検索連動型広告の一つであるリステクング広告ですが、GoogleかYahoo!のどっちの媒体で広告出稿しようと迷う担当者も多いでしょう。

ここでは、リスティング広告運用に精通した弊社の知見を元に、それぞれの特徴と、成果を出すために実務担当経験者におすすめする媒体について紹介していきます。

現在、以下のようなことでお困りではありませんか?

・運用している広告施策の目標設定が無謀か見極めたい
・事業成長のために投資する予算を見直したい
・インハウス体制の強化を行いたい

リスティング広告運用代行やインハウス化に精通したプロフェッショナルメンバーが、御社に最適なサポートをいたします。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

➡︎ リスティング広告の運用実績・サービス内容の詳細

リスティング広告の2大媒体の基本

リスティング広告の出稿先媒体として、最もメジャーなのは「Google」及び「Yahoo!」です。

まずは「Google」及び「Yahoo!」それぞれの基本情報について見ていきましょう。

ウェブ上の統計調査を行うStatCounterによると、2019年5月〜2020年5月にかけて国内のサーチエンジンのシェアは、Googleが75%、Yahoo!は20%となっています。

この統計から、Googleの方がシェアが高いことがわかります。

Google 広告とは

Googleのリスティング広告とは、Googleでユーザーが特定のキーワードを入力して検索した際に、その検索キーワードに関連した内容の広告が、Google検索結果画面の上部に表示されるものです。

▼関連記事
Google 広告には、リスティング広告のほか、ディスプレイ広告や動画キャンペーン(Youtube)といった手法もあります。詳しくは、別記事「5分でわかるディスプレイ広告とは?自社に導入するポイントを解説」を、参考にしてみてください。

Yahoo!広告とは

Yahoo!広告にもリスティング広告とディスプレイ広告の2種類があります。

Yahoo!の検索結果画面にて、キーワードに連動した広告が表示される機能が、Yahoo!のリスティング広告です。一方で、ディスプレイ広告は、Yahoo!提携先の各種ページで表示される「動画」や「テキストバナー」を使った広告のことを指します。

Google 広告とYahoo!広告を使い分けるポイント

Google 広告及びYahoo!広告いずれも2大媒体として人気を独占していますが、それぞれ異なる特徴があります。

Google 広告及びYahoo!広告のそれぞれの違いや使い分けのポイントについても見ていきましょう。

ターゲティングの違い

リスティング広告には、広告出稿先のターゲットを選定する機能がありますが、Google 広告とYahoo!広告ではターゲティングの設定内容が異なります。

例えば、Googleリスティング広告では「子持ちか否か」設定できるのに対し、Yahoo!では対象項目がありません。

また、Googleのリスティング広告では、市町村だけでなく「半径」まで指定することが可能です。

 Google Yahoo!
ユーザー属性 リターゲティング
アフィニティカテゴリ デバイス属性
カスタムアフィニティ 地域
購買意向の強いユーザー層(インテント) 曜日・時間帯
カスタムインテント
類似ユーザー
リマーケティング
カスタマーマッチ

参考:Google広告ヘルプYahoo!広告ヘルプ

配信先の違い

Google 広告の場合は、Googleの検索結果やGoogle提携サイトが配信先です。

  • BIGLOBE
  • livedoor
  • goo

一方でYahoo!広告の配信先はYahoo! JAPANの検索結果やその提携先サイトが配信対象となります。

ディスプレイ広告の場合は、Yahoo! ニュースや知恵袋にも配信されます。

表示オプション

広告に表示する内容を選択できる「表示オプション」は、Google 広告の方が豊富です。サイトリンクや電話番号といった基本情報のほか、住所・レビュー・アプリリンクなど様々な表示が可能です。

アプリへの導線や販売拠点への誘導を強化したい場合に、有利になるでしょう。

一方でYahoo!広告の場合は、クイックリンク、電話番号、テキスト、カテゴリの限られた表示オプションとなります。

Google Yahoo!
サイトリンク表示オプション クイックリンクオプション
コールアウト表示オプション 電話番号オプション
構造化スニペット表示オプション テキスト補足オプション
電話番号表示オプション カテゴリ補足オプション
メッセージ表示オプション
住所表示オプション
アフィリエイト住所表示オプション
価格表示オプション
アプリリンク表示オプション
プロモーション表示オプション
販売者評価の広告表示オプション

文字数

広告に表示できる文字数は、Google 広告の方が多いです。

Google 広告はタイトル1からタイトル3まで設定できますが、Yahoo!広告ではタイトル2までしか設定できません。

▼最大文字数(半角の場合)

