データ活用を最大化するMOLTSグループの新会社「月曜日のトラ」を立ち上げた理由【創業メンバー募集】

データ活用を最大化するMOLTSグループの新会社「月曜日のトラ」を立ち上げた理由【創業メンバー募集】

こんにちは、データアナリストの西正広です。皆さんにお伝えしたいことがあり、この度は筆を執らせていただきました。

2019年6月入社して以来、私はMOLTSでデータ分析に基づくサービス改善やビッグデータを活用したコンサルティングやインハウス支援、またデータドリブンなマーケティング組織の構築を支援してきました。

そしてこの度、MOLTSからデータ分析事業を切り離し、新たにMOLTSグループの新会社として「月曜日のトラ」を立ち上げる運びとなりました。そこで今回は、なぜデータ分析事業を新会社として立ち上げることになったのか、また「月曜日のトラ」としてどういったことに挑戦していく予定なのかをご紹介します。

なお、「月曜日のトラ」は2名体制でスタート予定で、データ分析集団を目指してデータアナリストおよびデータエンジニアも募集しております。そのため、「月曜日のトラ」がどういったデータを扱っているのか、またどういったクライアントとどういった仕事をしていくのかなどもご紹介させていただきます。

データ分析事業をMOLTSから切り離し、「月曜日のトラ」として始動する理由

MOLTSは “Result Driven” を掲げ、どこまでも成果にこだわる組織です。そして私自身もクライアントの成果に向き合い、成果に繋がるデータ分析を中心に業務を遂行してきました。

しかし、データ分析に求められるのは必ずしも成果に直結するものばかりではありません。実際に様々な案件に携わってきた中で、データアナリストの役割は以下の4つに分類できると考えています。

  1. 「そもそも成果とは何か」「どのような数値が成果指標になるのか」等の成果定義
  2. 成果指標を計測・蓄積していくための、データのトラッキング・運用ルール設計
  3. 課題抽出、実行、効果測定を行っていくCVR改善・グロースハック業務
  4. 2と3を実現するためにデータを蓄積していくデータ基盤構築・データ保守

これら4つの中で、クライアントの成果に直結するのは【1】と【3】のみで、【2】の「トラッキング・運用ルール設計」や【4】の「データ基盤構築・データ保守」は、データを活用していくためにはインフラとして必須になる領域ではあるものの、必ずしも成果に直結する業務ではありません。

また、データ分析の仕事はときに健康診断に近いものもあり、診断した結果、何も問題はないということも多くあります。こうした “Result Driven” の手前の案件、何も成果を生み出さない案件をMOLTSとしてやっていくことに違和感を覚えていました。

もちろん “Result Driven” の考え方は非常に重要で、私自身クライアントの成果に愚直に向き合いたいと思い、MOLTSにジョインしました。

ただ、データ分析の領域は、成果に直結しない部分を求めるクライアントが多いことも事実であり、そうしたことにも対応していくためにはMOLTSから切り離し、新たに別会社としてやっていくべきだと思ったことが「月曜日のトラ」を始めるに至った経緯です。

そのため、あくまでも成果に貢献することを主軸として置きつつも、上記に挙げた【1】〜【4】を提供していくのが「月曜日のトラ」です。

月曜日のトラ 西

Cookieなどデータトラッキングがセンシティブになっていく中でも解決策を提示できるプロ集団を目指す

MOLTSは新しい子会社を設立するときに、「KRAFT」や「STAUT」など、ビールにちなんだ名前で展開してきました。そのため、この「月曜日のトラ」もあるビールの商品名から着想を得て命名されていたりはするのですが、トラには別の意味も込めています。

それは、”トラッキング” のトラです。データ分析の世界には “Garbage In, Garbage Out” という言葉がありますが、システムに不完全なデータをインプットしても不完全な結果しか出てきません。

