コンテンツSEOとは|効果やメリット・成果を出す6つのステップ
この記事でわかること
- コンテンツSEOの具体的な手順
- コンテンツSEOに取り組む10のメリット
- コンテンツSEOの企業事例
「コンテンツSEOはどのようにすれば成果が出る?」「コンテンツSEOに取り組むとどのような効果がある?」
コンテンツSEOは、ユーザーのニーズを満たせるコンテンツを継続的に発信し、検索エンジンから集客するための施策で、コンテンツマーケティングの一種です。
具体的には、以下の手順でユーザーニーズを把握してコンテンツを作成します。
手順ごとに適切な方法で取り組まなければ、ユーザーのニーズを正しく理解することができず、間違ったキーワードを選定してしまう可能性があります。また、自社のターゲットとは異なるユーザーへのコンテンツを作成してしまい、成果に繋がらないケースもあるでしょう。
弊社では、オウンドメディア運営を企業の事業・経営課題を解決するための一手段として位置付け、これまでにクライアント様100社以上の課題解決をお手伝いしてきました。
その中で、メディア運営を始めてみたはいいものの、「アクセス数が思うように伸びない」「いくらコンテンツ(記事)を書いてもCVが獲れない」といったご相談をよくいただきます。
本記事ではそのような課題を持つ方に向けて、コンテンツSEOの手順や留意すべきポイント、企業事例を詳しく解説しています。
また、コンテンツSEOに関する記事を読んでも、肝心なライティングの要点がわからない……という方も多いと思います。そこで本記事では、具体的なコンテンツ作成のポイントも解説していますので、ぜひ最後までお読みください。
コンテンツマーケティングにお困りではないですか?
- コンテンツを量産してきたが期待したトラフィックやコンバージョンが得られていない
- 自社のリソースにも限りがあり、手が回っていない
- そもそもどのようなコンテンツを作るべきか、設計段階からアドバイスが欲しい
このようなお悩みは、数々のコンテンツマーケティングで成果実績をあげてきたTHE MOLTSにご相談ください。コンテンツの設計や運用チームの構築、パフォーマンス測定や改善への活かし方など、貴社の課題にあわせて成果を出すためのプランニングをいたします。
「コンテンツSEO」の前に理解すべき「SEO」とは
コンテンツSEOについて解説する前に「そもそもSEOとは何なのか」の定義をしっかり押さえておきましょう。SEO(Search Engine Optimization)は、日本語で「検索エンジン最適化」と訳します。
簡単に説明すると、Googleに正しく評価されるサイトを作り、良質なコンテンツをユーザーに届けるための対策のことを指します。
SEO対策は、以下の2つの領域に分けることができます。
特徴 | 主な施策 | |
---|---|---|
コミュニケーション領域 | 良質なコンテンツをユーザーに届けるための施策領域 |
|
テクニカル領域 | Googleに正しく評価される施策領域 |
|
良質なコンテンツを作成するためのコンテンツSEOは、コミュニケーション領域に当てはまります。
コンテンツSEOは検索をタッチポイントとしたコンテンツマーケティング
コンテンツSEOという言葉は、企業やメディアによってその定義が異なるように思いますが、弊社ではコンテンツSEOを、検索をタッチポイントとしたコンテンツマーケティングと定義づけています。
そもそもコンテンツマーケティングとは、ユーザーとメディア間を価値あるコンテンツで繋ぎ、ユーザーの態度変容を図るWebマーケティング手法の一部のことをいいます。
よく、コンテンツSEOとコンテンツマーケティングは混同されてしまいがちですが、前者はコンテンツマーケティングの一部で、後者はWebマーケティングに属することをまずはご理解ください。
コンテンツSEOを重視すべき理由
現在ではコンテンツの質が優先的に評価されるアルゴリズムになっており、テクニカルな施策だけで上位表示させることが難しい状況です。そのため、検索ユーザーが求める有益な情報を盛り込んだ良質なコンテンツを作成する必要があるのです。
コンテンツSEOは、ユーザーのニーズを満たせるコンテンツを継続的に発信し、検索エンジンから集客するための施策であるため、SEOの中でも重視される傾向にあります。
また、コンテンツSEOは正しいやり方を理解して、辛抱強く取り組むことで成果が期待できる施策でもあります。
