SEOライティングとは?成果を出すために考えたい6つのこと

永田 さおり

Media Planner

記事をシェア

SEOライティングとは?成果を出すために考えたい6つのこと

あなたはSEOライティングにどのようなイメージをお持ちでしょうか?

「文章が構造的でどれもやたらと硬いし長いし、ちょっと私には難しい…」

今この記事に辿り着いたあなたは、もしかしたら記事を書くことに、このような苦手意識を持っているのかもしれません。

本記事を執筆中の私は、現在デジタルマーケティング会社のエージェンシー事業部にて、オウンドメディアのプランナーをしています。得意領域は、コンテンツSEO(検索を接点としたコンテンツ制作)を軸とした戦略立案とその設計です。

今ようやく「得意領域」として公言できるようになりましたが、恥ずかしながらそんな私自身、みなさんと同じように「過去」SEOライティングが大の苦手でした。キーワードを見るたびに「またこれか…」と来る日も来る日も書けない記事とにらめっこ。ここから何を書けばいいんだ…。書こうとすると手が止まる。そんな日常を繰り返していました。

しかし、とある日を境に「書けない」状況が一変、文章に行き詰まることもなくなりました。そして、そんな私は今現在コンサルタントとして、日々様々なクライアントへSEOライティングに関する指導を行っています。(過去の私がこの事実を聞いたら、とんでもなくビックリすることでしょう。)

では、私は一体どのようにして、“苦手”を克服しスキルを身につけ、自らの武器としていったのでしょうか。

本記事では、筆者自身の経験や体験をもとに、どのようにしてSEOライティングの“苦手”をなくしてきたのか、について話をしていきたいと思います。前半ではなぜ苦手意識を持つ人が多いのかの考察を、後半では筆者が実際にSEOライティングのレクチャーをする時に重要だと思う要素について紹介します。

Result Driven.

SEOライティングに苦手意識を抱く人の多くはなぜ複雑に考えすぎてしまうのか?

これはあくまで筆者個人の見解にすぎませんが、多くの人がSEOライティング自体を複雑に考えすぎているのではないかと思います。

なぜ複雑化してしまっているのか、それには様々な理由があるように思えますが、筆者が考える一番の要因は、本来ユーザーのためにあるべき記事が「検索対策」になってしまったことにあると考えます。

検索対策、つまりサーチエンジン上で検索上位に出すことだけを目的として作られた記事は、追って解説するSEOライティングの「本来の役割」を理解しないまま制作されるケースがほとんどです。

上位記事の要素をひたすら寄せ集め、何の意図もなく「SEO対策だから」とキーワードをこれでもかと羅列する。

文章はだらだらと長くなり、今自分が何を書いているのかが分からないと書き手が迷子になってしまう。

その結果「もうSEOライティングができない…」と苦手意識に繋がってしまう。このような悪循環は容易に想像がつくことでしょう。

SEOライティングの本質は「ユーザーの課題解決」である

そもそもSEOライティングは、ユーザーの悩みを解決するための一つの手段です。

ユーザーは自らの悩みや課題を解決するために、GoogleやYahoo!などの検索エンジンに「キーワード」を入力し検索をします。検索画面上に表示されたたくさんの記事の中から、ユーザーは今の自分自身にとって一番悩みを解決してくれそうな内容を選びます。

この悩みを文章で解決してあげることこそが、筆者が考える「本来のSEOライティングの役割」です。

上記の理解がないまま記事制作が進むことにより、SEOライティングは「ユーザーにとって課題解決のための手段」から「検索対策のための手段」に変わってしまうように思えます。

本章までをお読みいただき「言われてハッとした…」「確かに最近ユーザーのことを全く考えられていなかった…」など様々な感想があることでしょう。苦手意識を克服していくためにも、まずはSEOライティングの役割を正しく理解できているかどうかを考えてみてください。

ユーザーに焦点を当てる、その結果として成果がついてくる

「言いたいことも分かるし、理解もしている。しかし、検索でそもそも上位を取らなければ書くだけ無駄になってしまうし、話が矛盾していないか…?」

ここまで読んでいただいた方の中にはこのように思った方もいらっしゃることでしょう。

確かにおっしゃるとおりで、記事を書く以上「成果」に貢献しなければ何の意味もありません。

そして冒頭で筆者がオウンドメディアのプランナーとご紹介させていただきましたが、筆者も事業貢献をするために、検索で一位をガンガン狙いにいきますし、むしろ狙いにいかないという選択肢はありません。