つまり、正しいデータをいかに収集するかが重要であり、そのためには正しいトラッキングの仕組みが必要不可欠です。特に昨今はAIを用いる機会も増え、その重要性は年々増してきています。そうしたトラッキングが重要であるという想いを込めて、「月曜日のトラ」と名付けました。

なお、2023年には電気通信事業法の改正もあり、今後はCookieの扱いがより厳しくなっていくことが予想されます。データをトラッキングしていくことに対して、よりセンシティブになっていくことでしょう。

しかし、データを活用したマーケティングを展開していく上で、そうした業界課題に真摯に向き合い、どうするべきかの解決策を見つけていくことが大切だと私は考えています。

そのため、「月曜日のトラ」はプライバシーやセキュリティを考慮しつつも、データを収集・活用する方法をしっかりとコンサルティングできるデータ分析のプロフェッショナル集団を目指していきたいと思っています。

成長し続けるデータビジネス市場だからこそ、データ分析人材を増やしていきたい

「月曜日のトラ」を通じて実現したいことのもう1つが、データ分析領域の人材を増やしたいということです。

やはり昨今データビジネスは市場として伸びており、今後も需要が高まっていくであろう領域です。しかし、データ分析の人材が市場に足りないのが現状です。

「月曜日のトラ」では、クライアントワークを通じて様々なデータに触れ合う機会があります。またデータ分析業務を通じて、MOLTS自体の自社事業に携わることも可能です。

完全な支援サイドでもなければ、事業会社でもない、様々なデータ分析に携われる環境が「月曜日のトラ」にあると思っています。

だからこそ、データ分析のプロフェッショナルとして成長していくことができますし、そうした環境を通じて私個人としては人材育成にも力を入れていき、微力ながらもデータ分析人材を世の中に輩出してければと考えています。

そして立ち上げたばかりだからこそ、「月曜日のトラ」をどうしていくべきなのかを一緒に考えて設計していける面白いタイミング。

また採用にも関わっていただき、一緒に組織づくりにも取り組んでいただきます。そんな創業メンバーとして、「月曜日のトラ」を一緒に成長させていきませんか?

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募集している職種・業務内容、求めるスキル

募集職種は以下の2つです。

  • データコンサルタント
  • データエンジニア

データコンサルタント

業務内容

主にデジタルマーケティングに関連するデータ活用を支援するコンサルタントとして活躍いただきます。

要件定義(目的整理・As-Is/To-Beの定義・必要データの検討)からデータの生成、データ蓄積、クレンジング、分析、評価・課題抽出、実行、効果測定といった一連のデータ活用プロセスを支援いただきます。

求めるスキル・経験

  • デジタルマーケティング業務におけるデータ分析・評価・課題抽出の実務経験
  • 統計解析(統計検定2級以上)の知識、Tableau、Domo、Looker等のJavaScriptの知識があると望ましい

データエンジニア

業務内容

データコンサルタントと協力しながら、主にテーブル設計・蓄積・トラッキング等のエンジニアリング対応、それらのデータ保全を担っていただきます。

また、今後手がけていくであろう「月曜日のトラ」としてのデータを基にした新規事業・新規サービスの構築支援もリードいただきます。

求めるスキル・経験

  • Modern Data Stackを中心としたデータ基盤開発の経験
  • Google Analytics・Adobe Analytics等のアクセス解析ツールの導入支援経験、Salesforce Marketing Cloud等の大規模MAツールの導入経験があると望ましい

その他の発生しうる業務

創業メンバーということもあり、案件獲得の業務を積極的に行っていただきます。

また、MOLTSでは法人リードジェネレーションサービス『ミナオシ』やデジタルマーケティングのプロセスインストールを手がける『IHASA』などの新規事業を手がけており、それら新規事業のデータ領域の設計・構築などの業務も担当していただきます。