ただし、良質な記事であっても書いた記事をただ公開していくだけでは上位表示達成やその継続は見込めず、サイト構造などテクニカル領域の施策も必要になることは理解しておきましょう。
- ある程度のキーワードで検索の上位表示が実現してしまった
- 様々な施策を実施し、この先やれることが少ないと思っている
- リードやコンバージョン数に伸び悩んでいる
コンテンツSEOの6つの手順
ここから、実際にコンテンツSEOの具体的な手順を解説します。
コンテンツSEOは次のように進めましょう。
ペルソナの設定
コンテンツを届けたい対象が明確にイメージできていないと、コンテンツのメッセージ性が弱まり成果に繋がりにくくなってしまいます。
そこで、キーワード選定や記事執筆の前にやるべきことが「ペルソナ」の設定です。ペルソナとは、ターゲットをより明確にするため、想定するターゲットを実在するような人物像として詳細にイメージしたものです。
上図のように、以下のような項目を具体的にイメージしていきます。
- 年齢
- 性別
- 職業
- 年収
- 居住地
- 趣味
- 休日の過ごし方
ペルソナを設定することで、チーム全体で共通のユーザーイメージを持つことができます。また、ユーザーの悩みや課題を発見しやすくなり、ユーザー視点で効果的な施策を考えられるようになります。
カスタマージャーニーマップの作成
ペルソナを設定したら、カスタマージャーニーマップを作成しましょう。
カスタマージャーニーマップを作るうえで特に重要なのが、ゴール設定です。なぜなら、目指すべきゴールによって作成するマップの枠組みが異なるためです。
例えば「商品の認知をスタートにし、リピート購入してくれるロイヤルカスタマーになること」をゴールにする場合、数年単位のジャーニーを描く必要が出てきます。また「キャンペーンからの会員登録」のようにリードタイムが短いゴールの場合は、数日、もしくは数時間単位を想定したジャーニーとなることもあるでしょう。
以下は、アパレルショップのカスタマージャーニー例です。
キーワードの選定
ここまで、ペルソナ分析とカスタマージャーニーについて触れてきましたが、ここで注意しておきたいのは、ユーザーの態度変容に合わせてキーワードも変化していくということです。
弊社では、A.I.S.A.S(アイサス)で、ユーザーの購買までの動きを考えます。
※A.I.S.A.S(アイサス)とは、インターネット普及後の時代における購買行動プロセスを表したものです。
例えば、まだ「生命保険」について詳しく知らないターゲットユーザーから、CVを獲得(リードの獲得)したいと仮定します。
まずは、このユーザーがなぜ生命保険について興味関心を持ったのかを考えましょう。
- 結婚を機に興味を持ち出した
- 子供が生まれたことを機に興味を持ち出した
- 友人から話を聞いた
このように、想定出来るケースは設定するターゲットユーザーによってさまざまだと考えられます。
そのテーマについて興味関心を持ったユーザーの多くは、「生命保険とは、そもそもなにか?」「どのような種類があるのか?」と考えて検索を行います。
このユーザーの課題としては、まずは生命保険について知識がないため広く知りたいと思い、「生命保険とは」「生命保険 種類」などのキーワードで検索することが想定できます。
場合によっては、自分が欲している情報が「生命保険」と気付いていないユーザーもいるでしょう。その場合は、「保険」という単語ではなく、「子供 財産 残す」など、といった複数の組み合わせからなるキーワードが入り口となるかもしれません。
これがいわゆる、興味関心(弊社では、認知と呼んでいます)フェーズにいるユーザーです。
さらに、このユーザーが生命保険に興味関心を深め、より多くの情報を得ようとするかもしれません。
その場合、
- 「多くの会社が生命保険を扱っているようだけど、どこの会社が良いのかな?」
- 「生命保険の種類がたくさんあることは分かったけど、どのような内容の保険がおすすめなのかな?」
などの疑問から詳細な情報を得ようと「生命保険 会社 比較」「生命保険 おすすめ」などのキーワードで検索することが想定できます。これがいわゆる、比較検討フェーズに入ったユーザーです。
このように、ユーザーに寄り添って、態度変容に合わせてキーワードを検討していくことがキーワードを考えるための戦略立案になります。
では、具体的なキーワードの選定方法を見ていきましょう。