その理由は、検索結果において一位と二位以下ではそのクリック率の差に10%以上の開きがあるからです。二位以下は一桁台と、コンテンツを書いたところでほぼ見られないことになります。そのため、一位以外を取っても意味がないとは言いませんが、上位を獲得できなければ、事業への貢献度は大幅に下がってしまうことでしょう。

しかし、テクニック論に頼った小手先の検索対策はしません。あくまでSEOライティングの主目的である「ユーザーの課題解決」を一番に考えます。その理由は、SEOライティングの本来の役割ももちろんですが、検索エンジンを作っているGoogleがユーザーへのメッセージとして掲載している「Googleが掲げる10 の事実」でも「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる」と提言しているからです。

また、私自身もこれまでこのセオリーに則り多くの実績を出してきたことも確かです。以下実績コンテンツを紹介しています。あわせてご覧ください。

検索結果に正解を求めすぎない

また、検索結果を見ない大きな理由がもう一つあります。それは、検索結果に自分の書く文章が引きずられてしまうことです。

検索結果を参考にしすぎるばかり、あたかもその記事が「正解」であるかのような錯覚をおこし、その内容に引きずられてしまう。結果として、検索結果に似せたつもりはないのにその記事と同じようなコンテンツができる。

その理由がなぜなのか、筆者なりの見解を以下に述べていきたいと思います。

人ははじめて挑戦することや分からないことに「不安」を覚え、その不安を解消しようと行動します。それは誰しもが一度は経験のあることなのではないかと思います。

例えば、社会人になってからはじめての仕事をする時、見知らぬ土地へ旅行に行く時など、シュチュエーションは違えど「この仕事の進め方で良いのだろうか…」「行きたい場所に辿り着けるのだろうか…」という不安から携帯で検索をしたり人に聞いたり「正解」を求めるための行動をおこします。

SEOライティングも同様です。正解が分からなく不安が発生するため、その不安を解消するために検索結果を模範した記事を書く。

だからこそ、SEOライティングに取り組む多くの人が「検索対策」という行動を起こしてしまうこと自体がややしょうがないことだとは思いつつも、それをしてしまうことは本来のSEOライティングの目的から逸れてしまいます。

常に見るべきはユーザーです。Googleが提唱するように、本来のSEOライティングの役割を果たすことこそが、成果への最短飛距離だとも考えられます。

「検索結果=Googleが決めた正しい答え」というバイアスがかからないためにも、検索結果は参考程度に考えましょう。(筆者の場合クライアントのコンサルティングに入るとはじめは検索結果を見ないところからはじます)

SEOライティングを行う上で、必ず抑えておきたい6つのポイント

前章までは、SEOライティングの根幹についてお話をしてきました。

本章以降は、私が普段からコンサルティングを通して、SEOライティングを進める上で大切にして欲しいと伝えている考え方について、記事を進めようと思います。

実戦で使えるものを中心にご紹介していきますので、ぜひご活用ください。

1. プロジェクトにミッションを定めるように、記事にもゴールを設ける

「どこまで記事を書けば良いですか?」

コンサルティングの序盤で必ずといって良いほど上がる質問の一つです。

ユーザーと向き合い適切な答えを用意しようと文章を書き始めた結果、終わらせ方が分からなくなってしまうことは、SEOライティングに着手した方であれば一度は経験があるのではないでしょうか。筆者自身も、同じような体験をしたことがあります。

しかしこれらはコンテンツに「ゴール」を設定することで解消できます。どのようなプロジェクトにも必ず、なぜプロジェクトを行うのかを示すミッション(ゴール)があるように、記事を書く時もコンテンツを読了したユーザーにとってゴールを定めるべきだと考えます。

しかし、「いまいちゴールと言われても…よくわからない」そんな方もいらっしゃることでしょう。一つ事例を交えてお話を進めたいと思います。

キーワード「転職エージェント おすすめ」というワードでゴールについて考えてみます。

キーワードの字面の通りこのユーザーが主として知りたいことは、「おすすめの転職エージェント」について知りたいことが容易に想像ができることでしょう。

しかし、ユーザーニーズの深堀を行う際、他にも「転職エージェントの他に、自分にあった転職サービスはあるのか?」「転職エージェントでもどこのエージェントを使えばいいのか?」など、この記事を書く上でいくつか構成要素が考えらえるでしょう。

しかし、記事の中に要素をどこまで入れるのか、そう考えるとあれもこれも入れないとユーザーのニーズは網羅できないのではないか、そうお考えになる方は多いように思えます。事実として、筆者自身も考えすぎるあまり、ニーズの洗い出しに終わりが見えずに構成がなかなか進まないという経験がありました。

