「コンテンツそれ自体に意味はない」上司の一言が教えてくれた、本当の価値

公式Xに投稿するための文章を書きました。会社の実績を紹介する内容です。

一生懸命作りました。情報を詰め込んで、文章も丁寧に書きました。でも、OKが出ませんでした。

フィードバックをもとに修正して、2回目を提出しました。OKが出ません。自分なりに試行錯誤を重ね、文章を何度も書き直しました。

そして3回目のアウトプットを提出したとき、上司から言われた一言がありました。

「コンテンツそれ自体に意味はなくて、コンテンツから生まれるコミュニケーションに意味がある」

この言葉が、私のコンテンツ制作の考え方を根本から変えてくれました。

私が作っていたのは、コミュニケーションが生まれないコンテンツだった

振り返ると、私はコンテンツを「情報を伝える箱」として捉えていたんです。だから、素晴らしい実績や価値ある情報を詰め込めば、それが良いコンテンツになると思っていました。

でも、それではコミュニケーションは生まれませんでした。

3回目のアウトプットを作るとき、私なりに読者のことを考えました。読者が「面白い」「勉強になる」と感じられる内容を心がけました。そして、文章の最後に実績記事へのリンクを添えました。

提出後、上司から質問されました。

「記事のリンクを貼ったのはなぜ?」

この実績記事の取り組みが素晴らしいと感じたので、たくさんの人に読んでもらいたいと思ったからです、と答えました。

「それって、あなたのWANTですよね」

この一言で、すべてが腑に落ちました。

私は「これを伝えたい」「読んでほしい」という思いを持っていました。素晴らしい実績、優れた取り組み、価値ある情報。それらを届けたいという気持ちは、自然なものだと思っていました。

でも、それは読者の「知りたい」ではなく、私の「WANT」だったんです。どれだけ丁寧に作っても、作り手の「伝えたい」が入り込んでしまえば、読者とのコミュニケーションは生まれない。ハッとしました。

ゴールは「リンクをクリックさせること」だけじゃなかった

それまで私は、「記事を読んでもらうこと」「リンク先のページを見てもらうこと」だけがゴールだと思っていました。

でも、上司の説明を聞いて気づいたんです。

自分自身の経験を振り返ってみると、タイムラインを流し見しているとき、すべての投稿のリンク先を読むわけではありません。それでも、「この投稿、いいな」「この人、いいな」と感じる瞬間があります。

その積み重ねが、困ったときに「あの会社に相談してみよう」という想起につながっているんだと気づきました。

もちろん、リンク先の記事を読んでもらうことも大切です。でも、それだけじゃなくて、目の前のコンテンツそのものが読者の心に何かを残すことも、同じくらい大切なんだと思い至りました。

その一瞬に「いいな」と感じてもらえること。その小さなコミュニケーションの積み重ねが、信頼や想起につながっていく。

すべてを伝えようとする必要はない。別のページに誘導しようとする必要もない。読者の心に何かを残すことができれば、そこからコミュニケーションが生まれていくんじゃないかと思います。

コンテンツから生まれるコミュニケーションに価値がある

「コンテンツそれ自体に意味はなくて、コンテンツから生まれるコミュニケーションに意味がある」

この上司の言葉が教えてくれたのは、コンテンツの本質でした。

コンテンツは、情報を伝えるための箱ではなくて、読者とのコミュニケーションを生み出すきっかけなんだと気づきました。

そして、コミュニケーションを生むために必要なのは、作り手の「伝えたい」ではなく、読者の「知りたい」を起点にすることでした。

読者視点に立ち、読者の「知りたい」に寄り添うこと。読者の心に何かを残すこと。その小さなコミュニケーションが積み重なって、信頼や想起が生まれていくのだということを、この経験から学びました。

「それって、あなたのWANTですよね」

この一言が、すべてを変えてくれました。

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