検索意図とは|SEO成功の鍵となる分析手法と効果的な活用法
この記事でわかること
- 検索意図を見抜けないと、検索上位が取れない理由
- 検索意図を見抜く方法
- 検索意図をコンテンツに落とし込む方法
「上位表示のためには検索意図を意識することが大事と聞いたが、その理由や検索意図の調べ方までは分からない」といった疑問を抱える担当者は多いのではないでしょうか?
本記事では、検索意図の基礎知識やSEOで重要な理由、調べ方などを解説します。
弊社は検索意図に応えることを重視してSEOに取り組む中で、これまで以下のような数多くのKWで検索順位1位を獲得してきました。
- 「オウンドメディア 立ち上げ」
- 「KPIツリー」
- 「アクセス解析」 など
※2024年2月28日時点
またクライアントのコンテンツSEO支援に入り、さまざまな領域で同様に上位表示させ、リード獲得など成果に繋げてきました。
- 人材大手オウンドメディアを1年で流入3倍、CV5倍に
- BtoBベンダーのオウンドメディアを半年間でリード数10倍以上
- SNSマーケティング会社のオウンドメディアを半年で「リード数10件→500件へ」 など
そこで本記事では弊社が重要視している検索意図について、実例を交えて解説していきます。SEOで成果を出したい方は、ぜひご参考にしてください。
検索意図とは
検索意図とは「ユーザーが検索をしてきた目的」を指し、「ユーザーインテント」や「検索意図」とも呼ばれます。検索の目的はユーザーの疑問の解消や悩みの解決、欲求の実現などで、その内容はキーワードによってさまざまです。
たとえば、「勤怠管理システムとは」で検索するユーザーは、以下のような意図や目的があり検索を行うと考えられます。
- 勤怠管理システムの特徴やメリット・活用方法などを知りたい
- それをもとに、自社にも必要かどうかを判断したい
- その結果、必要なのであれば導入を検討したい
このような検索意図を見抜き、それにぴったりな回答を返すことができれば、ユーザーに取って価値のあるコンテンツ(ページ)を作成できます。そして、Googleはそうしたコンテンツを評価しているため、上位表示が期待できるでしょう。
逆に、検索意図をしっかりと把握しないままユーザーの検索意図に合わないコンテンツ(ページ)を制作してしまうと検索上位を取るのは難しくなります。そのため、SEO記事制作では検索意図に応えることが極めて重要です。
検索意図の種類
検索意図は以下の3種類に大別でき、それぞれ特徴が異なります。
- ナビゲーショナルクエリ(Goクエリ)
- インフォメーショナルクエリ(Knowクエリ)
- トランザクショナルクエリ(Doクエリ、Buyクエリ)
※複数の検索意図を持つクエリもあります。
これらのクエリは、「キーワードによってユーザーが求めていることが違う」ということを整理するためのフレームとして役立ちます。各検索意図の推測方法については、後ほど解説します。
ナビゲーショナルクエリ(Goクエリ)
ナビゲーショナルクエリは、「〇〇というWebサイト・ページにアクセスしたい」といった案内に対する検索意図を示すものです。「〇〇」にはブランド名やサービス名が入り、そうした性質から「Goクエリ」や「ナビゲーショナルインテント」、「指名検索」とも呼ばれます。
ナビゲーショナルクエリの具体例としては、以下が挙げられます。
| ナビゲーショナルクエリの一例 | 検索意図 |
|---|---|
| Amazon | Amazonの諸サービスにアクセスしたい |
| Nike | Nikeのオンラインストアを見に行きたい |
| JR東海 時刻表 | JR東海の時刻表を見たい |
| GA4 ログイン | GA4にログインしたい |
| Googleマップ | 目的地に行くためGoogleマップを使いたい |
ナビゲーショナルクエリで検索するユーザーは、欲しい情報が明確で行動意欲が高い状態にあるため、欲しい情報を端的に提示することが重要です。
インフォメーショナルクエリ(Knowクエリ)
