名だたる「メディアやサービスを幾つも立ち上げ」続けた松浦茂樹がMOLTSに入社した理由

名だたる「メディアやサービスを幾つも立ち上げ」続けた松浦茂樹がMOLTSに入社した理由

livedoorでポータルサイトの統括も含め、BLOGOSをはじめとするデジタルメディアのプロデュースを担当した後に、『WIRED』日本版Webサイトの立ち上げに従事。GREEでは新規事業開発とグリーニュースの再始動を担当。

その後はハフポスト日本版の初代編集長を務め、1年半で1,300万UUまでのグロースを実現させ、前職のスマートニュース株式会社に400万ダウンロードのタイミングで参画し、ビジネス開発組織やマーケティング組織で約8年間ディレクターを務めてきた松浦茂樹。個人では「松浦シゲキ」名義で活動し、テレビやラジオなどにもコメンテーターとして出演していたなど、幅広く活躍している。

そんな松浦が次のチャレンジの場として選んだのが、MOLTSである。そこで今回は、なぜMOLTSへの入社を決めたのか、また今後の展望についてMOLTS代表 寺倉大史と共に語り合った。

少しネジ外れてるくらいが面白い。すごいメンバーと新たな挑戦をしていくフェーズで関われることに魅力を感じた

寺倉:松浦さんとの出会いは、2022年の年始にLinkedInで永田(MOLTSグループ KRAFT代表)がコンタクトを取ったことがキッカケでしたよね。そこから実際にお会いしていろいろとお話しましたが、最初の松浦さんの印象は「赤い眼鏡の人」ということと「ホンモノが来た」ということでした

キャリアにおいても人生においても大先輩なのに、僕と同じ目線に立って話してくれて、しかも1を伝えれば文脈を読み取って、過去の経験を交えながら2、3と話してくれたりと、素直にすごいなと思いました。

松浦さんの一番はじめのMOLTSの印象としては、いかがでしたか?

松浦:自分からすると、デジタルメディアの業界にいればMOLTSや寺倉さんの存在はもちろん知っていて。だからLinkedInで連絡をもらったときも、「おもしろい会社から連絡がきたな」と思ってたんだよね。

そして実際に会って話した中で、MOLTSのコーポレートサイトに書かれていることを愚直にやっているなと感じた。たとえば独立採算制もそうだし、給与含めて会社の状況を可視化するのもそう。MOLTSは会社の数値状況をすべて可視化しているというのは本当にいいことだなと思ったね。

一方で、自分はいつも “企業の傭兵” という感覚で、自分も会社を利用しつつ、会社が自分をどう利用するのか、自分のアセットをどう活用するのかが大切だと思っていて、その点でMOLTSのやっている事業などは理解できたけど、MOLTSが自分をどう利用してくれるのかが最初は見えなかった

左:松浦、右:寺倉

寺倉:正直、松浦さんとはじめて会ったタイミングって、僕らとしてもどうあるべきか考えていた時期だったんですよね。

そして、これまでのMOLTSで言えば松尾(MOLTSグループ KASCADE代表)のようなポジションで、松浦さんは「様々なキャリアを積んできて、自分でビジネスを組み立てていけるオトナ」だと思ったので、とりあえず僕自身が動かなくても、いろいろとぶん投げられそうだと思っていました。

松浦:自分自身も松尾さんと話して「自分と同タイプの人がいるな」と思った。そして松尾さんみたいな人ってそんなにいないと思うんだけど、話を聞く中で、今MOLTSには “オトナ” タイプが求められているのは感じた。

寺倉:本当に僕とか “コドモ” で、松浦さんとの採用会食でも僕がベロベロに酔っ払っちゃったから、松浦さんにおごってもらっちゃいましたもんね(笑)。あと、掲げた理念に対して、制度やカルチャー、あり方を垂直に落としていきたいので、他社とは違う側面も出てきて受け入れられないことも多い。

松浦:でも、そういう少しネジ外れている “コドモ” たちがいる会社が成長していくと思っているし、自分自身も立ち上げフェーズに身を置くのが好きなんだよね。

そして既存事業を伸ばすだけでなく、新しいことにチャレンジしていくフェーズのMOLTSに関わるのは、とても面白そうだなと感じたし、自分の人生がより楽しくなると思った。

