自分でできるSEO対策|実施するための8ステップと役立つツール
この記事でわかること
- 自分でSEO対策を実施するための手順
- SEO対策を行う際に役立つツール
- 自分でSEO対策を実施する際の留意点
「SEO対策をしたいけれど、何から始めればいいのかわからない」「自社でSEO対策を一から行うことは可能?」
SEO業者に依頼せず自分でSEO対策を実施することは可能ですが、SEO対策には多くの専門知識が必要になるため、全てを自分で実施することは困難でしょう。自分でSEO対策を行う際に大切なことは、できる範囲の施策を適切な手法で行うことです。
また、自社で行うSEO対策は以下のような流れで実施するのがおすすめです。

各ステップでやるべきことを理解して、流れに沿ってSEO対策を実施しましょう。
この記事を読むことで、どのようにSEO対策を実施すればいいのかがわかります。また、SEO対策に役立つツールも紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。
コンテンツマーケティングにお困りではないですか?
コンテンツマーケティングは、適切な運用を行うことで自社の課題解決に大きく貢献する有効な施策です。しかし、そのような戦略設計や運用に対し、課題を抱える企業も少なくないでしょう。
- コンテンツを量産してきたが期待したトラフィックやコンバージョンが得られていない
- 自社のリソースにも限りがあり、手が回っていない
- そもそもどのようなコンテンツを作るべきか、設計段階からアドバイスが欲しい
このようなお悩みは、数々のコンテンツマーケティングで成果実績をあげてきたTHE MOLTSにご相談ください。コンテンツの設計や運用チームの構築、パフォーマンス測定や改善への活かし方など、貴社の課題にあわせて成果を出すためのプランニングをいたします。
SEO対策とは?
SEO(Search Engine Optimization)は、日本語では「検索エンジン最適化」と訳します。その名の通り、Googleに代表される検索エンジンでコンテンツやサイトを検索結果の上位に表示させるための施策です。
検索順位が決まる仕組みは、簡単にまとめると以下のような流れです。

まず、「クローラー」と呼ばれるサイトにアクセスするロボットが、発見済みのページに設置されたリンク情報や、サイト管理者からSearch Consoleを通して得られる情報を介して新たなサイトを発見します。
発見されたサイトはGoogleの検索インデックス(大規模なデータベース)に登録されることで、検索結果に表示されるようになります。つまり、ただサイトを公開するだけでは検索結果に表示されないため、まずクローラーがたどり着けるようにしなくてはなりません。
インデックスされたサイトは、「検索キーワードとの関連性」や「ユーザーに有益か」といった評価をされ、評価が高い順に表示されます。そのため、インデックスされた後はいかにして評価を上げるかが重要になるのです。
SEO対策では、クローラーが回りやすいサイト設計や、アルゴリズムで評価されやすいサイト・コンテンツ作成を行います。
自分で行うSEO対策でおすすめなのは「コンテンツSEO」
SEO対策はいくつもの施策を実施する必要があり、専門的な知識がなくては正しい施策を行えません。そのため、個人で1から10まで全ての施策を行うことは困難です。
もし、個人や小規模な人員でSEOに取り組みたいのであれば、「コンテンツSEO」に力を入れることをおすすめします。なぜなら、SEO対策の中でも、コンテンツSEOは正しいやり方を理解して辛抱強く取り組むことで成果が期待できる施策だからです。
コンテンツSEOは、検索をタッチポイントとしたコンテンツマーケティングです。コンテンツマーケティングはユーザーとメディアを価値あるコンテンツで繋ぎ、ユーザーの興味関心や購買意欲の変化を図るWebマーケティング手法のひとつで、コンテンツSEOはその一部であると言えます。
ただ記事を書くだけでは上位表示達成やその継続は見込めませんので注意が必要です。
- ペルソナの設定
- 競合の分析
- キーワード選定
- 良質なコンテンツの作成
- リライト
次に、SEO対策を行うためのステップを解説しますが、コンテンツSEOに関する項目は特に力を入れてみましょう。
自分でできるSEO対策8STEP
自分でSEO対策を実施する場合、次のような流れで進めましょう。

SEO対策は、以下の2つの領域に分けることができます。
テクニカル領域 | 検索エンジンに正しく評価される施策領域 |
コミュニケーション領域 | 良質なコンテンツをユーザーに届けるための施策領域 |
この2軸からSEO対策を行わなければ、以下のようなリスクがあります。
- テクニカル領域のみ対策:サイトをクローラーが回っても、低品質なコンテンツだと評価されない
- コミュニケーション領域のみ対策:サイトをクローラーが回りにくく、良質なコンテンツを作成しても正しく評価されない
このように、どちらか片方を対策するだけでは不十分なのです。そのため、コンテンツSEOだけでなく、サイト設計などテクニカル領域の対策も行う必要があります。
では、ステップごとに詳しく解説していきます。
STEP1. サイトを作りKPIを設定できるように準備する
まずは、SEO対策を実施するためのサイトを準備します。代表的なCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)であるWordPressでサイトを作成するのであれば、テーマ選びも重要です。なぜなら、クローラーが回りやすい内部構造になっているテーマがあるからです。