インフォメーショナルクエリは、ユーザーが知識やノウハウといった情報を収集したいときに検索されるキーワードです。「~について知りたい」という検索意図があることから、「Knowクエリ」や「インフォメーショナルインテント」とも呼ばれます。
インフォメーショナルクエリの具体例としては、以下が挙げられます。
| インフォメーショナルクエリの一例 | 検索意図 |
|---|---|
| 化粧水 成分 | 化粧水に含まれる成分の安全性や効果、使い方について知りたい |
| トイレ 汚れ なぜ | トイレの汚れができる原因や掃除方法を知りたい |
| 検索意図とは | 検索意図とはどういったもので、重要な理由や調べ方を知りたい |
| SEO 効果 | SEOで得られるメリットや効果を出す方法を知りたい |
| トイレ掃除 やり方 | 正しいトイレ掃除のやり方を知りたい |
インフォメーショナルクエリで記事を制作する際には、こうしたユーザーの疑問や悩みを察知して、それを解決するコンテンツを提供する必要があります。
トランザクショナルクエリ(Doクエリ、Buyクエリ)
トランザクショナルクエリとは、「~をしたい」「~を買いたい、~を依頼したい」といったユーザーの行動意欲に応えるキーワードです。「トランザクショナルインテント」とも呼ばれます。
トランザクショナルクエリの具体例としては、以下のようなものが挙げられます。
| トランザクショナルクエリ | 検索意図 |
|---|---|
| SEO対策 外注 | SEO対策を外注したい |
| 新宿 不用品回収 | 新宿で不用品回収を依頼したい |
| Googleアナリティクス 運用代行 | Googleアナリティクスの運用代行を依頼したい |
| マーケター 転職エージェント | マーケター向けの転職エージェントへ登録したい |
| スマートフォン 通販 | スマートフォンを通販で購入したい |
トランザクショナルクエリでは、行動意欲に応える情報を提供することが大切です。たとえば「SEO対策 外注」で検索するユーザーには、おすすめのSEO対策会社や外注時のポイントなどについて解説するのが好ましいです。
SEOで検索意図が重要な理由
検索意図を見抜き、かつ的確に応えることはSEOにおいて非常に重要です。
狙ったコンテンツ(ページ)を上位表示させるためには、そのキーワードで検索するユーザーの検索意図にぴったりと回答しなければなりません。逆にそれができなければ上位表示を実現できない、つまり集客効果を見込むことができないのです。
実際に、Googleは以下のように明言しています。
「完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーニーズにぴったり一致する答えを返すものである」
※引用:Google Serach「Google検索の仕組み」
こうしたGoogleの理念からも、検索意図を正しく把握することは必須だと言えます。そのため検索上位表示を実現するには、以下のようなことを深く考え抜くようにしましょう。
- 「このキーワードで検索するユーザーは何を意図して検索しているのだろうか」
- 「その結果どのようになりたい/何がしたいのだろうか」
- 「そのためにはどのようなページを作ればよいのだろうか」
検索意図の調べ方
検索意図は以下2つの方法で調べられます。
- 当該キーワードの検索結果を見る
- サジェストキーワードや関連キーワードを見る
各方法の調べ方の詳細を解説します。
当該キーワードの検索結果を見る
検索意図を調べるには、対策するキーワードの検索結果をじっくりと観察しましょう。
Googleはキーワードごとに、最もユーザーの検索意図を満たすであろう形に検索結果画面を最適化しています。そのため、実際に検索をして「なぜこの検索結果が表示されるのか」を深く考えることで、ユーザーの検索意図を理解することができます。
たとえば「トイレ掃除 やり方」というキーワードの検索結果を見てみると、このように動画が検索結果に表示されています。