また、寺倉さんから「すごいやつらが入ってくるんですよ」と聞いて、どんな人が入ってくるのかと思ったら、錚々たるメンバーが一気にMOLTSに実際に入ってる。それもすごいなと

そうした環境の中で、自分自身のこれまで積んできたキャリアの経験を活かせると思えたし、自分にとってもエージェンシー事業がありながらも、新規事業を進めていく方針であるMOLTSの事業体は使い勝手がいいなと感じられたのが、MOLTSに入社を決めた理由だね。

2030年解散を掲げるMOLTSだからこそ、挑戦の過程で起きるいろいろな出来事にワクワクしている

寺倉:松浦さんって、『WIRED』日本版Webサイトの立ち上げやハフポスト日本版の初代編集長を務めたり、個人名義では「松浦シゲキ」としてテレビやラジオなどにも出演されたりと、キャリア遍歴も活動実績も幅広いじゃないですか。自己紹介するときってどう自分自身のことを説明しているんですか?

松浦:「いろいろとメディアの立ち上げをやってきました」と説明することが多いかな。ただ、コンテンツ企画とか編集の人間というより、ビジネスの人間という認識を持っていて、 “ビジネス課題をなんとかする” ことが自分の役割だと思っている。

寺倉:そうですよね、僕も松浦さんに対して、コンテンツの人というよりかは、事業の立ち上げをしてきた人という認識を持っています。実際、人を採用して適切にリソースを投下して、そしてメディアというフレームを使ってどう収益を上げていくかというのを考えて、というメディア立ち上げとか運用って、ひとつの会社を立ち上げて運営するのと同じだと思うんですよ。

だから入社前からすでに、新規事業のアイデアを壁打ちしたり、次のMOLTSをどうしようかと一緒に話し合ったりと、メディア関係なしにいろいろと話し合えるのは本当に最高だなと思ってます。

あと、これまでのMOLTSメンバーって表に出たがらない闇属性の人間が多かったんで、しゃべりもいけて、メディア露出もどんどんいける松浦さんがMOLTSにジョインすることになって、「ようやく光属性が来たぞ」と嬉しく思ってます(笑)。

松浦:MOLTSは仕組みもカルチャーもいいなと思えることがたくさんあるから、対外的にもっと発信していくべきだよね。いいことは外にも伝えていくべきと思うから、自分はそういったことをMOLTSでもやっていきます。

そして「2030年解散」という終りがあるから、そこに向かってどう突き進んでいくかという会社経営も、Result Drivenの精神でいいなと思った。インハウスでの仕事というのは、失敗しない限りはエンドレスに続くわけで、期日が来たら終わりにはならない。

だから前職のスマートニュースでも「1,000万UUを達成する」というセルフミッションを自ら心の中では立てて、そこまでは関わる考え方だったけど、MOLTSは終わりの期間が明示されているというのは、とてもユニークでいいなと思った。

寺倉:ただ、今はもう2022年半ばですから、MOLTS解散まで残り8年半、日数で言えば3,100日ほどしかないんですよね。

自分たちで掲げているゴールに対して、2030年間近のタイミングで「失敗しそう」という状況に陥ってしまうと、もうみんなのモチベーションはだだ下がりしてしまうからこそ、今のうちから様々な打ち手を用意しておかないといけないと思っています。

そして今のMOLTSはエージェンシー事業が中心ですけど、このままでは終われないわけで、支援の輪を広げるだけでなく、今あるアセットを使ってどう展開していくかを考えないといけません。

だからこそ、僕自身はすごく危機意識を抱いていますし、やらないことがたくさんあるわけですが、松浦さん含めいろいろと任せられるメンバーがいま増えているというのは、本当に僕の精神衛生上とてもいい環境になっているし、より “コドモ” になっていけると思っています。

松浦:2030年までに様々なことにチャレンジしていくけど、今一緒に戦おうとしているメンバー集めは納得感ある人選だと思うし、挑戦していく過程でいろいろなことが起きるから、それはプレッシャーでもありつつ、どうなっていくのかワクワクするし、楽しみだね。

