プレースメントターゲティングとは|配信先を制御し広告費を最適化する方法
この記事でわかること
- 潜在顧客へアプローチをしたい
- 商品のブランディングをしたい
- 無駄なコストを払わずに、効率的な広告配信をしたい
Web広告を運用されている方の中には、上記のような課題をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
Web広告と一口にいってもリスティングやSNS広告などその手法が多岐に渡るからこそ何を取捨選択しどのような手法が自社にとって一番良いものなのか、を迷われる方も多いことでしょう。
そのような方にぜひとも活用いただきたいのが、「プレースメントターゲティング」です。プレースメントターゲティングは、ディスプレイ広告の配信方法の一つです。広告を配信または除外するウェブサイトやモバイルアプリ、動画を指定することで広告の配信先を制御できます。
商品やサービス、ターゲットユーザーとの相性の良い配信先を見つけ、さらには他のターゲットと上手く組み合わせることで、より効果の高いパフォーマンスを実現でpurえきる可能性があるのです。
そこで本記事では、Google ディスプレイ ネットワークのプレースメントターゲットと、Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)のプレイスメントターゲティングの、仕組みや効果的な使い方、設定方法をご紹介します。
※本記事では、GoogleとYahoo!の両者をまとめてプレースメントターゲティングと表現します。
プレースメントターゲティングとは?仕組みとメリット、デメリット
プレースメントターゲティングは、ディスプレイ広告の配信方法の一つです。広告を配信または除外するウェブサイトやモバイルアプリ、動画を指定することで広告の配信先を制御できます。
プレースメントはウェブサイト全体の場合もあれば、サイト内の一部の広告ユニットに限られる場合もあります。

プレースメントターゲティングのメリット
宣伝したい商品・サービスとの相性の良い配信先や、ターゲットとするユーザーと親和性の高い配信先を設定することで、少ない予算で効果的に配信することができます。
配信実績から、CVが獲得できない・効率が悪い配信先を除外することで、効率改善も期待できます。
また、ブランドセーフティを保つためにも、配信先の指定/除外を行うことは重要です。
プレースメントターゲティングのデメリット
配信先を指定することで、配信量自体が少なくなるほか、競合が多い配信面では入札単価が上がることが考えられます。
また、新規の配信面やメディアへの配信がされないという面もあります。
相性の良い(効果の高い)配信先が明確になっていない場合は、配信先の除外のみ設定して配信開始し、配信先ごとの実績から相性の良い配信先を見つけましょう。
そもそも、ディスプレイ広告とは?メリット、デメリット

ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリの広告枠に表示される広告のことを指します。「画像+テキスト」もしくは「動画+テキスト」を組み合わせたバナーで表示されることが多いので、バナー広告とも呼ばれています。
Webサイトの右側やアプリのニュースフィードなど、ユーザーの目につく場所に広告を出稿します。テキストを含めたビジュアルで訴求することでユーザーの興味を惹き、クリックしてもらうことで、サイト誘導やコンバージョン獲得へと繋げていきます。
ディスプレイ広告は、入札額(いくらで広告を出すか)や広告枠(どこに出すか)、ターゲットなどを細かく調節しながら、目的に応じて成果を最大化させていく「運用型広告」の一つです。特定のサイトやアプリの枠を買う「純広告」とは異なる広告手法になります。
| 広告手法 | 運用型広告 | 純広告 |
|---|---|---|
| 主な種類 |
|
|
| 特徴 | 入札額や広告枠・ターゲットを細かく調整 | 特定の媒体や場所に掲載 |
ディスプレイ広告のメリット
1. 訴求できる内容が豊富
リスティング広告との大きな違いが訴求内容の豊富さです。
クリエイティブ(バナー、動画など)で表現できるメッセージの量、幅、深さがリスティング広告よりも充実しています。
2. 潜在顧客へアプローチできる
「今すぐに商品が欲しい」「特定の商品を探している」という顕在顧客にはリスティング広告の利用がおすすめです。
一方で、何かいいものがあったら購入したいが具体的にはイメージがない、いますぐに商品を購入する気はないが、今後購入可能性がある、といった潜在顧客にアプローチしたいときには、ディスプレイ広告が向いています。
3. 商品のブランディングできる
ディスプレイ広告は、テキストだけでは訴求できない、商品やブランドの魅力を伝えることに向いています。顧客に対して視覚的、聴覚的な印象を効果的に与えることができるのも一つのメリットです。
4. リターゲティングが可能
Google、Yahooのディスプレイ広告では、検索などを通じて自社のサイトや商品ページに訪れた顧客に対して、リターゲティングすることができます。サービスや商品への興味関心がある顧客に対して適切な広告訴求を続けることで、購買意欲を高めていくことができます。
このリターゲティング機能を最大限活用するには、配信対象ユーザーの細分化が重要なポイントです。
単に「サイト訪問者」として一括りにするのではなく、訪問期間・閲覧コンテンツ・ユーザー行動・流入経路の4つの軸でユーザーを細かく分類することで、より効果的なアプローチが可能になります。
次に重要なのが配信頻度の最適化です。適切な表示回数の設定により、ユーザーに嫌悪感を与えることなく単純接触効果を活用できます。特に検討期間の長いBtoB商材や不動産、金融業界では、この継続的なアプローチによるコンバージョン率の大幅な改善が期待できます。
これらの運用ポイントを体系的に理解し実践することで、リターゲティング機能の効果を最大化できるようになります。
ディスプレイ広告のデメリット
1. リスティング広告よりもコンバージョンに繋がりにくい
リスティング広告は、顕在層が訪問しやすい検索結果ページに広告配信ができるので、潜在層にリーチできるディスプレイ広告よりもコンバージョン(購買)に繋がりやすい傾向があります。
潜在層向けにディスプレイ広告を配信すると、短期的にはコンバージョンに至らず、ROASやCPAが期待した数値に達しないことも起こりやすいでしょう。申し込みや購買よりも、ユーザーに自社の商品やサービスを認知させ、想起してもらうことがディスプレイ広告の目的になります。
2. 改善すべき箇所がわかりにくい
ディスプレイ広告は、広告のクリエイティブの表現度が高く、配信面の幅が広い一方で、具体的にどの要素が広告効果に貢献しているのかが見えづらいのが特徴です。リスティング広告であれば、テキスト(文言)と入札したいキーワードで細かな調整が可能ですが、ディスプレイ広告はクリエイティブとターゲティングの調整する箇所が多く、PDCAが回しづらいと言えるでしょう。
ディスプレイ広告のメリット、デメリットそれぞれをきちんと理解して、プロモーションの目的に合致した広告を実施していきましょう。
プレースメントの選定とターゲティングの4つの活用方法

ここからは、プレースメントターゲティングを行うにあたってのプレースメントの選定方法と、活用方法を紹介します。
- 他のターゲティング方法と組み合わせて配信する
- これまでの配信実績から効果の高い配信先を選択する
- 商品やサービス、ターゲットユーザーとの親和性の高い配信先を設定する
- Googleにおける自動プレースメントを活用する
1. 他のターゲティング方法と組み合わせて配信する
プレースメントターゲティングに他のターゲティングを組み合わせることで、より対象ユーザーを絞り込んだ配信が可能です。
プレースメントターゲティング x キーワード(Googleのみ)
キーワードを掛け合わせることで、指定したプレースメントの中でも、キーワードと関連性の高い配信面への配信が可能です。
例えばニュースサイトなど、多様なカテゴリーのページがあるサイトを配信プレースメントとして設定する場合は、ターゲットユーザーとの関連性が低いページも配信対象に含まれてしまう場合があります。
その際に、キーワードを設定することで、配信プレースメントの中でも関連性の高いページに絞った広告配信ができるようになります。
参考:Google 広告ヘルプ|プレースメントとキーワードの組み合わせ
プレースメントターゲティング x ユーザー属性
年齢や性別などのユーザー属性を組み合わせることで、どのようなユーザーに広告を表示するかを指定することができます。商品やサービスのターゲットユーザーの属性が絞られている場合には、特に効果的です。
キーワードを掛け合わせて、さらに絞り込むことも可能です。
2. これまでの配信実績から効果の高い配信先を選択する
すでにディスプレイ広告を実施している場合は、広告管理画面やレポート作成することで配信先ごとの実績が確認できます。
CV獲得状況に応じて特定プレースメントの入札強化やプレースメントの除外設定を行う、効果の高い配信先の傾向を掴むなどして、新たな配信先追加を検討しましょう。
3. 商品やサービス、ターゲットユーザーとの親和性の高い配信先を設定する
あらかじめ配信する広告グループと親和性の高い配信先がわかっている場合は、それらを設定することで、より効果的な配信を見込めるようになります。
例えば商品が電化製品の場合、対象商品での閲覧数が多い価格.comのサイトを指定したり、また、ターゲットが30代女性の場合、登録ユーザー層の近いクックパッドのサイトを指定します。
4. Googleにおける自動プレースメントを活用する
Google ディスプレイ ネットワークでは、プレースメントの設定方法には、自動プレースメントと手動プレースメントの2つの設定方法があります。
自動プレースメント
設定したキーワードやトピックに基づき、配信先が自動で設定されます。
過去の配信実績がない場合、まずは自動プレースメントで配信してみて、配信先ごとの成果に応じて手動プレースメントに切り替えることもおすすめです。
手動プレースメント
ディスプレイ ネットワークのどのウェブページ、動画、アプリに広告を表示するかを指定する手動プレースメントの場合、特定のプレースメントの入札単価を個別に設定できます。
プレースメントターゲティングの設定方法
それでは、プレースメントターゲティングの具体的な設定方法を説明します。
あらかじめプレースメントターゲティングを行うキャンペーンと広告グループを用意してください。
Google ディスプレイ ネットワーク
対象の広告グループで、プレースメント > ペンマーク > プレースメントの編集をクリックして編集ができます。


