「どうしたら大きな成果を出せるの?」という素朴な疑問に対する回答
THE MOLTSに入社してしばらく、不思議に思っていることがありました。
・オウンドメディアが数億円の利益創出に貢献しているプロジェクト
・ゼロから年間数万件のBtoBリードを生み出しているプロジェクト
・100億円以上の売上を1週間で創出しているプロジェクト
などなど、「すごい」と感じるプロジェクトが社内にゴロゴロ転がっていたんです。開示できない情報も含めると、本当にたくさんあります。小さなデジタルマーケティング支援会社である弊社が、客観的に見ても「大きな成果」をガンガン生み出していたのです。
「どうしたらこんな大きな成果を残せるんですか?」
と代表に当時聞いてみたところ、こんな回答が返ってきました。
「目の前の小さな仕事をやり切る。成果を出す。これをただひたすら繰り返しているだけ」
大きな成果は、小さな仕事から生まれる
たしかに、先ほど挙げたような大きな実績は、最初から「数億円の利益を生み出してほしい」とクライアントから相談がきたわけではありません。お問い合わせ内容はあくまで「オウンドメディアの立ち上げを手伝ってほしい」「広告を手伝って欲しい」「組織がうまくいってないから解決してほしい」というものでした。
まずは目の前のゴールを達成すべく必死に行動して、成果を出す。すると「次はこんなゴールに向かってチャレンジできたらおもしろいですね!」という新しい世界が見えてくる。
クライアントも弊社も、最初から壮大なゴールを描いていたわけでは決してありません。目の前のゴールを達成し続けるなかで、見える景色がどんどん変わって、徐々にゴールが大きくなっていったのです。
仕事への向き合い方は、行動に現れる
大きな成果を出しているプロフェッショナルたちはみな「目の前の小さな仕事をやり切っている」と気づかされてからは、私も「とにかく目の前の仕事で成果を出そう」と、全力で取り組んできました。
「クライアントの数字を伸ばすためにはどうすべきか」をつねに考えているからこそ、次なる一手のアイデアがたくさん思い浮かぶようにもなりました。そのおかげか、クライアントから「どんな相談であっても永田さんからはすぐに回答が返ってくる、すぐに動いてくれる」とご評価いただくことが増えたように思います。
また、 “思うように成果が出なかったとき” のプロフェッショナルたちの行動にも、学ぶものが多くあります。
いくら業界のベテランであっても、100発100中で成果を出せるわけではありません。「いざやってみると思ったほど数字が伸びない」なんてことはよくあります。こうした状況を打破するためには、挽回策を考え抜き、アクションし続けるしかありません。
活躍するメンバーは、成果が出なかったことに真摯に向き合い、迷惑をかけた人がいるなら頭を下げ、次のアクションを考え実行し続けます。自分のプライドよりも、ゴールの達成を重んじます。
このとき、いままでのやり方を変えられず、成果が出なかった原因を自分の外におき、目の前の小さな仕事から逃げ出してしまえば、きっと一生大きな成果は生み出せないでしょう。
目の前の仕事をやり切っている人に、チャンスは味方する
「クライアントの信頼を勝ち取る方法」といったテクニック論をたまに見かけますが、私はこの表現にどこか違和感を覚えます。なぜなら信頼は勝ち取るものではなく、結果としてついてくるものだと思うからです。
「信頼」は、目の前の仕事をやり切って、クライアントと一緒に掲げたゴールを達成したときに初めて生まれます。そして「この人なら次なるゴールの達成にもコミットしてくれそう」という期待感が、新たな仕事の機会をもたらしてくれます。
また、チャンスは降ってくるだけでなく、自ら掴みやすくもなります。
信頼しているパートナーから「プロジェクトはこれにて終了ですが、引き続きこんなお手伝いもできますよ」なんて言われたら、「ぜひ提案してほしい!」という気持ちになりますよね。逆に信頼関係のない人からいくらアピールされたとしても、仕事を依頼しようとは思わないはずです。
このように、目の前の仕事をやり切っている人に、チャンスは味方をします。
だからこそ、その昔私が周囲のプロフェッショナルから教えてもらったように、後輩たちには「目の前の仕事に本気で向き合おう」と声を大にして伝えたい。目の前の仕事を軽んじることなく、まずはやり切ってみて、その先に見える景色をぜひ見てほしいと、心から思っています。
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