「結果が想像できる道ではなく、想像できない道に進みたい」私がMOLTSにいる理由|海老澤里沙
グラフィックデザインやWeb/DTPデザイン制作、アプリUI/UX設計、クリエイティブディレクションなどをフリーランスで受注する傍ら、メディア系企業・クリエイティブコンサルティング企業で働く“二足のわらじ”(兼業)のスタイルでキャリアを歩んできた、海老澤里沙。
MOLTSと出会ったのは、2018年9月のこと。業務委託として関わり始め、同年11月に正式入社した。彼女のこれまでのキャリアを考えれば、正社員ではなく、フリーランスになることも難しくなかったはず。それでもなぜ、彼女はMOLTSで働き続けるのか——。その理由に迫る。
「まるで、動物園のよう」。さまざまな分野に精通したプロが集まる場所——それがMOLTS
——MOLTSに入社した経緯を教えてください。
MOLTSを知ったきっかけは、知人の紹介です。当初は正社員ではなく、業務委託を希望していました。というのも、そのとき、すでに別の制作会社から内定をいただいていたので、がっつり関わるというよりは、制作会社で働きながらお手伝いをするくらいの感覚だったんです。
前職、バックオフィスとして働きながらフリーランスとしてWebマーケティングやクリエイティブ制作回りの仕事を請け負っていたように、私はこれまで社会人になってからずっと、“二足のわらじ”でキャリアを歩んできました。そのため、すでに内定があった制作会社とMOLTSの兼業で仕事をしたいと考えていたんです。
ただ、1カ月間、業務委託として仕事を手伝っていくうちに、MOLTSで働くことがとても魅力的に思えてきた、ある感情の“変化”がありました。それは、刺激的な環境でいろいろなことにチャレンジができそうだと感じたこと、何より自分自身がより成長できそうだなと思えたことです。
会社についてより詳しく知りたいと思った私は、MOLTSのグループ会社でデジタルマーケティング領域のエージェンシー事業を行うSTAUTの代表である松尾から、そもそもMOLTSがどういう会社なのか、MOLTSはどんな働き方なのかなど、説明を受けることにしました。業務委託の1カ月間で何となく理解したつもりではいたのですが、正社員として働くのであれば、あらためてきちんと理解したいなと思ったんです。
しかし、役員陣との話し合いを続けて会社概要はよくわかったのですが、実際に働いてみてどうか……といったところまでは深くイメージができませんでした。それだったら、いっそのこと、MOLTSにジョインしてみようと。その後、内定を辞退し、正式にMOLTSへジョインすることを決めました。
——特にMOLTSが魅力的だなと感じた点を教えてください。
さまざまな分野に精通したプロフェッショナルが在籍していること、そしてその環境下に自分の身を置いたときに相乗効果を発揮するためにはどのようにすればよいのかを考えながら仕事が進められることです。
MOLTSって、いい意味で本当に同じタイプの人がいないんですよね。それって、何だか動物園みたいだなと思っていて(笑)。
動物園ってライオンがいたりシマウマがいたりリスがいたりと、たくさんの動物がいます。でも、そこにいる全ての動物が“主役”になれる存在で、誰一人、脇役になることはありません。それが、MOLTSによく似ている気がしていて。そんなメンバーたちと一緒に働けることに、喜びを感じます。
当初MOLTSという組織自体が、ギルド型の組織なのかなと思っていたんです。あくまで“個”が主役でありそれぞれが独立して仕事をすることが大前提で、必要に応じてメンバーをアサインしながら案件を進めていくものだと思っていました。
ですが、実際に働いてみると、個の活躍というよりも、それぞれの得意分野を持ったプロが集まり“チーム”としてどのようにクライアントの成果に貢献できるかを考えていくことを重要視していることがわかりました。
そのためには、クライアントに対してはもちろんですが、メンバーに対しても、自分がそのチームに入ることによりどのような貢献ができるのかを行動として示していかなければいけません。そういったメンバーと本気で仕事をすることで自分のレベルも上がっていくので、自分自身の市場価値をより高められる場所はMOLTSにしかないと思っています。
また集まったメンバーは皆、冷静な判断力を持ち合わせている一方で、狙った獲物は絶対に逃さない野生的な本能も持ち合わせている人たちが集まっているので、毎日がとてもエキサイティングです。
お互いを刺激し合えるプロ同士だからこそ、クライアントへの価値提供を最大化することができる
——入社して約半年が経ちましたが、振り返ってみていかがですか?