検索窓に設定したいページのURLや関連キーワードを入力し検索します。

候補から、配信先として設定したいプレースメントにチェックを入れて設定完了です。

Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)
Yahoo!では、あらかじめ作成したプレイスメントリストを広告グループに紐づけることで配信対象(または配信対象外)の設定ができます。
まずは、プレイスメントリストを作成します。
プレイスメントリスト管理画面から、広告の配信対象(または配信対象外)とするウェブサイトのリスト(プレイスメントリスト)を作成します。プレイスメントリストに追加するURLは、手動で入力する、またはURL候補の一覧から選択しましょう。
次に、ツールタブ > プレイスメントリスト管理 に移動します。

プレイスメントリスト作成 > 新規作成 をクリック。

リスト名を任意で設定し、検索窓にURLを入れて選択、もしくは手動で入力タブに移動し直接複数プレイスメントを入力して設定が可能です。


不明な配信先を追加、のボタンが選択できますが、特定の配信先のみを指定したい場合は選択しないでおきます。
※広告の配信先URLが何らかの理由により取得できない場合は、「不明な配信先」に該当します。
リストの作成が完了したら、広告グループに設定します。使用するリストにチェック >広告グループに設定 をクリックしましょう。

設定する広告グループ、配信対象/配信対象外 を選択のうえ、設定をクリックし、完了です。

まとめ|配信先やターゲティングの効果的な設定でより高いパフォーマンスを
プレースメントターゲティングは、正しく選定・活用すれば高いパフォーマンスが見込めます。
商品やサービス、ターゲットユーザーとの相性の良い配信先を見つけ、さらには他のターゲットとうまく組み合わせることでより効果の高い配信を実現しましょう。
よくある質問とその回答
プレースメントターゲティングは、ディスプレイ広告の配信方法の一つです。広告を配信または除外するウェブサイトやモバイルアプリ、動画を指定することで広告の配信先を制御できます。
メリットとして、宣伝したい商品・サービスとの相性の良い配信先や、ターゲットとするユーザーと親和性の高い配信先を設定することで、少ない予算で効果的に配信することができます。
本記事では、GoogleとYahoo!の両者のプレイスメントターゲティングの、仕組みや効果的な使い方、設定方法を紹介します。詳しくは「プレースメントターゲティングとは?仕組みとメリット、デメリット」をご覧ください。
プレースメントの選定方法と活用方法は、以下の通りです。
1. 他のターゲティング方法と組み合わせて配信する
2. これまでの配信実績から効果の高い配信先を選択する
3. 商品やサービス、ターゲットユーザーとの親和性の高い配信先を設定する
4. Googleにおける自動プレースメントを活用する
プレースメントターゲティングは、正しく選定・活用すれば高いパフォーマンスが見込めます。商品やサービス、ターゲットユーザーとの相性の良い配信先を見つけ、さらには他のターゲットとうまく組み合わせることでより効果の高い配信を実現しましょう。
詳しくは「プレースメントの選定とターゲティングの4つの活用方法」をご覧ください。
具体的な活用方法の一例として、これまでの配信実績から効果の高い配信先を選択すると良いでしょう。
例えば、すでにディスプレイ広告を実施している場合は、広告管理画面やレポート作成することで配信先ごとの実績が確認できます。CV獲得状況に応じて特定プレースメントの入札強化やプレースメントの除外設定を行う、効果の高い配信先の傾向を掴むなどして、新たな配信先追加を検討していきます。
その他にも4つ具体的な活用方法についてプロの目線から解説しています。詳しくは「プレースメントの選定とターゲティングの4つの活用方法」をご覧ください。
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