Google >Yahoo!
広告見出し 1 30 文字 30文字
広告見出し 2 30 文字 30文字
広告見出し 3 30 文字
説明文 1 90 文字 80文字
説明文 2 90 文字
パス(2) それぞれ 15 文字

参考:テキスト広告について

リスティング広告に表示できる全体の文字数としてもGoogle 広告は300文字(半角)に対し、Yahoo!広告では170文字(半角)が上限となっています。

ユーザー層

Yahoo!広告は40代から50代、PCユーザーがメイン層です。

一方でGoogle 広告では、スマホユーザーが多く、比較的若い世代の利用率が高いという特徴があります。

Google 広告のメリット・デメリット

リスティングの広告出稿先を選定する際、それぞれの媒体のメリット・デメリットを理解することは大切です。まずは、Google 広告のメリット・デメリットについても見ていきましょう。

メリット

Google 広告には、設定した目標に応じて掲載方法を自動で設定する「自動入札機能」があります。予算や目標値を設定することで、最大限効果が引き出せる運用方法を自動で調整してくれる機能です。機械学習の性能が上がってきたことにより、高い精度で自動入札を行うことができます。

費用についても、クリックされた分だけコストが発生する仕組みをとっており、上限金額の設定も可能です。予算内で誰でも気軽に始めることができます

Google アナリティクス(以下、GA)と連携しやすい点もメリットの一つです。広告の出稿状況を、GAの管理画面で簡単に連携させることができ、計測用のパラメータをつける必要もありません。また、Google 広告はリスティング広告・ディスプレイ広告ともに同じ管理画面で運用ができ、分析、入稿、レポーティングが行いやすいインターフェイスです。

その他、Googleは世界シェアがNO.1の検索媒体であるため、海外にも同じ管理画面、決済手段で簡単にリーチできる点もメリットになります。

デメリット

Google 広告では、クリック単価が比較的高めです。

業種によっても様々なので一概には言えませんが、出稿企業が多く入札競争が激しいだけでなく、品質が低い広告や検索ボリュームが少ないキーワードは露出が制限されるため、入札単価を高く設定しないと掲載されにくい傾向にあります。

クリック単価は1円から入札することも可能です。そのほか、Google 広告では見出しに「!」などの記号が使用できないなど、広告の掲載内容にも一部制限があります

Yahoo!広告のメリット・デメリット

Yahoo!広告にもメリット・デメリットがあります。

続いて、Yahoo!広告のメリット・デメリットについても見ていきましょう。

メリット

Yahoo!は日本で一番大きいポータルサイトです。そのため、Yahooを経由してサイトを見ることが多く、一度でも広告主のサイトに訪れたことがあるユーザーに対して広告配信する、リターゲティング広告との相性が良いでしょう。

また、配信先はYahoo!の提携サイトがメインになっています。ブログなどの個人サイトでは配信されておらず、法人サイトを対象としているため、比較的信頼性の高い媒体で掲載できる点もメリットです。

デメリット

Yahoo!広告は、リスティング広告の他にもディスプレイ広告を同時に運用している場合は、それぞれで管理画面が異なります

複数の管理画面を使い分ける必要があるため、管理が煩雑になりやすいです。

また、GAなどの分析ツールと連携する場合、パラメーターを使ってタグ入れをする必要があるため、少し手間がかかることもGoogleリスティング広告と比較すると使いづらい点でしょう。自社で運用したい場合には、管理や分析に時間をとられ、かえって費用対効果が低くなる可能性も否定できません。

その他、部分一致でキーワードを購入する場合に、類似するキーワードへの拡張性が高いことでクリック費用が大きくなってしまうことや、Googleリスティング広告よりも広告文の審査が厳しく審査落ちしやすいなどのデメリットもあります。

何のためにリスティング広告を打つのか、から逆算して考える

ここまで、リスティング広告の基礎について説明してきましたが、リスティング広告を施策する際に最も大切なことは、「何のためのリスティング広告か」、その目的を明確にすることです。

Google 広告・Yahoo!広告いずれの場合にも言えることですが、リスティング広告の目的は、見込み客のアプローチになります

そのため、自社の見込み客、ターゲットになりそうなユーザーがどの媒体を利用しているか、逆算して考えることが大切です。

Google 広告・Yahoo!広告のどちらが費用対効果が良いと言い切ることは難しく、ターゲットや目的に応じてベストな方法を使い分け、検証しながら運用していく必要があります。