一定のレベルでSEOに強いとされているWordPressのテーマには、以下の種類があります。
テーマ名 | 特徴 | 料金 |
---|---|---|
Cocoon | ページ表示速度の高速化や、AMP対応を手軽に行える | 無料 |
Xeory | サイト型とブログ型の2種類のテーマがあるGoogleのガイドラインに沿った内部構造 | 無料 |
STINGER | SEOに関する設定が豊富ショートコードによる多彩な機能が揃っている | 無料 |
SANGO | SEO対策に必要な内部構造を網羅クリック率の計測・収益化機能・ブロックエディター機能が充実 | 14,800円 |
SWELL | わかりやすいHTML構造高速化機能を搭載構造化マークアップ機能を搭載 | 17,600円 |
上記のようなWordPressテーマ間では、大きなSEO評価の差はないと考えられます。そのため、SEOに関する機能ばかりを見るのではなく、以下のようなポイントも重視して選びましょう。
- カスタマイズ性
- テーマのアップデート頻度
- 管理のしやすさ
また、SEOに強いとされているWordpressテーマはあくまでもSEO対策がしやすいだけであり、上記のようなテーマを選べば検索順位が上がるというわけではありません。あくまでもテーマは補助的な機能が搭載されているものと考え、コンテンツの質やサイト設計に力を入れましょう。
サイトを用意したら、Googleの公式ツールである「Google Analytics」と「Google Search Console」を連携させましょう。
それぞれの特徴は以下の通りです。
Google Search Console | どのキーワードで表示されたかの検索パフォーマンスや、インデックス状況などのサイトコンディションを確認できるツール |
Google Analyitics | サイト内でのユーザーの行動や滞在時間など、サイトを訪れたユーザーの行動を詳細に把握するためのツール |
ツールでの効果測定は、連携後からのデータしか見ることができません。そのため、サイトを用意したらすぐに連携しておくことをおすすめします。
Google Search Consoleでは、クローラーがサイトに来ているのかの確認や、クロールを申請してクローラーにコンテンツの存在を知らせることが可能です。またサイト内でインデックスされているページやエラーが発生しているページを確認することができ、サイトコンディションを正しく把握するのに役立ちます。
また、Google Analyiticsでは、以下のような目標の設定をすることもできます。
到達ページ | ページビューやスクリーンビューをコンバージョンとしてカウント |
---|---|
滞在時間 | 最低限のセッション継続時間をコンバージョンとしてカウント |
セッションあたりのページビューやスクリーンビュー | 指定した数よりも多くページやスクリーンにアクセスした場合、コンバージョンとしてカウント |
イベント | サイトやアプリでの操作をコンバージョンとしてカウント |
スマートゴール | AIが自動で目標を設定※Google広告との連携が必須 |
この目標設定を活用してKPI管理を行うといいでしょう。
STEP2. キーワード選定を行う
コンテンツの作成を始める前に、キーワード選定を行います。目指す成果とは何かを考え、市場をリサーチした上でキーワードを選定しましょう。
キーワード選定は、以下のような流れで行います。

①目的・成果からターゲットを明確にする
キーワード選定を行うには、目的や成果をはっきりさせてからターゲットを明確にしましょう。
目的とは、具体的には以下のようなものです。
- 売上の向上
- リードの獲得
- 認知の拡大
サイト運用の目的によって選ぶキーワードは異なるため、はっきりとさせておかなくてはなりません。売上の向上が目的なら「売上高」、リード獲得数が目的なら「リード数」といったように、目的に合わせて成果も設定しましょう。
目的や成果を設定したら、ターゲットを明確にします。コンテンツを届けたい対象が曖昧だったりターゲットが広すぎたりすると、コンテンツのメッセージ性が弱まって成果に繋がりにくくなることもあります。
そこで、キーワード選定を行う前にやるべきことが、「ペルソナ」の設定です。ペルソナとは、ターゲットをより明確にするため、実在するような人物像としてイメージしたものです。

上図のように、年齢・性別だけでなく、職業や年収や居住地などを具体的にイメージしていきます。ペルソナを設定することで、チーム全体で共通のユーザーイメージを持つことができるだけでなく、ユーザーの悩みや課題を発見しやすくし、ユーザー視点で効果的な施策を考えられるようになります。
②関連しそうなキーワードを並べる
「Googleキーワードプランナー」など、月間の検索ボリュームを調べられるツールを活用して自社に関連しそうなキーワードを並べていきます。
検索ボリュームに応じて、下記のようにビッグワード・ミドルワード・スモールワードに分類してください。
ビッグワード | 検索ボリュームが10,000を超えるようなキーワード多くの検索意図やニーズを含む競合が多く難易度が高いビッグワードは「WiFi」「働き方改革」など一語出ることが多い |
---|---|
ミドルワード | 月間検索ボリュームが1,000〜10,000までのキーワードビッグワードとスモールワードの中間の性質を持つ検索上位を獲得すれば、アクセス数のトータルはビッグワードに匹敵する場合もある競合がビッグキーワードほど強くなく比較的検索上位を狙いやすい |