想定している取り扱いデータの種類

  • 触れることが多くなると思われるデータ
    • アクセス解析(Web・App)
    • デジタル広告
    • CRM(顧客データ・購買データ)
    • SFA
  • 稀に触ることがあると思われるデータ
    • SNS
    • MA等の配信ログ
    • アンケートデータ

上記以外ににも、必要に応じて様々なデータの収集・分析していくことが予想されます。

想定しているクライアント企業・対象ビジネス

これまでの案件としては、事業会社直案件と支援会社案件(コンサルティング会社・広告代理店・制作会社)の割合は半々程度で、クライアントの企業規模は上場会社からスタートアップまで様々です。

しかし「月曜日のトラ」では、メンバー自らが営業活動をして好きな案件を獲得するということができます。そのため、どんな仕事をしたいかを自ら営業して選べるということが特徴としてあります。

なお、基本的にはデータ活用が必要である企業群が対象となるため、以下のような課題を抱える企業やビジネスが対象になります。

  •   よくあるパターン
    • 不動産・人材・中古車・旅行など、データベースを主体としたWebサイト・アプリを展開しており、大量のデータが生まれやすいBtoC企業
    • The Model型を採用したところ、データの管理・運用に課題が生まれたBtoB SaaSビジネス
    • Lead Generationを伸ばす必要に迫られたBtoBビジネス・BtoCビジネス
    • 多くの代理店と相対しており、データ共有や各代理店の評価、タグマネジメント等データに関わる課題を抱えるD2Cビジネス
    • コンテンツマーケティングを実施しているが、施策の評価ができていない・思うように効果が出ていない企業
  • 稀にあるパターン
    • データの総量、活用目的が多岐に渡る大手企業
    • DX推進のもとに、データの活用支援の必要性が高まる大手企業
    • アクイジション(獲得)とリテンション(CRM)の両面を見つつ、LTVベースによる施策評価を行いたいが、データ量も多く、計算も複雑なため、運用に載せられないD2Cビジネス
    • 会員獲得・商品供給・購買の3点からKPIを設計する必要があるため、KPIマネジメントが複雑で管理が難しいことに頭を悩ませるCtoCビジネス

報酬・インセンティブについて

実力に応じて、個人収支に応じたインセンティブを支給いたします。給与レンジに関しては、業界水準以上を目指していく予定です。

  • モデル年収
    • アソシエイト:年収350~550万円(固定報酬)
    • コンサルタント:年収550~800万円 (固定報酬)
    • シニアコンサルタント/スペシャリスト年収800万~年収1,000万円超(固定報酬 or 固定報酬+インセンティブ)

おわりに

データアナリストやデータコンサルタントの中にはデータ分析、改善提案まではしつつも、その後の施策実行フェーズまで携わるというケースはそう多くないでしょう。

しかし、MOLTSではコンテンツマーケティングやダイレクトマーケティング、そしてデジタルマーケティング全体の戦略設計など、様々な領域のプロフェッショナルが集まっており、各プロフェッショナルと連携して施策実行まで踏み込むことが可能です。

そのため、「データを活用して、こういったことをやりたい」といった想いを、形にできる環境があります。

また、データ分析と言っても対象となるデータは幅広く、どの領域を自身の強みにするか、また「月曜日のトラ」自体の事業計画にまで踏み込んでいただき、どんな採用をしていくかなど、やれることが無限にある環境です。

データ分析を通じて様々なことにチャレンジしていく―― そんなあなたの想いを「月曜日のトラ」で実現しませんか? 皆さまからのご応募をお待ちしております。

著者情報

MASAHIRO NISHI

西 正広

Marketing Strategist / Data Analyst

業界歴15年。データ戦略の立案、アクセス解析、CVR改善、データ活用基盤の構築などを担当。電通デジタルを経て2019年MOLTS参画。

担当領域の
サービス

  • マーケティングリサーチ
  • コミュニケーションプランニング
  • SEO
  • アクセス解析
  • CDP/DMP構築・運用

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