なぜこのような検索結果になるのでしょうか。恐らく「どのような手順で、どういうふうに掃除をすれば良いのかを具体的に知りたい」「そのまま真似して、正しく簡単に掃除をしたい」などの検索意図があるからだと推測できます。
すると、その検索意図を満たすためにはどのようなコンテンツが必要なのかを考えられるようになるのです(たとえば、真似するだけでOKな簡単な掃除方法、画像や動画を活用し視覚的に分かりやすいコンテンツなどを記事に組み込むなど)。
もう一つ、「Webマーケター 転職」というキーワードの検索結果を見てみましょう。

上記のように求人情報一覧が表示されました。ということは、このキーワードの検索意図は「Webマーケターを募集している求人を見たい」「どのような会社が、どのような条件で募集をしているのかを見たい」「その結果、相性が良ければ転職したい」という検索意図が隠れていることが推測できます。
このように、検索意図を見抜くためには、対策キーワードの検索結果を見て「なぜその検索結果になっているか」を考えることが何よりも大切です。
※検索意図は自分の頭の中だけで考えない
自分の頭の中だけで検索意図を推測しないようにしましょう。自分の頭の中で想像した検索意図と、実際の検索ユーザーの意図が違うことは多々あります。
たとえば、「広告運用」というキーワードには、どのような検索意図があるかを考えてみましょう。
検索意図は「広告運用のコツを知りたい」だと思った方もいるのではないでしょうか。しかし実際に検索してみると、このような検索結果になっています。

実際の検索意図は「転職を検討しているため、向き不向きや必要なスキルを知りたい」です。
このように自分の頭の中で考えたものと、実際の検索意図が全く異なることが少なくありません。そのため検索意図を推測する際には、自分の頭の中だけで考えず、ユーザーが検索することの多いキーワードを基に推測することが大切です。
サジェストキーワードや関連キーワードを見る
サジェストキーワードや関連キーワードは検索意図のかたまりであるため、検索意図を深掘りする際に非常に役立ちます。サジェストキーワードとは、当該キーワードの検索窓に表示されるキーワードのことで、当該テーマと関連性の高い内容が表示されます。

関連キーワードとは、当該キーワードの検索結果画面後方で表示されるキーワードのことで、ユーザーが当該キーワードを検索した後に検索したキーワードが表示されます。

一つ一つのキーワードはユーザーが求める情報を表していますが、各キーワードの検索意図を推測していくことで、対策キーワードに関連する検索意図の解像度をぐんと高められます。
「オウンドメディア 立ち上げ」、「リスティング広告 キーワード」の2キーワードを例に、どのように検索意図を推測するのかを見ていきましょう。なお、どちらも検索意図の推測方法は同じです。
例1:「オウンドメディア 立ち上げ」
たとえば、「オウンドメディア 立ち上げ」でSEO記事を制作するとします。その際には、次のようなキーワードがサジェストキーワード、関連キーワードで上がっています。この場合、それぞれのキーワードからは次のような検索意図を推測できます。
| キーワード | 想定される検索意図 |
|---|---|
オウンドメディア 立ち上げ 費用 | 立ち上げの中でも費用を知りたがっている |
オウンドメディア 立ち上げ 手順 | 立ち上げの中でもどんな手順でやれば良いのかという全体像を知りたがっている |
「オウンドメディア 立ち上げ」だけを見た場合、「立ち上げ方法が知りたいのではないか」というぼんやりとした検索意図しか推測ができません。しかし、「費用」「立ち上げ」といった別のキーワードについても目を通し、それぞれの検索意図を分析することで、オウンドメディアの立ち上げを検討するユーザーがどのような悩みを検索意図を抱えているかを、より解像度高く把握できるようになります。
例2:「リスティング広告 キーワード」
「リスティング広告 キーワード」における検索意図の推測例は以下の通りです。
▼例②「リスティング広告 キーワード」
| キーワード | 想定される検索意図 |
|---|---|
リスティング広告 キーワード | 広くぼんやりしている |
リスティング広告 キーワード 単価 | キーワード選定の中でも、単価の調べ方や単価を加味した選定方法を知りたがっている |
リスティング広告 キーワード数 | キーワード選定の中でも、何個くらい設定すれば良いのかの目安を知りたがっている |
リスティング広告 キーワード ツール | キーワード選定の中でも、どのツールをどう使ってやれば良いのかを知りたがっている |
このように、検索意図にしっかりと応えるためには、キーワードを見ながら細分化された検索意図が何かを考えてユーザーの解像度を高めることが有効です。
その他
検索意図には、ユーザ自身がその情報を求めていることを自覚している「顕在ニーズ」の他に、潜在的に求めている「潜在ニーズ」もあります。
潜在ニーズを推測する際には、以下2つの方法で推測しましょう。
- SEO記事以外をリサーチする
- ユーザー自身、もしくはユーザーを良く知る人に聞く
ただし、潜在ニーズの推測は少数の人数の意見や疑問をベースに行うことが多いですが、ときには内容が個別具体的すぎて、その他の大半のユーザーの課題や悩みには当てはまらないこともあります。そのため「リサーチで見えた潜在ニーズ=検索意図」とは限らないことに注意しましょう。
SEO記事以外をリサーチする
Yahoo!知恵袋やSNS、YouTubeなどでリサーチすることで潜在ニーズを見つけられます。Yahoo!知恵袋はユーザーが疑問に思った内容を質問して、質問に答えられるユーザーが回答するサイトですが、ユーザーが抱えている疑問や悩みをリサーチする上でも役立ちます。たとえば「オウンドメディア 立ち上げ」で検索した際には、以下のような質問が見つかりました。

