これまでMOLTSに関わってくださった、
また私たちを知ってくださっている全ての方へお知らせいたします。
デジタルマーケティングカンパニーMOLTSは、2023年9月4日に新たな子会社『THE MOLTS』を創業しました。それに伴い、MOLTSはフロントから離れ、コーポレートサイト・名刺・会社概要資料など、これまでMOLTS名義だったものがTHE MOLTS名義へシフトします。
なお、業務機能をはじめ、契約や口座等は徐々に変更をさせていただきます。また、MOLTSグループの他子会社との取引等に関しましても、一部変更をお願いすることがございます。ご迷惑・お手数をおかけいたしますこと、心よりお詫び申し上げます。
変える理由
もっと、
美味い酒を飲むために。
提供するのは「手段でなく成果」。私たちは設立から7年半の間、約500社のクライアント、750を越すプロジェクトに参画し、4,000億円以上(※概算データ)の売上創出に関わりました。30人未満の組織でも、成果を出すことで対価をいただき、MOLTSグループ全体として業績を伸ばすことができました。
- コロナで業績悪化した状況に柔軟に対応し、業績回復だけでなく拡大し、年1,000億以上の売上を創出する
- 未経験者がオウンドメディアを立ち上げ、グロースさせ、年商数十億を超える売上貢献する部署を創出する
- テレアポが中心だったBtoB企業に、ゼロからマーケティングチームを作り、数年かけて年に数万件のリードを創出する
など、徐々にですがインパクトのある数字で語れる実績も生まれ、数々の「美味い酒を飲めるような体験」をしてきました。
ただ一方で、もっと多くの人たちと、もっと美味い酒が飲みたい。そう思った時に、このままでいいのか?という思いが募るようになってきました。
- 年商数百億円の企業の赤字状態を、V字回復させ、成長曲線を描くようになった
- 誰にも知られていない素晴らしいプロダクトが、日本中で使われるようになった
- 市場規模1兆円を超える業界のシェアNo.3の企業が、5年でNo.1になった
こんなシーンをまだ生み出せていない。
MOLTSとして、でなく、業界としてインパクトが出るであろうプロジェクトを受けられていないし、今受けることがイメージできない。
これまでMOLTSが得意としてきたデジタルマーケティングの領域だけでなく、もっと総合的に、もっと支援できる幅と規模と質、すべてを高めていかないといけない。そう考えると、これまでの土台や仕組み、やり方では限界がある、と。
そのため、MOLTSグループ全体を大きく変えて新たなスタートを切ることにしました。その明確な変化を表すのが、冒頭でもお伝えした「新設した会社を中心にする」ことと、「フロント企業をTHE MOLTSに変える」になります。
ただフロント企業を変えるだけでなく、大きく経営全体の仕組みやあり方も変えていきます。
変わらないこと
永遠に変わらない、
3つの「らしさ」
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言われ仕事でなく、美味い酒を飲むための仕事をする。
何をするかも決めず、ただ「美味い、酒を飲む。」という理念だけをつくり、MOLTSは創業しました。何の事業をするかや、どう儲けるのかよりも先に、どうすれば美味い酒を飲めるような体験ができるのか。そのためにはどういう仲間が必要なのか、制度としてどうあるべきかなど、あくまでも理念が先にあります。クライアントやユーザー、メンバー、パートナーと美味い酒を飲むために私たちは存在する。その根底の価値観は変わりません。
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手段ではなく、成果を提供する。
美味い酒を飲む時はいつだって、プロジェクトが成功した時です。創業から一貫して、私たちが「手段でなく成果の提供」を念頭に置いてきたのは、プロジェクトの成功は何かしらの成果の上に成り立つことが多いからです。したがって、顧客を支援しようが、自社で事業をつくろうが関係なく、これまで掲げ続けてきた「Result Driven.」ー、何事も成果を軸として考える私たちのスタンスに一切の変更はありません。
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自社の業績は、
成果ではなく対価ベースで考える。業績は魔物です。経営の意思と、各人のプロジェクトに対する理想的な姿勢に相反する瞬間を生むからです。正直、業績を追いかけたくなる時期もありましたが、これまで顧客の支援事業における業績目標は一切掲げず、あくまでも「お金は対価としていただくもの」という根底の価値観を大切にしてきました。そのための仕組み、そのための考えを徹底すること、対価をベースにした価値観は今後も変わることはありません。
変えること
さらなる高みを目指すための、
6つの変化。
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メンバーのレイヤーを分離。
これまでのMOLTSはマネジメントをしないことを前提として、全員が一律の価値基準の中で動いていました。ただしそれは、入社してくれた人の可能性を潰してしまったり、プロジェクトの幅を狭めたりすることになる要因でもありました。そのため、プロフェッショナルとプレイヤー、二つのレイヤーにメンバーを分離。プロフェッショナルはこれまで通り、プレイヤーはプロフェッショナルのマネジメント下で行動するようにしていきます。もちろん、プロフェッショナルがマネジメントしたくないと言えばそれまでであり、強要はしません。また、プレイヤーを随時プロフェッショナルに引き上げていきます。