1.マストキーワードを決定する
「Googleキーワードプランナー」など検索ボリュームを調べられるツールを活用し、自社に関連しそうなキーワードを並べてみましょう。
並べたキーワードは、検索ボリュームに応じて下記のように分類してください。
ビッグワード | 検索ボリュームが10,000を超えるようなキーワード多くの検索意図やニーズを含む競合が多く難易度が高いビッグワードは「Wi-Fi」「働き方改革」など一語出ることが多い |
ミドルワード | 月間検索ボリュームが1,000〜10,000までのキーワードビッグワードとスモールワードの中間の性質を持つ検索上位を獲得すれば、アクセス数のトータルはビッグワードに匹敵する場合もある競合がビッグキーワードほど強くなく比較的検索上位を狙いやすい |
スモールワード | 検索ボリュームが1,000以下のキーワード複数語句やニッチなワードから成り立っていることが多い競合性は比較的低い傾向にある最終的に狙いたい成果に繋げやすい |
検索数が多いビッグワードは競合も多くなり、難易度が高くなります。そのため、必ずしも検索数が多いキーワードの方がいいわけではないことを理解しておきましょう。検索数にとらわれすぎず、ミドルワードや狙った成果に繋げやすいスモールワードも対策してください。
関連しそうなキーワードを並べたら、そのキーワードを検索して上位記事の傾向からユーザーが何を求めて検索しているのかを読み取りましょう。商品の比較やサービスページが上位に表示される場合は、購買意欲が比較的高いユーザーが検索していることが多いことがわかります。
ユーザーのニーズを把握できたらマストキーワードを設定しましょう。マストキーワードとは「絶対に1位を取らなければならないキーワード」です。
マストキーワードは目的に応じて設定します。例えば、リードの獲得が目的であれば、購買意欲が比較的高いユーザーが検索していそうなキーワードがマストキーワードとなります。はじめに5つ程度のマストキーワードを設定してみましょう。
マストキーワードが決定したら、そのキーワードで検索するユーザーが何を求めているのかを、上位表示されている記事から読み取りましょう。読み取った情報から、どのような構成ならユーザーの課題や悩みを解決できるのかを考え、実際にコンテンツの構成を作ってください。
2.サブキーワードの選定
マストキーワードの構成を作成したら、そのキーワードを検索するユーザーは具体的に何が知りたいのか、どんな情報があると便利なのかといった要素を抽出します。
例えば、「勤怠管理システム」がマストキーワードである場合は、以下のような要素が抽出できるでしょう。
- 勤怠管理システムとは何か?
- 勤怠管理システムの比較
- 勤怠管理システムのメリット・デメリット
1つのマストキーワードに対し、5~10個ほどのサブキーワードを設定します。
例えば、先ほどの勤怠管理システムの場合、抽出した要素から以下のようなサブキーワードを発見できるでしょう。
- 勤怠管理システム とは
- 勤怠管理システム 比較
- 勤怠管理システム メリット
- 勤怠管理システム おすすめ
- 勤怠管理システム 導入
サブキーワードで作成した記事は、マストキーワードの補足として付け加えられる内容にすると、マストキーワードのコンテンツがよりユーザーにとって有益なものになります。そのため、マストキーワードのメンテナンスを考慮してサブキーワードの選定をしていくことが重要です。
選定した複数のマストキーワードに、同じサブキーワードが重複してしまうケースがあります。そこで、コンテンツの内容が被らないようにするために、キーワードの階層を可視化するキーワードツリーを作成しましょう。
ユーザーにとって最高のゴールを定義する
骨格の作成にあたっては、コンテンツのゴールを明確に設定することが重要です。どうすれば検索ニーズを最高の形で満たせるかという「ユーザーにとって最高のゴール」を考え・設定しましょう。
そもそもなぜ最高のゴールを設定するか、ですが、本来コンテンツマーケティングはユーザーに態度変容を促すことを目的としたマーケティング手法の一つです。そのため、コンテンツマーケティングに属するコンテンツSEOも例外ではありません。
ユーザーに寄り添い、態度に合わせたキーワードの検討・選定を行う、そして、コンテンツごとに最高のゴール設定を行い態度変容を促すことがコンテンツSEOの鉄則です。