スモールワード | 検索ボリュームが1,000以下のキーワード複数語句やニッチなワードから成り立っていることが多い競合性は比較的低い傾向にある最終的に狙いたい成果に繋げやすい |
検索数が多いビッグワードは競合も多くなります。その分難易度が高くなるため、検索数にとらわれ過ぎず成果に繋げやすいスモールワードも対策しましょう。
③キーワードを実際に検索する
関連しそうなキーワードを並べたら、そのキーワードを検索してみましょう。上位記事の傾向から、ユーザーが何を求めて検索しているのかが読み取れます。
商品の比較やサービスページが上位に表示される場合は、購買意欲が比較的高いユーザーが検索していることが多いことがわかります。
④マストキーワードを定める
次に、マストキーワードを設定しましょう。マストキーワードとは、絶対に1位を取らなければならないキーワードです。
マストキーワードは目的に応じて設定します。例えば、リードの獲得が目的であれば、購買意欲が比較的高いユーザーが検索していると考えられるキーワードがマストキーワードとなります。
初心者が新規でオウンドメディアを始めた場合などは、はじめに5つ程度のマストキーワードを設定してみましょう。その中から1〜2つのキーワードを選択して集中し、成果が得られないキーワードは次のマストキーワードに切り替えるといったように、フェーズを分けて考えましょう。
⑤マストキーワードのコンテンツ構成を作る
取り組み始めるマストキーワードを決定したら、そのキーワードで検索するユーザーが何を求めているのかを上位表示されている記事から読み取りましょう。
読み取った情報から、どのような構成にすればユーザーの課題や悩みを解決できるコンテンツになるのかを組み立て、実際にコンテンツの構成を作りましょう。
STEP3. キーワードを掘り下げる
マストキーワードを定めたら、そこからキーワードを掘り下げてサブキーワードを選定しましょう。
キーワードの掘り下げは、以下のような流れで行います。
① | 骨格から抽出された要素を並べる | マストキーワードのコンテンツの構成から、そこに付随する要素を抽出していく |
② | サブキーワードを選定する | 抽出した要素をサブキーワードとして設定する |
③ | メンテナンスを加味してキーワードツリーを作る | コンテンツの内容が被らないように、キーワードの階層を可視化する「キーワードツリー」を作成 |
①骨格から抽出された要素を並べる
マストキーワードの構成を作成してタイトル案やコンテンツの内容を決めたら、そのキーワードを検索するユーザーは具体的に何が知りたいのか、それと同時にどんな情報があると便利なのかといった要素を抽出しましょう。
例えば、「勤怠管理システム」がマストキーワードである場合、
- 勤怠管理システムとは何か?
- 勤怠管理システムの比較
- 勤怠管理システムのメリット・デメリット
このような要素を抽出できます。
②サブキーワードを選定する
抽出した要素をサブキーワードとして設定します。運用初期であれば、1つのマストキーワードに対し、5~10個ほどのサブキーワードを設定するのがおすすめです。
例えば、先ほどの勤怠管理システムの場合は、以下のようなサブキーワードが考えられます。
- 勤怠管理システム とは
- 勤怠管理システム 比較
- 勤怠管理システム メリット
- 勤怠管理システム おすすめ
- 勤怠管理システム 無料
- 勤怠管理システム 導入
③メンテナンスを加味してキーワードツリーを作る
サブキーワードで作成した記事は、マストキーワードの補足として付け加えられる内容にすると、よりユーザーにとって有益なコンテンツになります。そのため、マストキーワードのメンテナンスを加味してサブキーワードの選定をしていきましょう。
選定した複数のマストキーワードに、同じサブキーワードが重複してしまうケースがあります。そこで、コンテンツの内容が被らないようにするために、キーワードの階層を可視化するキーワードツリーを作成しましょう。

STEP4. サイト設計を行う
キーワード選定が完了し、キーワードツリーも作成できたら、次はサイトの設計や構造といったテクニカルな視点でSEO対策を行います。
やるべき施策は以下の通りです。
サイト構造 | トップページからコンテンツまでの階層を明確に分け、導線をわかりやすいものにする |
構造化データ | Googleにページのテキスト情報やコンテンツ内容を理解させやすくするため、HTMLにコードをマークアップする |
サイト構造
サイト構造、つまりサイト内における階層構造やコンテンツの配置などの構造を考える視点です。
サイト構造で重視すべきなのは「ディレクトリ構造」です。ディレクトリ構造は、TOPページからどのようなカテゴリー分けがなされ、カテゴリーごとにどのような記事が紐づくのかといった設計書のようなものと考えましょう。

もっとも主張したい部分に対し、それぞれのコンテンツで補足的に説明することで、1つのカテゴリー全体がリッチなコンテンツになるように仕上げることが可能です。
マストキーワードのコンテンツをカテゴリーやサービスページに設置し、下階層にサブキーワードを配置してディレクトリ構造を作りましょう。
さらにもう1つ、「トピッククラスター」という手法があります。
トピッククラスターは特定のテーマに関するユーザーの疑問にすべて答える「ピラーコンテンツ」と、連結するサブトピックの役割を持つ「クラスターコンテンツ」で構成されます。

ピラーコンテンツにユーザーが知りたい情報が記載されているクラスターコンテンツをリンクすることで、コンテンツのユーザビリティを向上することが可能です。