上記の質問からは、法律や制作会社との取引に関して不明点があるユーザーが一定数いることが分かります。また、XなどのSNSで同様に検索して見ると、オウンドメディアの立ち上げに関して意見や経験則をツイートしている投稿が見受けられました。
これらが記事の要素として使えるかは、ユーザーからの関心の高さや骨格骨子の方向性、質問・投稿内容によりますが、適宜骨格骨子に含めることで検索意図への回答性を高められます。
ユーザー自身、もしくはユーザーを良く知る人に聞く
潜在的な検索意図を把握する上では、当該キーワードで検索しそうな人に直接聞くことも有効です。たとえば「リスティング広告」というキーワードで骨格を制作する際には、広告運用担当者に対して以下のような問いを投げかけます。
- どんなときに「リスティング広告」で検索するか
- リスティング広告を始めようと思った際にはどんなことが疑問として浮かぶか など
直接聞くことで当該テーマに関する検索意図を発見しやすくなり、その内容をコンテンツにすることで検索意図に応えられます。内容によっては独自コンテンツにもなるでしょう。
ユーザーインタビューで検索行動プロセスを明らかにする
検索意図をより正確に把握するには、検索結果の分析だけでなく、実際に商品の購入やサービスの導入をしているユーザーからの生の声を集めることも非常に効果的です。特に潜在的なニーズを引き出すには、ユーザーインタビューを通じて「検索行動プロセス」を理解することが重要です。
ユーザーインタビューでは、商品やサービスが必要となるきっかけから、情報収集のプロセス、そして最終的な意思決定に至るまでの道筋を丁寧に聞き出します。複数のユーザーにインタビューすることで、共通のパターンが見えてきます。このプロセスで見えてくる検索行動を紐解くことで、成果につながる重要なキーワードを発見できるのです。
自社の思い込みではなく実際のユーザー行動に基づいたキーワード選定ができること、検索ボリュームだけでは見えない購買行動に直結する潜在ニーズを発見できること、そして顧客理解が深まることでより検索意図に適合したコンテンツ設計が可能になることが、このアプローチの大きな強みです。
重要なのは、加工された情報よりも生の声を重視すること。誰かの解釈が入ったレポートよりも、直接対話から得られる洞察の方が検索意図の理解には有効です。コンテンツSEOは長期的な成果を目指す施策だからこそ、この丁寧なプロセスが将来の大きな成果につながります。
関連記事:検索行動プロセスのヒアリングを、キーワード選定に活かす
併せて覚えておきたい、検索意図に基づくキーワード選定のやり方
キーワード選定はWebサイトの成果に直結する重要な工程です。適切なキーワードを選ぶことで、最小限のリソースで最大の効果を得られます。検索意図に基づいた選定のポイントは、
- 目的と成果を明確化する:売上アップ・リード獲得・認知拡大など、具体的な目標を設定
- ターゲットユーザーを具体化する:ペルソナ設定で共通認識を持ち、ニーズを把握
- マストキーワードを設定する:必ず1位を取るべき核となるキーワードを選定
- キーワードの検索意図を理解する:実際に検索して上位表示コンテンツから意図を読み取る
- コンテンツの骨格を丁寧に設計する:ユーザーニーズを満たす構成を作成
- サブキーワードを効果的に選ぶ :必ず1位を取るべき核となるキーワードを補強する関連キーワードを整理
- キーワードツリーを作成する:キーワード間の関係性を可視化し重複を防ぐ
- 定期的な見直しとメンテナンスを行う: 3ヶ月に1回はキーワードを再検討
検索ボリュームの大小に関わらず、検索ユーザーの利便性を最優先することで、持続的なSEO成果を実現できます。成果を上げるには、キーワード選定だけでなく、質の高いコンテンツ制作と継続的な改善が欠かせません。
検索意図を調べるのに役立つツール
検索意図を調べるには以下のようなツールを使うことも有効です。
- Ahrefs
- ラッコキーワード
- GetKeywords
いずれも当該キーワードと関連性のあるキーワードを調べるのに役立ちます。検索意図推測の要領は、サジェストキーワードや関連キーワードを用いて自力で推測する場合と同様です。
Ahrefs