またゴール設定は作り手側にとっても大切な意味を持ちます。目指すべきゴール設定がなければ、潜在的なニーズを際限なく深堀りしていくことが出来てしまいます。「この検索をするユーザーは多分あれも知りたい・これも知りたいはずだ」という発想です。
結果、コンテンツの流れがユーザーが望むものから外れていくと共に、コンテンツを書く側も「この記事では何を言いたかったのだろうか」と迷走していってしまいます。
上述のカスタマージャーニーマップを作る際も、目指すべきゴールによって作成するマップの枠組みが異なる旨をお伝えしました。
コンテンツの目的・役割を明確にするためにも、設定したゴールから逆算してコンテンツの流れ・骨格の作成を行いましょう。
例えば、「勤怠管理システム 比較」という検索キーワードであれば、ただ人気の勤怠管理システムを紹介するだけでは不足しています。
「システムごとの特徴や費用を理解し、自社にとってもっとも効果的な勤怠管理システムを選びスムーズに導入ができる」といった状態が、ユーザーにとって最高の結果であると考えられます。
さらに、私の場合はコンテンツ全体での最高のゴールだけでなく、章ごとにもゴールを設定します。「この章を読むことでこのゴールを達成する」と設定しておけば、執筆中も個々のゴールが達成できているのか・中途半端な状態のまま次の章に進んでいないかをチェックすることができます。
上記の勤怠管理システムのキーワードに当てはめれば、単におすすめの勤怠管理システムを紹介するだけでは足りず
- ユーザーが「自社にもっとも適した勤怠管理システム」を判断するための章
- そもそも本当に勤怠管理システムを導入する必要があるのかを判断する章
なども必要になってきます。
- KGI=コンテンツ全体で目指す最高のゴール
- KPI=それを達成するための章単位のゴール設定
と言い換えてもよいでしょう。KPIの積み重ねがKGIの達成につながるため、骨格設計のすべてはコンテンツ全体における最高のゴール達成のために作り込まれる必要があるのです。
コンテンツの骨格を作る
最高の結果を定義しておくことで、その結果に至るまでにはどのような情報が必要なのかが把握でき、記事の構成を組み立てやすくなります。それを基に、コンテンツの骨格を作っていきましょう。
骨格を作る上で、上位1~5位までの記事で2回以上出ている要素は必ず入れるようにしましょう。複数回取り上げられているということは、ユーザーニーズに沿った情報である可能性が高いからです。
ただし、上位記事にある情報だけを盛り込んだだけの記事にはしないでください。それでは、自社のオリジナリティが含まれず、ただ上位記事を真似しただけのコンテンツに過ぎません。
構成は、ユーザーのもっとも知りたい情報から伝えるように組み立ててください。例えば、「勤怠管理システム 比較」の記事なのに、比較結果が後半に出てくる構成だとユーザーが前半で離脱してしまう可能性があるからです。
見出しの順番は、話の流れが途切れないように順序だてて並べましょう。
ユーザーが満足するコンテンツを作成する
記事の構成ができたら、以下の要素を押さえながら本文を執筆しましょう。
コンテンツの作成方法は、「コンテンツ作成で押さえるべき要点」で詳しく解説しています。
メンテナンスを繰り返す
成果を最大化させるにはメンテナンスが重要です。
メンテナンスと聞いてよく耳にするのは、記事のリライトやタイトル変更といった作業かもしれません。もちろん、既存コンテンツのパフォーマンスを最大化させるメンテナンスにおいて、それらの作業も間違いではないでしょう。
しかし、「とりあえずリライトしよう」「とにかくタイトルを変えよう」などといった考えになっていないでしょうか?メンテナンスが重要であるとはお伝えしましたが、どういったメンテナンスを行うべきかはしっかりと考えなくてはなりません。
そのために必要なのがコンテンツの数値分析です。成果の最大化に向けて、なにが足りないのか、なにが成果を高める要因なのか、そういった分析をもとにまずはメンテナンスの方向性を考えましょう。
分析に役立つツールとして代表的なのが、Googleが提供するGoogle AnalytisやGoogle Search Consoleなどの分析ツールです。
前述したとおり、対策キーワードでの検索順位は見るべきポイントです。
ほかにも、以下のように記事に訪れたユーザーの行動を分析しましょう。
- 記事内容をしっかりと読んでもらえたか
- 関連する他の記事も読んでくれたか