このような構造によってピラーコンテンツがトピック全体を網羅するものとなり、検索エンジンによるコンテンツ評価を高めることが期待できます。また同じトピックに属するコンテンツが内部リンクで連結されているため、ピラーコンテンツの検索順位上昇がクラスター全体に好影響を与えるともされています。
そのため、確実に1位を取らなければならないコンテンツはトピッククラスターを意識してコンテンツを用意したり、記事を紐づけたりすることが大切です。
カテゴリーページをコンテンツ形式で制作し、ピラーコンテンツとしてアプローチしたり、同一カテゴリー内に2つ以上のクラスターコンテンツを設置するケースもあります。
構造化データ
ページのテキスト情報やコンテンツの内容をよりGoogleに分かりやすく伝えるために、HTMLにマークアップするコードを構造化データと言います。
用途に合わせてマークアップをすることで、クローラーがコンテンツの内容を認識しやすくなります。すると、ページが評価されやすくなりSEOの効果が見込めるのです。
また、クローラーがコンテンツの内容を理解しやすくすることで、検索結果にリッチリザルトとして表示されやすくなるというメリットもあります。
構造化データをマークアップするには、HTMLファイルに直接専用コードをマークアップするか、「構造化データマークアップ支援ツール」や「データハイライター」などのツールを活用して行います。
しかし、HTMLの知識がなければ、構造化データと言われても何をどうすればいいかわからないでしょう。WordPressを使用しているのであれば、以下のようなプラグインを使用することで手軽にマークアップできるようになります。
ツールやプラグインを活用して、構造化データのマークアップを行いましょう。
STEP5. 良質なコンテンツを作成する
執筆を開始する前に、改めて選定したキーワードでリサーチをかけ、ユーザーニーズを調査します。調査をもとにユーザーが何を望んでいるのか、どのような状態になればニーズを満たせるのかといった「最高の結果」を定義しましょう。
最高の結果が定義できれば、どのような情報が必要なのかがわかり、記事の構成を組み立てやすくなります。
記事の構成ができたら、以下の要素を押さえながら執筆しましょう。
要素 | |
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タイトル |
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ディスクリプション |
|
日付 | 「作成日」と「更新日」の2種類があり、内容の最新性を判断する基準の一つ |
冒頭文(リード文) |
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見出し |
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構成要素 | ユーザーの理解やニーズの順番に即して記事全体を設計する |
文章 |
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画像 |
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主張 |
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引用 |
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監修 | 医療・法務などの高度な専門性が求められるコンテンツや、記事制作者が執筆テーマの業界に精通していない場合、発信情報の整合性を取るために監修を入れる |
記事ページのデザイン | 読みやすさを追求するために、以下のポイントを意識する
|
STEP6. 内部リンクを設置する
内部リンクは、ただ関連度の高いコンテンツのリンクを貼ればいいというものではありません。ユーザーの満足度や利便性を高めるために内部リンクを用います。
例えば、「SEOツール とは」というキーワードで、SEOツールがどのようなツールなのかを解説したとします。その中で実際にどのようなツールがあるのかについて触れた場合、別記事でおすすめのSEOツールを詳しく解説している記事があれば、その記事のリンクを貼ります。
すると、コンテンツを読んでSEOツールに関して理解したユーザーが次に考える、「どのようなSEOツールがあるのか詳しく知りたい」といったニーズを満たすことができるようになります。
ユーザーの課題や悩みをより解決しやすくなると考えられる場合のみ、内部リンクを貼るようにしましょう。
STEP7. 読み込み速度を確認・改善する
コンテンツの読み込み速度も重要です。Googleが2017年~2018年に行った調査によれば、
ページ表示されるまでの時間が1秒から3秒になると直帰率が32%増加、6秒になると106%増加、10秒になると123%増加しました。
またページ表示が3秒以上かかるモバイルページからは実に53%のユーザーが離脱していることがわかりました。
ユーザーが何かを知りたくてさまざまなサイトを見ながら調べている場合、ページの読み込み速度が遅ければユーザーのストレスとなり、離脱してしまう可能性が高まります。そのため、読み込みスピードを上げてコンテンツを最後まで読んでもらえるように対策をするのです。
ページの表示速度は、Googleが提供している「Google PageSpeed Insights」という公式ツールで確認できます。