MOLTSの考え方を他社へもインストールしていき、社会を良くしていくことがセルフミッション

寺倉:MOLTSでは「美味い、酒を飲む。」という理念を掲げており、今後もっと美味い酒を飲むためにも、新たな事業展開も考えていて、そこを松浦さんにはお願いしたいなと思ってます。まだ記事には書けないから具体的には言えないですけど、松浦さんを知っている人からしたら、任せられる領域は衝撃的だと思うんですよ。

松浦:「メディアじゃない、新しいことをやるよ」だけだね、今言えることは(笑)。でも、業態としてはメディアじゃないけど、考え方はブレてはいない。MOLTSが実現できている幸せを、外にも広げていきたいと思っている。

たとえばMOLTSの掲げるその理念は、普通の会社であればユーザーや社会に向けた言葉を掲げたりするのに、「美味い、酒を飲む。」って自分たちが幸せになることを掲げている。

だけども、美味い酒というのは自分たちだけじゃなくて、まわりの人たちと一緒に幸せになるからこそ、美味い酒になるという考えだから、実はみんなでwin-winな状態をつくろうとしている理念だったりする。

そういったMOLTSの考え方は面白いしユニークだからこそ、もっと他の会社にもインストールしてもらって、その会社が成長して、結果的には社会が良くなっていくというのを実現していきたい

だからMOLTSの描くビジョンに対しても、自分自身が個人として持ってるビジョン「みんなで幸せになろうよ」と重ね合わせて「MOLTSのやっている素晴らしいことを広げて、みんなが幸せになる」ことが今回のセルフミッションだと捉えているし、そのセルフミッションを実現できる環境がMOLTSにはあると思っている。

寺倉:最近素晴らしい実績を積んだ方々が徐々に入ってきてくれていますが、一緒に働いてみて素直に思うのは、逆に今いるメンバーの凄さ。3〜4年MOLTSで過ごしているメンバーの基準値の高さ、成果へのこだわり方、馬力の強さなどは相当なもの。それほど、MOLTSのResult Drivenな環境は、続けているメンバーのレベルを引き上げているんだなと。

だから、様々な経験を積んできたメンバーと、自力の強いこれまでのメンバーが、どうお互いを利用してそれぞれ高みに上がっていくのか。お互いを家族や友人なんて捉えず、仲間として、またアセットとしてみて事業をつくっていくのかは素直に面白そうだなと思っています。

最後にあらためて、松浦さんがMOLTSにジョインするにあたり、期待していることやワクワクしていることを教えて下さい。

松浦:久々に事業会社ではなく、エージェンシー寄りの会社へと立ち位置を変えること自体、とてもワクワクしているし、そして何よりも新しいことにチャレンジすることが一番ワクワクしている

そして、2030年解散という終わりが設定されていて、どんなエンドを迎えるのか、その過程でどういった面白いことが起こるのかは、ワクワクを体現するリーダーがいるからこそ楽しいわけであって、寺倉さんにはずっとワクワクを見せ続けてほしいね。

寺倉:本当に、僕自身がワクワクし続けていかないとなと思ってます。そして、これまでのMOLTSはエージェンシー事業が中心で、大枠のミッションや理念の中で個々が自由に動いてやってきました。

しかし、これからは2030年解散に向けて、みんなが1つにまとまっていかないといけないフェーズ。だからこそ、年齢、役職関係なくもっとメンバー同士が関わり合っていってほしいですし、任されている部分だけでなく、会社全体に目を向けて関わっていってほしい。

2030年にどんな景色が見れるのか、めちゃくちゃ楽しみです!

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著者情報

SHIGEKI MATSUURA

松浦 茂樹

Communication Producer / BizDev Director

デジタルメディア業界歴18年。新規事業、メディアコミュニケーションを担当。メディアビジネスの戦略・戦術指南ほか、コミュニケーション支援も展開。

担当領域の
サービス

  • コミュニケーションプランニング
  • コンテンツマーケティング
  • オウンドメディア

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