MOLTSには、デジタルマーケティング領域のエージェンシー事業を行うSTAUTと、オウンドメディアマーケティング領域のエージェンシー事業を行うKRAFTの2社があります。私は、MOLTS全体のバックオフィスを担当しつつ、STAUTでWeb制作領域のデザインやコーディング、またUI/UXの改善やコンサルティングなどを担当しています。
まだ入社して半年ということもあり、KRAFTにどのような案件があるのかなど詳細を把握しきれていないのですが、話を聞けば聞くほど「自分はこういうカタチで関われるな」といった気付きがあるんですね。
MOLTSは全員が独立採算であること、一人ひとりが自分で収支の組み立てをしています。また、「社内売買」という考え方があり、クライアントの成果を生むために必要であれば、社内メンバーを“パートナー”としてアサインできます(社内メンバーであってもパートナーなので売上が発生する仕組み)。
そういった独自の仕組みを持っている組織だからこそ、他のメンバーとの関わり方を常に考えます。仲間でもあり、お客さんでもあるわけですから。
お互いが刺激し合える存在であるからこそ共にプロジェクトを進め、クライアントへの価値提供を最大化していけるのだと思います。
MOLTSにいるのは、皆が自分のスキルに自信を持って仕事をしているメンバーです。だからこそ、自分自身も「もっとこうしていきたい」「こうすべき」といった改善点が見えてきますし、プロフェッショナルな他のメンバーと仕事をすることで、自分のプロフェッショナルさにも磨きがかかる環境が、MOLTSにはあると感じています。
——独立採算制に不安を感じることはありませんでしたか?
多少の不安はありました。ですが、もともと私自身半分フリーランスのような働き方をしていたので、自らの数字を自分自身で管理することについての抵抗はありませんでした。むしろ、もらえる報酬が自分で組み立てた“売上総利益”で決まるのは、合理的だと思いますし、とてもいい制度だなと。サボったらその分、数字に直結しますからね。
一方で、自分の価値をどう提供すればよいかわからず、一人で考える時間が多くなってしまうといった苦しい時期もありました。それは、MOLTSに入社したばかりの頃です。
ただ、私自身はデザインやコーディングといった視覚的に表現できるクリエイティブ領域でのわかりやすいスキルがあったため、比較的自分の価値を社内やクライアントに伝えやすい状況でした。MOLTSは、社外もそうですが、先ほどお話ししたような「社内売買」という仕組みを利用し、社内で売り上げを立てることも可能です。
クライアントを抱えているメンバーも多かったので、まずは社内のメンバーから案件を獲得しようと思い、社内でのリレーション構築に注力しました。自分が何者でどのような価値提供ができるのかを、他のメンバーに共有しました。その結果、他のメンバーがクライアントを紹介してくれたことで、徐々に数字の組み立てができるようになりました。
今後は、もっとデータドリブンなUI/UX設計を軸としたコンサルティングができるようになりたいと思います。そして、自らの成長を他のメンバーにどのようにして還元していくかを考えながら、クライアントの価値提供につなげていきたいですね。
MOLTSはわからないことだらけ。だからこそ楽しいし、突き進めばもっと面白いことが待っていると思える場所でもある
——この半年で、MOLTSの理念「美味い、酒を飲む。」を実感した経験はありましたか?
まだ、本当の意味で “美味い酒” は飲めていないと思っています。
ただ、少なからず美味い酒が飲めたなと思えた案件があります。LP制作の案件だったのですが、クライアントが私の制作物に対して非常に満足してくださったんです。その後、他の部署の方を私につないでくださり、新規の案件につながりました。最初は、STAUTの他のメンバーを通じて獲得した案件だったのですが、“自らの力”で新規の案件を紹介していただけたことがとてもうれしかったです。
クライアントにとっても美味い酒が飲めたからこそ、「また美味い酒を飲みたい」と思って依頼してくださったと思うので、非常にありがたいことだなと思っています。
そして、これからさらに美味い酒を飲む経験をするためにも、もっともっと自分発信で案件を獲得し、仕事の幅を広げていく必要があると感じています。今はまだ種まきのフェーズだと思っているので、花を咲かす努力を惜しまず、一歩一歩進んで行きたいです。
——あらためて、MOLTSに在籍し続ける理由を教えてください。
結果が想像できる道と、想像ができないような困難な道があったとします。そんなとき、私は後者を選びたいと思うんですよね。
たとえそれが苦難続きの死ぬような思いする道だとしても、その選択は決して失敗ではありませんし、乗り越えられるスキルが身につくまでは逃げたくないです。
MOLTSに入社する前は、フリーランス1本でやっていくことも考えました。しかし、何となく“結果が想像できる道”のように思えたんです。それよりも、“想像ができないような困難な道”に進みたいと思いました。それが、私にとってのMOLTSでした。
MOLTSにいるメンバーは、誰一人としてずっと同じところに立ち止まっているような人はいません。新しいクライアントとの取り組みがはじまったり、組織に新しい仲間が加わったりで、どんどん変化し続けています。
MOLTSの“これから”がどうなるかなんて、想像もつかないんですよね。でも、それがMOLTSのいいところであり、“らしさ”でもあります。むしろ、今後もわからないことだらけのMOLTSであってほしいなと思います。
そして、そんな面白い環境で常に全力で進んでいくメンバーと本気で向かい合って仕事をしていきたい。それを突き詰めていったら、もっと面白いことが起きるんじゃないかとわくわくしています。
著者情報
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