PageSpeed Insightsでは「改善できる項目」が提示されるので、優先度の高い項目から対応していけば改善することができます。
改善できる項目では、主に以下のようなものが提案されます。
画像を最適化する | ページ上の画像を最適化してファイルサイズを削減 |
---|---|
リンク先ページでリダイレクトを使用しない | 可能な限りリダイレクトの使用を減らす |
HTML/CSS/JavaScriptを縮小する | 不要なデータや重複データの削除使用していないコードの削除短い変数名・関数名を使用するなど |
ブラウザのキャッシュを活用する | ブラウザのキャッシュを有効にし、有効期限を少なくとも1週間、静的アセットや更新頻度の低いアセットについては最大一年間に期間指定する |
サーバーの応答時間を改善する | サーバーのスペック・フレームワーク・メモリ不足などの要因を改善する |
提案の通りに対応して、表示スピードを改善しましょう。
STEP8. メンテナンスを行う
1位を獲得するためには、
- 今のコンテンツに何が足りないのか
- どういう点でユーザーのニーズを満たしきれていないのか
といった視点でメンテナンスを繰り返し、コンテンツを改善していく必要があります。
メンテナンスのやり方の1つに、マストキーワードのコンテンツにサブキーワードで作成したコンテンツ内容を追加する方法があります。例えば、マストキーワードのコンテンツにはサブキーワードのコンテンツの要約を追記し、内部リンクを設置するという方法です。
そうすることで、マストキーワードのコンテンツ内容が充実し、サブキーワードのコンテンツにリンクすることでユーザーの利便性も高まります。
- SEO対策を実施していきたいものの、何からはじめていいかがわからない
- サイトの設計や構造を見直していきたい
- コンテンツSEOの実施・改善を行いたい
SEO対策を全て実施するためには専門的な知識が必要
ここまで自分でSEO対策を実施するステップについて解説してきましたが、あくまでも個人的に行える内容をピックアップしたものです。冒頭でお伝えSEO対策には多くの専門的な知識が必要になるため、全てを自分で行うのは限界があります。
例えば、以下のような内容は知識や経験が必須であるため、SEOに詳しくなければ難しいでしょう。
- KPIの設定や見直し
- 適切なカスタマージャーニーの設定
- コンテンツの質を正確に判断できるか
- どこのメンテナンスをどのようにおこなうか
これらはSEO対策を行う上でも大切な項目です。そのため、可能な範囲は自分で実施しても、部分的に外注を検討することも大切です。
外注形態には、以下の2種類があります。
- 内部設計など特定の施策をSEO会社に依頼する
- 伴走タイプのコンサルティング会社に依頼する
施策を提案して指示を出してくれる伴走タイプのコンサルティング会社であれば、施策の実行には社内の人員も関わることになるので、SEOに関するノウハウや知識も蓄積されるでしょう。
SEO対策に役立つツール
SEO対策を行うためには効果計測が必要です。また、データ収集や分析もしなければならず、ツールの活用は欠かせません。
SEO対策に役立つツールには、以下の種類があります。
種類 | 概要 | 費用目安 | おすすめツール | ツールの特徴 |
---|---|---|---|---|
Google公式ツール | Googleが提供する無料の分析ツール | 0円 | Google Search Console | ユーザーがどのキーワードで検索し、どのように表示されたかなどの、サイトアクセス前のデータを取得できるツール。 |
Google Analyitics | サイト内でのユーザーの行動や滞在時間など、サイトを訪れたユーザーの行動を詳細に把握するためのツール。 | |||
検索順位チェックツール | 指定したキーワードでの自サイトの掲載順位を確認できる | 0円~/月 | AWRcloud | WEBベースで、PCやアプリの起動が不要。手動操作なしで、完全自動で順位チェックできる。 |
GRC | 自社サイト、競合サイトの順位チェックができる。過去の順位変化もグラフで表示される。 | |||
内部対策ツール | 自サイトの階層構造やタイトルやタグ、内部リンクなどに問題がないかチェック | 3万円~/月 | Pascal SEO | ほとんどの分析が自動化、改善点を具体的に指摘してくれるため、作業効率が向上する。 |
DeepCrawl | 先進的なクローラーで、自動でモニタリングができる。 | |||
外部対策ツール | 他サイトからの被リンクの獲得状況を確認できる | 1万円~/月 | Ahrefs | 世界最大級の被リンクデータ量をもとに、最新の被リンク情報が分かる。 |
キーワード選定ツール | キーワードの検索ボリュームや広告出稿状況、サジェストワードを確認できる | 7千円~/月 | Keyword Tool | アカウント作成が不要。無料でも750以上のキーワードを生成し精緻なチェックが可能。 |
MIERUCA | 検索意図の近いキーワードをビジュアルで表示。ユーザーニーズに沿った記事構成がしやすい。 | |||
コンテンツSEOツール | 上記4つの基本機能を備えた統合的なツール | 5万円~/月 | keywordmap | SEM領域で圧倒的なデータ量を保有。網羅的な競合サイトの分析ができる。 |
TACT SEO | 専門知識がなくても、提案される改善策に沿った対応で最低限のSEO対策が可能。 | |||
EmmaTools | 重要なキーワードや改善案を提示してくれるツール。未経験でも高品質のコンテンツ作成が可能。 | |||