Ahrefsは、SEOの被リンク分析・競合調査に特化したツールですが、検索意図の分析にも活用可能です。 特に、前述の検索意図を調べる方法「サジェストキーワードや関連キーワードを見る」の際に役立ちます。
Ahrefsでは、ページURLを入力すると「そのページがどのようなキーワードで何位を獲得しているか」が分かります。
たとえば、「ペルソナ マーケティング」でコンテンツを作る際に、上位記事のURLを入力してみましょう。
※今回は弊社の記事(https://moltsinc.co.jp/media/knowledge/9805/)を入力しています。

すると、上記のように「ペルソナマーケティング」「ペルソナ 作り方」「ペルソナ 例」などのキーワードで同時に上位表示していることが分かります。
ということは、「ペルソナマーケティング」「ペルソナ 作り方」「ペルソナ 例」の検索意図は同じ、つまりユーザーは以下のような検索意図を持っていることが推測できます。
- ペルソナマーケティングについて理解したい(そのために例も見たい)
- その結果、自社でもペルソナを作りたい(そのために例も見たい)
このように、同時に上位表示しているキーワードから、さらに検索意図の解像度を高めることができるのです。
ラッコキーワード

ラックキーワードのサジェスト抽出機能を用いることで、入力したキーワードのサジェストを多数取得できます。

抽出されたサジェストの中でも、「検索意図のサジェストとそのサジェスト」「検索意図+(スペース)」欄にあるものがコアな部分になりやすいため、それを優先的にピックアップすると良いでしょう。
GetKeywords