- 商品の購入ページに遷移するなど、次のアクションを起こしてくれたか
このユーザー行動を高めれば高めるほど、ユーザーの満足につながっていきます。
また、記事に訪れてもらえなければそもそも意味がありません。検索をタッチポイントとしたコンテンツSEOにおいて、検索画面上でどれだけの人がクリックしてくれたのかといった観点で分析をしていくことも大切です。
数値分析は、より効率的なメンテナンスを行うために、いわばオウンドメディアの成功により早く近づくために必要な作業です。その近道を歩んでいくためにも分析ツールの導入はもちろん、コンテンツの数値分析を必ず行うようにしましょう。
- ある程度のキーワードで検索の上位表示が実現してしまった
- 様々な施策を実施し、この先やれることが少ないと思っている
- リードやコンバージョン数に伸び悩んでいる
コンテンツ作成で押さえるべき要点
「コンテンツSEOについては理解できたけれど、そもそもコンテンツはどう作成すればいいのかわからない」という人のために、ここからコンテンツ作成で押さえるべき要点を詳しく解説していきます。
要点は以下の通りです。
- タイトルのつけ方の基本
- 「書き出し」が非常に重要な理由
- 文章の書き方のポイント
では、ひとつずつ詳しく解説していきます。
タイトルの付け方の基本
タイトルは、ユーザーが検索画面で知りたい情報が書かれていそうなコンテンツかを判断する重要なポイントです。
以下の点を考慮してタイトルを決めましょう。
- 伝えたい情報の位置
- 主題・副題
- 文字数
伝えたい情報の位置
キーワードや、何を伝えたいコンテンツなのかがわかる単語をタイトルの前半に入れましょう。
例えば、弊社の記事で「5分でわかるBtoBマーケティングとは?戦略や成功事例を解説」というコンテンツがあります。
検索結果画面で見ると下記の通りです。
このコンテンツは、BtoBマーケティングについて網羅的に解説されており、すべてを5分ほどで読める内容です。しかし淡泊な記事ではなく、要点や知っておくべきポイントをすべて押さえています。そのため、タイトル冒頭に「5分でわかるBtoBマーケティング」と入れています。
これが、「BtoBマーケティングの主な手法とは?成果を出すために必要な知識も解説」というタイトルだったとします。すると、ユーザーの多くはタイトルの左部分しか見ていないことが多いため、網羅的な解説ではなく手法について詳しく書かれたコンテンツだと誤認してしまうでしょう。
そのキーワードでユーザーが何を知りたいのかを考え、伝えたい情報はタイトルの前半、つまり「主題部分」に入れるようにしてください。
主題・副題に分ける
上記の通り、タイトルは主題にもっとも伝えたい情報を入れ、その後に副題で補足の情報を入れます。
主題は「このコンテンツはどのような内容なのか」が一目でわかるようにしましょう。
副題は主題を強調するような文言にしてください。
先ほどの「BtoBマーケティングの主な手法とは?成果を出すために必要な知識も解説」は、「BtoBマーケティングの主な手法」が主題であり、「成果を出すために必要な知識も解説」が副題にあたります。
主題の「BtoBマーケティングの主な手法」で具体的な手法を解説していることがわかり、副題でさらに成果を出すための知識も解説していることがわかります。
主題と副題は「|」「!」「?」などで区切りましょう。
タイトルの適切な文字数
最後に、タイトルの文字数に着目してみましょう。タイトルが長すぎると検索結果にすべて表示されなくなるからです。
検索時に表示されるタイトルの文字数は以下の通りです。
- スマホ:34文字程度
- PC:28~30文字程度
BtoC向けコンテンツの場合、スマホで検索されることが多いため目安は34文字ですが、BtoBの場合はPCで検索されることが多いため、28~30文字程度が目安です。
「5分でわかるBtoBマーケティングとは?戦略や成功事例を解説」の場合は30文字であるため、検索結果には以下のように表示されます。
このようにタイトルすべてを読むことができるため、BtoBマーケティングについてどのようなことが書かれているのか把握できます。
検索画面にすべてのタイトルを表示させられない文字数になってしまう場合は、どこか省略できる文字がないかを検討するか、表示されている文言だけでユーザーに伝わるようなタイトルにしましょう。
SEOタイトルの設定方法や具体例ついては、こちらの記事で詳しく解説しています。
