IZANAI
- hachidori
- BOTCHAN AI
- sinclo
各チャットボットの特徴や価格などの詳細、および全16製品の比較表は「チャットボットの比較表」からご覧ください。数あるチャットボットの中から、用途別におすすめを厳選しています。
AI型チャットボットとは何ですか?
AI(=人工知能)を搭載したチャットボットは、ユーザーからの質問に対して、大量の蓄積データを解析して「統計的に最も適切とする回答」を自動で返すことが可能です。質問者による言葉遣いの違いや表記揺れ(たとえば「Excel」と「エクセル」など)にも対応可能で、使えば使うほどログデータを学習し、回答の精度を高めていくことができます。
一方で、AI非搭載のシナリオ型チャットボットは、あらかじめ質問を予測して作成したシナリオ通りに自動で回答します。以下の流れを繰り返して会話が進行するのが一般的です。
- チャットボットがいくつかの選択肢を提示する
- ユーザーの選択に対してチャットボットが回答を返す、または次の選択肢を提示する
AIの有無は、導入・運用コストに大きく影響する部分であるため、そもそも搭載すべきかどうかも含めて、チャットボットを導入検討するうえで非常に重要です。詳しくは、「チャットボットの回答方式は2種類|AI型とシナリオ型の違い」をご覧ください。
データ戦略の立案や施策実行の課題は、データ活用のプロにご相談ください
データを適切に取り扱えるようになれば、自社の課題や顧客のニーズを細かく把握できるようになり、施策の大幅な改善が可能です。ひいては、売り上げ向上や不要なコストの削減が期待できます。しかし、実施に際して、さまざまな課題に直面してしまい、失敗に終わることが少なくありません。
効率的に成果をあげるなら、THE MOLTSにご相談ください。クライアントのさまざまな課題を解決に導いてきた業界歴15年以上のプロフェッショナルが支援いたします。
・GA4とSFAのデータを集約し、レポーティング基盤を構築
・分析や1to1マーケティングへの活用を見越したデータ基盤の構築
・データウェアハウスの導入から運用までを総合的に支援
・CMPツール(Cookie同意管理)を導入し、ユーザー同意のもとデータの取得を実施
・ダッシュボードの設定により、リアルタイムで投資判断や戦略立案が可能な環境を構築
まずは貴社のお取り組み状況についてお聞かせください。データ活用のプロが、「マーケティングへの活用」という観点から成果を出すための最適なご提案をいたします。
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