GetKeywordsは検索ボリュームから関連ワードまで調査できるツールです。「サジェストワード」や「再検索ワード」「同時検索ヒットワード」などを抽出可能です

Google検索上では表示されない「検索ボリューム」もキーワードごとに表示されるため、特に検索意図の大きいトピック(キーワード)を見つけやすいのが特徴です。
検索意図に沿ったコンテンツを制作するコツ
検索意図に応えるコンテンツを制作するコツは、以下の2点です。
- 記事骨格を徹底して作る
- ゴールを設定する
それぞれの詳細について解説します。
記事骨格を徹底して作る
検索意図に沿ったコンテンツを制作するには、記事骨格を徹底して作ることが重要です。骨格を作る際には、検索意図を満たすためにはどんな情報が必要かを考えましょう。
骨格では以下のような要素をリサーチしながら考えていきます。
- 上位コンテンツの傾向、質問サイトやSNSの傾向
- ターゲット設定
- 検索背景
- 検索意図の推測
- ゴール・ストーリー設計
- 競合にないコンテンツ(独自性)
以下は、「オウンドメディア 立ち上げ」の記事を制作した際に活用した骨格です。この記事では骨格を丁寧に作り込み、それを記事に反映させたところ、検索順位1位を獲得し続けています。

記事骨格を作成し、推測した検索意図を満たせるよう、しっかりと記事に盛り込みましょう。
▼参考資料
- サンプル_骨格_(記入済みのもの):「オウンドメディア 立ち上げ」の骨格
- サンプル_骨格_(テンプレート):骨格シート
※コピーしてご利用ください(左上の「ファイル」→「コピーを作成」)
ゴールを設定する
「ゴール設定」は骨格の中でも特に重要な項目です。ユーザーが当該KWで検索した結果、何を達成したいのかを考えて、それを記事に反映させる必要があります。
たとえば「オウンドメディア 立ち上げ」で検索するユーザーのゴールは以下だと考えられます。
オウンドメディア立ち上げの全体像・必要なリソースなどを理解し、立ち上げまでの計画を考えられるようになる
「リスティング広告 キーワード」の場合は、以下でしょう。
リスティング広告で成果を出せるようなキーワード選定ができるようになる
こうしたゴールの達成に向けて必要な情報を記事中に盛り込んでいくことで検索意図に応えられるようになります。
検索意図に対するあらゆるコミュニケーションを考える
先述したとおり、ユーザーの検索意図はキーワードによって異なります。テキストで十分のケースもあれば、テキストのみではわかりづらいケースもあります。たとえば「KPIツリー」の解説において、以下のようにKPIツリーの定義を言葉で解説されてあるだけでは、イメージが湧きづらいのではないでしょうか?
>>KPIツリーとは、KGI(最終目標)を達成するために必要なKPI(各要素)を、樹形図の形にして可視化したものです
対して、以下のようにKPIツリーのイメージが伝わる画像も用意してあれば、KPIツリーとはどういったものなのかを把握しやすくなります。