ここで重要になってくるのが、ゴールの設定です。

終わりがないのであれば自らがユーザーにとっての終わりを決めてあげれば良いのです。

記事にゴールができることで、その達成と同時に執筆は終了となる。

これであれば記事の終わりが分からないこともなくなるし、執筆中で迷ったとしてもゴールが決まっていればそれを逆算して必要な要素かどうかをジャッジしていけば良いだけなので、必然とコンテンツの終わりについて迷うことはなくなります。

構成を作る段階でまずは必ずゴールを定める、その上で記事の執筆をはじめる、最後にまた記事の内容がゴールとあっているかどうかを確認すると良いでしょう。

2. 人に伝える説明と文章がイコールであるかどうか

コンテンツのレクチャーを進める中で「なんだか文章が上手く書けません」といった質問をいただく機会も多いです。

そのような時、一度口頭で同じ説明をしてもらうことにしています。なぜかというと決まって文章として書いてある説明よりも、分かりやすく体系立てられた回答が返ってくるからです。

人を目の前にした時、だいたいの人がどうしたら「その人に分かりやすく伝わるのか?」を考えながら話すと思います。同じ説明ですが、文章となると途端に「文字を書くこと」に一生懸命になり、「分かりやすく伝える」ことを忘れてしまいがちです。

そのため、文章を書き始めて「自分の書いてあることが分からなくなってしまった…」「ここなんて説明すれば良いかが分からず書き進められない…」そのような状況に陥ったときは、一度手を止めてその文章を人に伝える場合はどのように伝えるのか?を考えていただくと良いでしょう。構成に迷った時も同様です。

また、目の前に人をおき、実際に声に出して会話してみることで早期の解決が見込めます。ぜひ実践してみてください。

3. コンテンツを作った本人がその記事の一番のファンである

筆者がコンテンツを執筆する上で「自分自身がそのコンテンツの一番のファンであるかどうか」は最も大切にしていることの一つです。これは、SEOライティングに限らず全ての事柄に言えることなのかもしれません。

冒頭からお話ししてきているようにSEOライティングの本質的な役割はユーザーの課題解決です。そのため、課題を解決するためにどれだけ熱量を持ってユーザーと向き合うことができたのか、によって、成果がついてくると言っても過言ではありません。

それほど、ユーザーと向き合うことが大切であることは私自身も体験してきたことです。

文章力をすぐに上げることは難しいですが、熱量は今すぐにでも変えることができます。まず成果を出したのであれば、熱量を持ってユーザーと本気で向き合ってみましょう。

また、書き手自身がコンテンツに対して「なんだかいまいち…」と思うのであれば、それは必ずユーザーにも伝わります。私がコンサルティングで記事についてのフィーバックをする際、必ずといってよいほど「自身が読みたくなる記事であるかどうか?」を一番にはじめに確認します。もしもそこで「NO」が返ってくるのであればユーザーに対して真剣に向き合えていないということになるため、何が足りないかを考えてもらうという意味で記事を見ずに返却します。

作者自身がコンテンツに一番熱狂できているのかどうか、そして私が書いたコンテンツが一番ユーザーのことを考えている、と自信を持って提言できるようにしましょう。

4. 書くべきテーマの理解度は十分と言えるか

書くべきテーマを十分に理解して文章を書けているかどうかもコンテンツ制作を進める上で重要な要素の一つであると言えます。

SEOライティングを行う場合、すでにその道のプロとして事前知識が豊富であれば、その知識をいかしてコンテンツ制作を行えば良いですが、多くの人がゼロベースで記事の執筆を行います。その場合には、書くべきテーマに関しての十分な内容理解が求められます。

例えば、筆者自身がオウンドメディア関連の記事を書くのであればこれまでのクライアントワークを通して得た経験や知見などをもとに執筆を行いますが、別のテーマでとなった場合、関連書籍は3〜4冊読み込みノートに内容をまとめる。その上で、ユーザー調査をし記事の執筆へと進みます。

時間も手間もかかりますが、悩んでいるユーザーが目の前にいる以上、どれだけその人と真摯に向き合えるかはとても重要です。

また、自身で書いた記事は説得力を出すという意味でも必ず監修者に入ってもらうと良いと思います。どれだけ素人が一生懸命記事を書いたところで、オウンドメディアのプランナーが法律の記事を書くのと、弁護士が法律の記事を書くのとでは、記事の説得力が違います。