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無駄な制約は設けず、
プロフェッショナルの意志を尊重。会社としての仕組みやルールは、組織としての統率力を高める一方で、一人ひとりの行動や可能性を制限する要因にもなり得ます。THE MOLTSではそれらを撤廃し、子会社の設立・採用・事業創出などの意思決定を各プロフェッショナルの裁量に委ねることにしました。ノルマも課さず、計画の提出も求めませんが、仲間の刺激になってるかどうかを相互に厳しく見ます。プロフェッショナル同士が高め合えるカルチャーをつくるための変化のひとつです。
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ヒエラルキー型から分散型にし、
輪を広げる。これまではトップがいて、その意志に沿って動くヒエラルキー型組織の要素がどうしても残ってしまっていました。これからはガラリと変え、分散型組織として、それぞれのプロフェッショナルが自由な発想や意志を持って動くことを求めていきます。THE MOLTSがプロフェッショナルに対して求めるのは、自由な発想や意志を持った上で美味い酒を飲むこと、その上で誰が一番美味い酒を飲めるのかを追求すること、これだけです。そのためにも、会社としてプロフェッショナルがこれまで以上に自由に動ける体制づくりを強化していきます。
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人事制度も、報酬形態も、もっと自由に。
これまでのMOLTSでは、バックオフィスメンバーや新規事業メンバー以外は、全員が個人単位での独立採算で動き、得られた対価に応じて報酬が増すようにしていました。しかしプロフェッショナルの自由意志を尊重するため、このルールをなくしプロフェッショナル、プレイヤーともに報酬のかたちを個人で自由に選択できる仕組みに変えます。プレイヤーに関しては、成果ベースだけではなく工数などで管理することもあり得ます。
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投資対象の自由化。
これまでは、MOLTSに利益を集め、その利益をもとに投資先を決めてきました。しかしこれからは、プロフェッショナルの報酬比率を高め、それぞれが投資する価値があると思える事業に投資できる仕組みへと変更しました。自社にエンジェル投資家のようなメンバーが複数いる状態をつくり、これまで以上にシビアに、かつ協力しやすい体制をつくります。
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サポート機能の
独立採算化。これまでバックオフィス、採用、広報などコーポレート機能への報酬は、グループ全体で得られた収益から必要な分を支払っていました。これからは、完全に独立採算として、THE MOLTSが発展した分のリターンを得られる構造へと変更。コーポレート機能のバリューを明確化し、どのようにTHE MOLTSを発展させていくのか、をミッションとして背負うようになります。
THE MOLTS 代表メッセージ
後悔しない物語を作るために、
純粋に全員で
高め合うことを選んだ。
MOLTSからTHE MOLTSへ全ての機能をシフトさせ、これまでのあり方自体を大きく変えることにしました。
各人の自由意志を限界まで尊重した結果、THE MOLTSはそれぞれの意思次第で伸びもするし、シュリンクもするようになりました。経営者としてコントロールできることがほぼなくなりました(笑)。ただ、どうしようもないほどシュリンクをしてしまったら、それはそういう物語だったんだろうと思えるくらい、自分たちらしいあり方だとも思っています。
一人でも年間数千万円の売上総利益を作ることができ、当たり前に心地よく生きていくことができる。そんな奴らが、それでもTHE MOLTSでやる意味とは何なのだろうか。
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それは
同じ価値観を持つ仲間と、プロジェクトや事業に挑めること
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それは
仲間と切磋琢磨する中で、お互いに高め合うことができること
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それは
今よりも未来、互いに成長した仲間とより美味い酒が飲めること
言語化するとシンプルですが、それらをどこまで高めることができるのか、それがTHE MOLTSのテーマです。
今回の経営システムの変更に伴い、独立しても生きていけるメンバーには「やめるか、一緒にやるか」の選択をしてもらいました。今回の変更は、一緒にやる意味を会社が提供するのでなく、私を含めたみんながつくっていく必要があるからだと思ったからです。
だから、最悪私が一人になる可能性もあった中で、やる、と決めた奴らが20名以上。
凄いことだなと思う反面、こいつらとおじいちゃんおばあちゃんになっても、俺たちあの時最高だったよな!って言いながら、美味い酒が飲めるような場所をみんなでつくっていきたい。これから加わってくれる方々と、これまで以上に時間以上に濃度の高い関係を紡いでいきたい。
そんな決意と共に、THE MOLTSは走り出します。