また、検索結果にSNSの投稿やレビューが表示されてあれば、ユーザーは利用者の口コミを知りたいのだと推測ができます。その場合は、SNSから口コミを引用することで、検索意図に応えられるようになります。「ナレーション 依頼」のように実際に音声を聞いてみないとわからない場合は、サンプル音源を載せることが効果的でしょう。
このようにさまざまな検索意図に応えるためには、テキストだけでなくあらゆるコミュニケーションを考えることが大切です。
検索意図の注意点
検索意図を意識してコンテンツを制作する上では、以下のポイントに気をつけることも大切です。
- フェーズの異なるキーワードに注意する
- 競合記事を真似るだけでは検索意図は満たしづらい
- 検索意図に応えるだけでは上位表示は見込めない
それぞれの詳細について解説します。
フェーズの異なるキーワードに注意する
サジェストキーワードや関連キーワードには、ユーザーの態度(検討段階=フェーズ)の異なるキーワードが混じることもあります。
たとえば、「オウンドメディア 立ち上げ」で検索するユーザーは「既にオウンドメディアについて知っており、ある程度重要性を理解しているため、立ち上げに興味を持っている」という検索背景が考えられます。
実行のフェーズ付近にいるため、「オウンドメディア立ち上げのメリット」「オウンドメディア立ち上げは必要なのか」などのコンテンツはあまり適さない可能性があります。
カスタマージャーニーでフェーズを理解する
ターゲットがどの態度にいるのか理解するためにはカスタマージャーニーの作成がおすすめです。たとえば「お問い合わせ」を成果とするなら、ユーザーがどのようなプロセスを経てお問い合わせに至るのかを詳細に分析します。
このジャーニー上のどの段階でどんな検索行動が発生しているかを把握することで、各段階に適したキーワードが明らかになります。
カスタマージャーニーの各段階における検索態度を理解し、それに合わせたキーワード選定を行うことで、単なるアクセス数ではなく、真の成果につながるSEO施策が実現できるのです。
単純な検索ボリュームではなく成果につながるキーワードを特定できること、ユーザーの購買プロセスに合わせた的確なコンテンツ設計が可能になること、そして限られたリソースで最大の効果を得るための優先順位付けができます。
関連記事:ターゲットの検索ジャーニーから、重要キーワードを導く
競合記事を真似るだけでは検索意図は満たしづらい
検索意図を推測する際には、検索結果で評価されているコンテンツ、すなわち競合記事をリサーチすることも効果的です。ただし、「競合記事に含まれているコンテンツ=検索意図」ではない点にしましょう。
よくやってしまう誤りが、上位に表示されているコンテンツの内容をただ盛り込んだだけの記事を作ってしまうことです。自社で検索意図の推測をせずに競合記事を真似るだけになってしまうと、ユーザーの求めていないコンテンツまで盛り込んでしまう可能性が高くなります。また、いわゆる”二番煎じ”の記事になってしまうことも問題です。 GoogleはSEOの基準として、「コンテンツの独自性」も評価しているといわれているため、全く競合と同じコンテンツになってしまうと評価されない可能性がでてきます。
検索結果を基に検索意図を考える際には、「競合がやっているから真似る」ではなく「競合がこれをやって上位表示しているということは、ユーザーはこのような情報を求めているのではないか、であればこういう要素を追加するのはどうか」と考えるようにしましょう。
そうして競合をリサーチすることによって、検索意図には応えていないアイデアの採用は避けられるとともに、競合とは違う観点、形で検索意図を満たしやすくなり、独自性も出てきます。
検索意図に応えるだけでは上位表示は見込めない
SEOで上位表示を達成するには、検索意図に回答するだけでなく「記事に独自性があるか」も重要であると筆者は考えています。
たとえば「オウンドメディア立ち上げ」で検索してみると、どの記事もオウンドメディアの立ち上げ方法について書いていることが窺えます。Googleはユーザーの多様な検索意図に応えるために、同一テーマでも検索結果で表示させるコンテンツに違いを持たせているのでしょう。
そのためただ検索意図に応えるのではなく、他にも似たようなコンテンツがある中で、ユーザーがなぜ弊社の記事を見に来る必要があるのかを考えることが大切です。検索順位1位を長らくキープしている「オウンドメディア 立ち上げ」では、その答えとして、「弊社コンサルタントの経験をもとにした、成果を上げるためのオウンドメディアの立ち上げ方」を記事に盛り込みました。
list-2上記のようにただ検索意図に応えるだけではなく、以下のような方法でオリジナル要素を付加することも重要です。
- 競合との差分を確認して、競合にない要素を探す
- クライアントにヒアリングして現場の情報を盛り込む
- 具体例を多く提示する など
特に最近はAIを活用したコンテンツを制作する企業が増えてきています。そのような中でGoogleに、そしてユーザーに自社記事を評価してもらうためには「その企業でなければ作れないオリジナルコンテンツ」がより重要になってくると考えられます。
まとめ|検索意図を分析してコンテンツに反映させよう
検索意図とは、ユーザーの検索してきた目的を指し、その内容はキーワードごとにさまざまです。上位表示させるためには、検索意図を見抜きそれにぴったりと応えられるコンテンツを作ることが何より重要です。検索意図に応えるためには、以下の2点を徹底しましょう。
- 当該キーワードの検索結果を見る
- サジェストキーワードや関連キーワードを見る
検索意図の整理や盛り込むべき情報を明らかにする上では、本記事で紹介した骨格のテンプレートが役立つのでぜひ活用してみてください。
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