「書き出し」が非常に重要な理由
書き出しは通称「リード文」と呼ばれ、記事の中で最も重要なパートといえます。タイトル下に位置し、検索で入ってきたユーザーが目にする一番最初の文章です。
ユーザーは書き出しを読んで「読む価値がある」と感じれば読み進めてくれます。しかし、書き出しで「読む価値がない」と判断されればそこで離脱されてしまうからです。
書き出しを構成する上で、気を付ける点は以下の通りです。
- ユーザー自身が自分ごと化できる文章になっているか
- その記事の結論が入っているか
- 記事を読もうと思わせる具体的なベネフィットが盛り込まれているか
書き出しの良し悪しを決めることは難しいものですが、まずは自分自身がこれは読みたいと思えるかどうかでジャッジしてみましょう。
文章の書き方のポイント
コンテンツを読み進めてもらうためには、読みやすさも重要です。読んでいて理解しにくい文章はユーザーのストレスになり、最後まで読まれない原因になるからです。
では、具体的にどのような部分に気をつけるべきなのかを見ていきましょう。
一文一義を意識する
一文一義とは、一つの文章に一つの情報を書くことです。
まず、次の文章を見てください。
これでは、一文で伝えたいことが多すぎるため、意味が伝わりにくくなっています。
これを一文一義にしたものが以下の文章です。
いかがでしょう。先ほどの文章よりも読みやすくなったのではないでしょうか。
一文で伝えることはひとつだけにすることを意識して、文章を書くようにしましょう。
冗長表現を使わない
冗長表現とは、文章に必要ない語句を含むことです。冗長表現をなくすことで、すっきりとした読みやすい文章になります。
よく見られる冗長表現は以下の通りです。
- 「〜という」を不必要に使用する
- 二重表現
- 過度な敬語
冗長表現を使った文章を見てみましょう。
この文章は、「まず」と「はじめに」の二重表現を使っています。「〜という」の表現も必要ありません。
また、「冗長表現」という言葉が1文の中で繰り返されています。文章の前半で「冗長表現」と使っている場合、後半は省略しても意味は伝わるので不要です。
さらに、この文章は丁寧な言葉で書いているように思えますが、文章においてユーザーにへりくだる必要はありません。ただ文章を読みにくくしているだけなので、尊敬語や謙譲語などは基本的に必要ありません。
先ほどの文章から冗長表現を省くと、以下のようになります。
このように、スッキリとした文章になりました。
文章は「簡潔に短く」を意識して書きましょう。
語尾は統一し、繰り返さない
最初に、コンテンツは「ですます調」にするか、「である調」にするかを決めましょう。「である調」は基本的にニュース記事や論文などに用いられる文体なので、オウンドメディアのコンテンツであれば「ですます調」がおすすめです。
大切なのは、語尾の文体を統一することです。基本は「ですます調」なのに、部分的に「である調」が使われていると文章のリズムが崩れてしまいます。すると、読み進めにくい文章になるので統一する必要があるのです。
では、例で見てみましょう。
SEOとは「Search Engine Optimization」の略です。日本語では「検索エンジン最適化」と訳します。検索結果の上位に表示させるための施策だ。SEOを実施するとさまざまなメリットが得られます。
このように、文体が混在してしまうと違和感を感じる文章になってしまいます。
また、同じ語尾を何度も繰り返すのもやめましょう。「ですます調」であれば、「です」「ます」「でしょう」を使い分けてください。
SEOとは「Search Engine Optimization」の略です。日本語では「検索エンジン最適化」です。Googleに正しく評価され、検索結果の上位に表示させるための施策です。SEOを実施するとさまざまなメリットが得られるのでとても大切です。
このように、語尾を何度も繰り返すと文章が伝わりにくくなります。同じ語尾は3回以上繰り返さないようにしましょう。
コンテンツSEOでやってはいけないこと
コンテンツSEOでやってはいけないこととは、簡単にいうと「Googleガイドライン」に違反することです。もし、違反してしまえばペナルティを受けてしまい、検索結果に表示されなくなる可能性もあります。
コンテンツSEOでマイナス評価につながることとして、主に以下の3つが考えられます。
- 被リンク目的の施策