SEARCH WRITE | SEOの専門知識がなくても、正しく施策を立て進捗を管理するPDCAを回せる環境が整うツール。 |
Google公式ツールは無料で活用できるので、サイトを作成したらすぐに連携させましょう。他にも、無料プランやトライアル期間があるツールもあるので、使用感や必需性を確認しながらツールを選定してみましょう。
留意すべき5つのポイント
自分でSEO対策を行うのであれば、以下のポイントを理解してから実施しましょう。
- Googleガイドラインを理解しておく必要がある
- 小手先のテクニックに頼ると失敗する可能性が高い
- 効果が出るまでに時間がかかる
- YMYL領域では設計を立てて成果を出し続けることが困難
- 順位のモニタリングやメンテナンスを継続していく必要がある
では、これらの留意点について詳しく解説していきます。
Google検索の基本事項(ガイドライン)を理解しておく必要がある
Google検索の基本事項(ガイドライン)には、どのようなSEO対策を行うべきか、どんなことをすると順位が下落したり検索結果から除外されたりしてしまうかが記載されています。
Google検索の基本事項は、以下の3つで構成されています。
ガイドラインの種類 | 内容 |
---|---|
一般的な基本事項 | Webサイトを最適な状態で検索結果に表示させるための方法 |
コンテンツ固有の基本事項 | 画像や動画など特定のコンテンツに関するルール |
品質に関する基本事項 | Webサイトやコンテンツが検索結果から除外される可能性がある手法 |
特に「品質に関する基本事項」に違反すると、ペナルティを受けて検索結果に表示されなくなる可能性もあるので、SEO対策を始める前に必ず読んでおくべきでしょう。
小手先のテクニックに頼ると失敗する可能性が高い
以前は、被リンクの大量設置やキーワードを不自然に盛り込むなど、小手先のテクニックで上位表示された時代もありました。これらの手法は「ブラックハットSEO」と呼ばれています。
しかし、現在ではGoogleのアルゴリズムがアップデートされたため、ブラックハットSEOを行うとペナルティを受ける可能性が高く、有効な手段ではなくなっています。
現在では「ホワイトハットSEO」と呼ばれる、ユーザーに有益なサイトやコンテンツ作りが重視される傾向があります。そのため、SEO対策方法で解説したような、ユーザビリティを考えたサイト構造やコンテンツSEOが重要になるのです。
効果が出るまでに時間がかかる
SEO対策はすぐに効果が感じられるケースは少ないため、時間がかかるものとして考えておきましょう。コンテンツを公開してもすぐにサイトが評価されるわけではないからです。
また、上位表示されるコンテンツにするためには、何度もリライトが必要になるケースもあります。リライトをする際にも分析が必要になるので時間がかかります。
短期で成果を出そうとするのではなく、中長期的な視点で目標を設定しましょう。
YMYL領域では設計を立てて成果を出し続けることが困難
Googleの検索品質評価ガイドラインでは、「将来の幸福、健康、経済的安定、人々の安全に潜在的に影響を与えるページ」を、YMYL(Your Money Your Life) Pagesと定めています。
例えば、
- 医療に関する情報
- 金融に関する情報
- 法律に関する情報
- 金融取引に関する情報
これらがYMYL領域に該当します。
YMYL領域は検索ユーザーを誤った情報から保護するために、Googleが情報の正確性や信頼性を重視し、厳しい審査基準を設けています。そのためSEOで成果を出すことが難しい領域です。審査結果によっては大幅な順位変動が起こるのもYMYL領域の特徴です。
また、YMYL領域ではE-A-Tが重視される傾向があるため、順位が急落してしまう可能性もあります。
「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」のことで、Googleの検索品質評価ガイドラインで提示されている概念です。
順位のモニタリングやメンテナンスを継続していく必要がある
SEO対策では、順位のモニタリングを継続して行う必要があります。上位表示されているコンテンツも、他社のコンテンツにいつ抜かれてしまうかわからないからです。
また、成果を得られていない記事のリライトや、Googleアルゴリズムのコアアップデートに対応するなど、継続すべきことはいくつもあります。
新たなコンテンツを作成しながらサイト全体をモニタリングし、記事の質やサイト設計の改善を終わりなく続ける必要があることを理解しておきましょう。
リソースが足りない、また予算に余裕がある場合は、SEO対策を外部に依頼するという選択肢も
ここまで、SEO対策を自分で行う場合のステップや留意点について解説してきました。
しかし、冒頭でもお伝えした通り、SEO対策には多くの専門知識が必要になるため、成果を求めるならば全てを自分で行うには限界があります。
例えば、以下のような内容は特に知識や経験が必須であるため、SEO対策に詳しくなければ難しいと言えます。
- KPIの設定や見直し
- 適切なカスタマージャーニーの設定
- コンテンツの質を正確に判断できるか
- どこのメンテナンスをどのようにおこなうか
予算の都合もあるためすべて外注を依頼するのが難しい場合もあるでしょう。しかし、可能な範囲は自分で実施した上で、部分的に外注を検討することも視野に入れることが大切です。SEO対策に関わる業務のうち、何を自分たちで実施できるか・専門家に頼るべきところや知見がないところは何かを見極めるようにしましょう。