リスティング広告は比較的少ない金額から始めることもできますので、まずはGoogle 広告・Yahoo!広告いずれにも少ない費用で広告出稿してみて、その結果によりどちらを継続するか決めるのも一つです。

Google 広告がおすすめの場合

広告出稿先の媒体を選定する際に、ターゲットや目的によってGoogle 広告かYahoo!広告かを選定すると良いです。ここではGoogle 広告がおすすめの場合について見ていきましょう。

・スマホユーザーがメインのターゲットのとき

・年齢層の若いターゲットに配信するとき

・海外からも集客したいとき

スマホユーザーがメインのターゲットのとき

Google 広告の一つ目の特徴は、モバイルユーザー数がYahoo!よりも多い点です。

ニールセンデジタル株式会社の「TOPS OF 2019: DIGITAL IN JAPAN (2019)」によると、スマートフォンアプリの利用時間シェアTOP10サービスのうち、Googleが提供しているサービスがランキングの半数を占める結果となりました。

これは、Googleサービスへのスマホからのアクセス数は、9位のYahoo!よりも圧倒的に多いことを示しており、日本国内ではサービス全体を合わせてNo.1のアクセスを誇っているとも言うことができます。

そのため、スマホユーザーをメインターゲットとする広告を出稿する場合には、Google 広告を活用する方が、より大きな成果に繋がる可能性が考えられます。

アプリプロモーションをしたいとき

Google 広告はGoogle Playの検索結果に配信でき、ディスプレイ広告とも連動しているためアプリインストールを強化したいときはGoogleがおすすめです。

海外からも集客をしたいとき

Google 広告は日本国内に留まらず、世界的シェアがNO.1の媒体です。海外からのアクセスも多く、国内外でビジネスを展開したい場合にはGoogle 広告の方が有利になります。

Yahoo!広告がおすすめの場合

Yahoo!広告がおすすめの場合についても見ていきましょう。

・PCユーザーがメインターゲットのとき・広告出稿者のブランドイメージを壊したくないとき

・高年齢層のユーザーにもリーチしたいとき

PCユーザーがメインターゲットのとき

Yahoo!のメインユーザーはPC利用者です。PCユーザーをターゲットにした広告を出稿したい場合には、Yahoo!広告が有利になります。

広告出稿者のブランドイメージを壊したくないとき

Yahoo!広告の出稿先は法人サイトのみです。そのため非公式のサイトに広告が表示されることはありません。悪徳なサイトに広告が表示される確率が低く、自社のブランドイメージを担保したい場合にはおすすめです。

高年齢層のユーザーにもリーチしたいとき

Googleリスティング広告では、若年層以外の利用者も多いですが、50代半ばの高齢世代に関してはYahoo!の方が利用率が高い傾向にあります。

高齢者をターゲットにした広告を出稿する場合には、Yahoo!広告がおすすめです。

最初にはじめるなら、Google 広告

Google 広告・Yahoo!広告はそれぞれ利点欠点があることがわかりました。

多くの企業がグローバルを視野にビジネスを展開していますが、世界的な検索シェアの高さはやはりGoogle 広告の方が高くなります。そのため、国内外問わず広告の表示回数も多く、海外もターゲットにできる点はGoogle 広告の強みと言えるでしょう。

また、クリック回数の上限を指定することで予算内で簡単に運用ができることや、自動入札機能を使用することで知識の少ない担当者でも簡単に広告出稿を始めることができる点もGoogle 広告の良さになります。Google翻訳などの機能を見ていてもわかりますが、GoogleサービスにおけるAIの機能は精度が高いです。自動入札機能を使うことで、初心者の方でも手軽にはじめやすく、効果を得やすいです。

そのほかにもGoogleアナリティクスとの連携方法が簡単な点や、管理画面が使いやすいなど機能性の良さを見てもGoogleの方が圧倒的に良いです。Googleは世界的にユーザーが多いためヘルプやサポートも充実していますし、Google広告運用におけるオンラインセミナーも開催されています。知識を習得できる機会が多く、自社運用を検討されている企業にとってもありがたいですね。

もちろん、最後は自社のターゲットや目的に合わせた媒体を選ぶことが大切ですが、広告運用を実際に行ってきた者からの評価としてはGoogle 広告の方が有利であると言えるでしょう。

現在、以下のようなことでお困りではありませんか?

・運用している広告施策の目標設定が無謀か見極めたい
・事業成長のために投資する予算を見直したい
・インハウス体制の強化を行いたい

リスティング広告運用代行やインハウス化に精通したプロフェッショナルメンバーが、御社に最適なサポートをいたします。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

➡︎ リスティング広告の運用実績・サービス内容の詳細