せっかく書く記事をユーザーにより信頼してもらうためにも監修はつけるようにしましょう。

5. 中学生でも分かるような文章になっているか

SEOライティングの場合、悩みや課題を抱えて記事に入ってきたユーザーに対して、文章という手段を用いて回答を用意します。

悩んだり課題のある人が見る記事になる、かつ、多くの人が見る記事になるため、その文章は誰にでも分かりやすい内容になっている必要があります。分かりやすさを伝えることに価値は高いです。

そんな時によく伝えることが、中学生にでも分かるような文章まで噛み砕いて記事を書きましょう、です。そして、これは文章が得意な人よりも苦手意識がある人の方が書けるのではないかと思います。

どんな部分をユーザーが読みにくいと感じそうか、また、どうしたら分かりやすく伝わるのかを考え執筆してあげましょう。

また、伝える手段は文章だけではありません。図解という言葉があるくらいときには文章ではなく絵で描いてそれを見せることで理解が深まると考えます。

最近はYouTubeなどの動画も増えてきているため、ユーザーのことを考えた上でどのようなコミュニケーションが最適化を考える必要があります。

6. 書き出しに情熱を捧げられているかどうか

記事の中で最も重要だと考えるパートがあります。それが書き出しです。書き出しとは通称リード文と呼ばれますが、検索で入ってきたユーザーが一番最初に目に触れる文章です。

私自身、どこのパートに一番力を注ぐかと言われたら間違いなく「リード文」です。リード文が文章全体の良し悪しを左右すると言っても過言ではありません。その理由は、ユーザーが最初に目に触れる文字であるため、読む価値があれば読み進めてくれると思いますし、逆に書き出しを読んで読む価値がないと判断されればそれまでで離脱されてしまうからです。

書き出しを構成する上で、気を付ける点をご紹介します。

  • ユーザー自身が自分ごとかできる文章になっているか
  • その記事の結論が入っているか
  • 筆者の顔が思い浮かぶような内容になっているか
  • 記事を読もうと思えるような具体的なベネフィットが盛り込まれているか

書き出しの良し悪しを決めることが難しいですが、まずは自分自身がこれは読みたいと思えるかどうかでジャッジしてもらうとよいでしょう。

まとめ|SEOライティングの本質的な役割を理解し徹底してユーザーと向き合う

今回は筆者の経験に基づき、SEOライティング経験者の多くが苦手意識を持つことが多いのか、について記載をしてきました。

また、コンテンツの執筆において私自身も現場でレクチャーする6つのポイントについても紹介をしました。重要なポイントは以下の通りです。

  1. プロジェクトにミッションを定めるように、記事にもゴールを設ける
  2. 人に伝える説明と文章がイコールであるかどうか
  3. コンテンツを作った本人がその記事の一番のファンである
  4. 書くべきテーマの理解度は十分と言えるか
  5. 中学生でも分かるような文章になっているか
  6. 書き出しに情熱を捧げられているかどうか

ぜひとも今後の執筆にご活用ください。

コンテンツマーケティングの運用にお困りの方へ

  • コンテンツマーケティングに取り組んでいるが成果が伸びない
  • 成果の出るコンテンツを作りたい
  • 自分たちでメディア運営や制作ができる組織体制を作りたい

などのお悩みは私たちMOLTSにご相談ください。創業から6年で累計350社以上の支援を行い、MOLTSが関わったことで求めていた事業・マーケティングの成果が約9割以上が向上、と高い満足度を得ています。
ご相談内容の大小に関わらず、プロジェクトと予算に応じて貴社にとって最適なご提案をさせていただいております。まずは会社資料をご覧ください。

資料をダウンロード

この記事を書いたメンバー

SAORI NAGATA

永田 さおり

Media Planner

1989年、新潟生まれ。楽天グループでの法人営業やO2Oマーケティング業務を経て、バズ部を運営する株式会社ルーシーに入社。メディアコンサルタントとして、不動産、審美歯科/美容整形、転職会社など幅広い業種のオウンドメディアの立ち上げや運用を経験。その後、2017年3月MOLTSへ参画。2018年3月より子会社KRAFTに所属、オウンドメディアの戦略立案から設計、グロースまでの一貫したトータルプロデュース、インハウス化支援、コンサルティングを行う。2019年より同社代表取締役に就任。

  1. MOLTS
  2. コンテンツマーケティング
  3. ナレッジ
  4. SEOライティングとは?成果を出すために考えたい6つのこと