具体的には、下記のようなケースに当てはまる場合、SEO対策の一部を外部に依頼することをおすすめします。
- SEO対策をしているものの、成果に結びついていない
- SEO対策に対して専門的な知識がある人材が社内にいない
- SEO対策の知識はあるが、苦手な分野がある
- 社内でSEO対策に割けるリソースが枯渇している
SEO対策を外部に依頼する場合、以下2つの選択肢があります。それぞれ得意とする対策が異なりますので、自社課題と照らし合わせて相談先の目安にしてください。
SEO対策を外注する2つの方法
利用に適したケース | |
内部設計など特定の施策を依頼する | ・一部施策のみ、プロの知見を借りたい ・SEOで評価される内部構造を熟知した社員がいない ・記事の質は良いにも関わらず、上位表示されない ・自社のドメインをSEOに強くしたい |
伴走タイプのコンサルティングを依頼する | ・SEOの知識がある社員がおらず、何からすればいいのかわからない ・自社だけでSEO対策を内製化したい |
特定の施策を依頼する場合、社内で知見のある分野は自社で行い、リソースやノウハウ不足の分野を外注するという活用になります。
例えば、客観的に見てもクオリティの高い記事を制作しているにも関わらず、上位表示されていないケースだと内部設計の再構築が必要であると考えられます。
しかし、内部設計は知見がない限りサイト改修を行うことができません。この場合は、内部設計の部分を外注し、記事制作は自社で行うといった手法を選択することができます。また、そもそも本当に記事の品質が良いのか?をコンテンツのプロフェッショナルに確認をしてもらうことも有効でしょう。
そもそも何から取り組めばよいか分からなかったり、将来は自社だけでSEO対策を完結したい、と思っている企業担当者の方へは、伴走型のコンサルティングを行ってくれる外注先を選ぶことをおすすめします。
先ほどお伝えした内部設計など一部施策を単発で依頼する場合と比べて、社内にノウハウが蓄積できる点が大きなメリットとなります。
コンサルティング支援の契約中には、月額のランニングが発生するものの、SEO会社に都度依頼する場合と比べると総額費用が安く済むケースも多くあります。
社内に蓄積されたノウハウを別のプロジェクトに展開することもできますし、その際にコンサルティングの会社との信頼性を築けていれば、スタートダッシュを図るための伴走コンサルティングを別件で依頼することもできるでしょう。
まずは自社の課題やリソースを鑑みて、自社に合った外注先を選ぶことをおすすめします。
信頼できるSEO会社を選ぶ5つのポイント
SEO対策を外部に依頼するとしても、日本国内で「SEO対策ができます」と謳っている会社は膨大な数が存在します。
例えば「SEO対策 会社」と検索してみると、実に約14,800,000件もの検索結果が表示されます。
もちろん、これらが全てSEO対策を行っている会社ではありませんが、多くの選択肢があるのは事実です。その中には残念ながら信頼して任せられるクオリティではない会社も含まれています。
信頼できる会社を選ぶ絶対的な基準は存在しませんが、SEOがGoogleの理念に沿って行うべきである以上、Googleの考え方を押さえておいて間違いはありません。Googleが推奨している「SEO会社を選ぶポイント」を詳しく見ていきましょう。
Googleは、SEO会社との面談時に、以下の質問をすることが効果的であるとしています。
※引用:Google検索セントラル|SEO 業者の利用を検討する
- 過去の作業のサンプルと成功事例をいくつか紹介してもらえるか
- Google 検索の基本事項に準拠しているか
- オーガニック検索に役立つオンラインマーケティングサービスやアドバイスを提供しているか
- どのような結果が期待されるかと、その日程、成果を測定する方法
- 同業種での実績
- 該当する国や地域での実績
- 外国語サイトの開発経験
- 最も重視しているSEO技術
- 創業年数
- 連絡方法。サイトに加えたすべての変更に関する情報、およびアドバイスの内容に関する詳しい情報とその理由を伝えてくれるかどうか
- SEO業者があなたの会社とビジネスに関心を持っているかどうか
上記の中から、特に重要な項目をピックアップし「信頼できるSEO会社を選ぶポイント」として解説します。
1. 過去の作業のサンプルと成功事例を紹介してもらえるか / 同業種での実績はあるかはあるか
SEO会社の信頼性を図るうえで、、成功事例の確認は最重要です。SEOに絶対はありませんが、少なくとも「SEOで成功した例がない」会社に依頼する意味はありません。また、成功事例の成果だけでなく、具体的に、どのような施策をどういった意図で行ったのか等のプロセスも確認することをおすすめします。
また成功事例の中でも、同業種での実績を確認することも重要です。自社に近い業界や状況の企業事例を知ることで、施策やその会社の強みについて具体的にイメージすることができます。
また、その同業種の実績を「どのように行ったのか?」「どのくらいの期間がかかったのか?」など深掘りして聞くことにより、自社で行った際にも再現性があるのかどうかを判断しやすくなります。
2. Google 検索の基本事項に準拠しているか
SEO対策は、言い換えるとGoogleの検索エンジンに対する対策です。そのためGoogleが公開しているGoogle検索の基本事項について、SEO会社は理解しておく必要があります。
検索スパムと判断されるような施策を行っていないか、自演リンクなどの手法に手を出していないかのスタンスを確認しておきましょう。
SEO会社の理解度を確認する方法として有効なのは、過去の作業例や提案サンプルを確認することです。作業サンプルを確認すれば、Google検索の基本事項を理解している会社なのかも判断しやすいでしょう。
3. 上位表示した後の事業成長につながるアドバイスをしてくれるか
SEO対策は、情報提供側の「サイト」と検索者側の「ニーズ」が合致することで成果を発揮します。
いくつかのキーワードで上位表示を達成できたとしても、自社の売上につなげることができなければ、事業成長に繋がらず、取り組む意味はありません。
そのため、上位表示をさせた後の施策の展開まで、俯瞰してアドバイスしてくれるかどうかを確認しておく必要があります。
4. 成果が出るまでのスケジュール予測や測定方法を提示してもらえるか
SEO対策は短期間で効果を発揮するものではなく、継続的なメンテナンスを前提とした中長期的な施策として位置づけられています。しかし、時間がかかるからといって成果が出るまでのスケジュール感を提示しない会社は信頼できません。
必ず、
- どのような施策を行っていくのか
- どのくらいの期間がかかるのか
- どのような成果を見込むことができるのか
- 成果を測定する具体的な方法
を確認しておきましょう。
また仮に、スケジュール通りに進まない、イレギュラーな場合の対処例なども確認してみると、その会社の柔軟性やレベル感を測ることができます。
5. 自社のビジネスに関心を持っているか
SEO会社があなたの会社そのものやビジネスに関心を持っているかも重要です。なぜなら、SEOは一朝一夕に施策が成功することはなく、考え抜き実行し続けない限り、成果に結びつかないからです。仮に、クライアントのビジネスに関心を持たないSEO会社では、ヒアリング不足で、浅くて本質的ではない提案をされる可能性があります。
Googleでは、クライアントのビジネスに関心を持っている会社であれば、以下のような質問をしてくるはずだと、質問例が掲載されています。
※引用:Google検索セントラル|SEO業者の利用を検討する
- お客様のビジネスやサービスを特別で価値のあるものにしているのはどのような点か?
- 対象顧客はどういった人々か?
- お客様のビジネスはどのような方法で収益を上げているか、また、検索結果をどのように活用しているか?
- 他にどのような広告チャネルを使用しているか?
- 競合相手はどこか?
3.の項目で挙げた「上位表示の後まで考えて提案してくれるか」についても同様で、例えスキルがあってもビジネスに対する理解や関心がなければ十分な提案は見込めません。自社サービスや現状について質問してこない会社は避けた方がよいでしょう。
まとめ|自分でSEO対策を行うならユーザーのことを考えたサイト・コンテンツ作りが重要
SEO対策は、検索エンジンでコンテンツやサイトを検索結果の上位に表示させるための施策です。簡単に言うと、クローラーがたどり着きやすいサイト設計や、評価されやすいサイト・コンテンツ作成を行います。
自分でSEO対策を行う流れは以下の通りです。

これらの施策を実施し、ユーザー視点で見たときに利便性が高く有益なサイト・コンテンツを作成しましょう。
SEO対策では、データ収集や分析が欠かせません。無料で活用できるGoogle公式ツールをはじめとするさまざまなツールがあるので、必要に応じて導入しましょう。
自分でSEO対策を行う前に、以下のポイントを理解しておきましょう。
- Googleガイドラインを理解しておく必要がある
- 小手先のテクニックに頼ると失敗する可能性が高い
- 効果が出るまでに時間がかかる
- YMYL領域では設計を立てて成果を出し続けることが困難
- 順位のモニタリングやメンテナンスを継続していく必要がある
これらを理解していないと、SEO対策で充分な効果を得られない・順位が下がってしまうといったリスクがあります。
SEO対策はGoogleガイドラインを理解し、正しい手法で実施しましょう。
よくある質問とその回答
SEO対策で成果を上げたいのですが、どのようにすれば良いですか?
SEO対策で成果を上げるためには、目的・KPIの明確化、戦略設計、運用、改善を繰り返していく必要があり、長期に渡って継続できる運用体制が必要です。
SEO対策を新たに始めたい、今行っているSEO対策を改善したいという担当者様に、MOLTSでは成果にこだわったSEO対策支援を提案しております。
まずは一度「オウンドメディアの支援内容」をご覧ください。
自分でできるSEO対策を教えてください。
個人や小規模な人員でSEOに取り組みたいのであれば、「コンテンツSEO」に力を入れることをおすすめします。SEO対策の中でも、コンテンツSEOは正しいやり方を理解して辛抱強く取り組むことで成果が期待できる施策だからです。
詳しくは「自分で行うSEO対策でおすすめなのは「コンテンツSEO」」をご覧ください。
コンテンツマーケティングの戦略設計や運用は、プロにご相談ください
コンテンツマーケティングは自社の課題解決に導く有効な手段ですが、期待する成果を出すためには、徹底したターゲット理解や、タッチポイントにあわせた最適なコミュニケーション設計、そして有益なコンテンツの提供が欠かせません。
専門性の高いノウハウや、なにより実行しつづける組織体制が最も重要です。 事業成長やマーケティング成果のためのコンテンツマーケティングを検討されている方は、ぜひTHE MOLTSにご相談ください。数々のプロジェクトで成果を上げてきたプロフェッショナルが、貴社の事業成長を支援いたします。
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