- キーワードの重複
- サイト内外の酷似・コピーコンテンツ
では、これらをなぜやるべきではないのかについて解説します。
被リンク目的の施策
下記のような被リンク施策はGoogleガイドラインに反しており、ペナルティを受けてしまうリスクがあります。
- 低品質なディレクトリサイトへの掲載
- リンクファーム(機械的相互リンク)への参加
- 関連性の薄いサイトとの相互リンク
- 有料リンクの購入
- 中古ドメインなどを利用した自演リンク
良質なコンテンツやサイトに対して、外部サイトから自然と紹介が発生することが被リンクの健全な姿です。そのため、上記のような小手先のテクニックで被リンク施策を行っても、ペナルティのリスクを増やすだけです。
コンテンツSEOで外部サイトがリンクを貼りたくなるような良質なコンテンツを生み出し、自然に被リンクが発生することを目指しましょう。
サイト内外の酷似・コピーコンテンツ
コピーコンテンツとは、他のサイトのコンテンツをコピーしたり、内容が似通っているコンテンツのことです。コピーコンテンツはスパム行為に該当するため、ペナルティを受けるリスクが高くなります。
自分で何かを調べたくて検索結果を順に見た際に、「この内容はさっき見たものとほとんど同じだ」と感じた経験はないでしょうか?そのような場合はコピーコンテンツに該当する可能性があります。
場合によっては、意図せず他サイトのコンテンツと似通ってしまう場合もあります。そのような場合は自社ならではの情報などを盛り込み、重複率を下げる必要があるでしょう。
コンテンツを作成したら、公開前にコピペチェックツールを使用して、他サイトとの重複率などを確認しておくと安心です。
他サイトに自社のコンテンツをコピー、もしくは真似された場合であっても、「どちらのコンテンツを正と判断されるか」によってはコピーコンテンツに該当してしまいます。コピーされたことで実害がある場合、そのサイトに問い合わせをおこなうか、著作権侵害の報告をGoogleに提出しましょう。
実害があまりない場合は、自社のコンテンツをリライトするなどして対応する方法もあります。
キーワードの重複
キーワード重複(カニバリゼーション)とは、自社サイトの2つ以上のコンテンツが「同一検索キーワード」「同一検索意図」で競合し合っている状態です。
カニバリ自体はGoogleガイドラインに抵触してしまうことはありませんが、以下のようにSEOではマイナスに働いてしまうケースがあります。
- CTRの分散
- SEO評価の分散
- 被リンクの分散
このようなリスクを避けるために、キーワード選定や骨格の作成など、コンテンツ設計の段階から重複が起こらないように注意する必要があります。
- ある程度のキーワードで検索の上位表示が実現してしまった
- 様々な施策を実施し、この先やれることが少ないと思っている
- リードやコンバージョン数に伸び悩んでいる
コンテンツSEOを実施する10のメリット
ここまでコンテンツSEOの手順や、やってはいけないことについて解説してきました。しかし、具体的にコンテンツSEOを実施することで、自社にどのような効果があるのかわからないという人もいるでしょう。
そのような人のために、コンテンツSEOのメリットについてまとめてみました。
これらのメリットについて、具体的に解説していきます。
コンテンツが資産になる
ユーザーが流入してくる良質なコンテンツは、時間が経過しても価値が失われにくいストック型コンテンツになります。記事を増やすことでサイトのアクセス数も伸ばせるので、サイト自体の資産価値を上げることも可能です。
しかし、コンテンツは放置しても勝手に価値を生み出してくれるわけではありません。ユーザーが流入してくるコンテンツであっても、価値が減らないように絶えずメンテナンスが必要なことは理解しておきましょう。
広告費削減に繋がる
質の高いコンテンツを作成して上位表示させることができたとします。そうすることで検索流入が増えるため、広告費をかけずに集客することが可能です。
検索結果には、リスティング広告が表示されることがあります。しかし、「広告」と表示されているとクリックしたくないと感じるユーザーも多くいます。そのため、リスティング広告はSEOの実施で上位表示されたコンテンツよりクリック率が低い傾向があるのです。
ただし、上位表示させるには、コンテンツSEOだけでなくサイト構造や内部リンクといったさまざまな対策が必要です。コンテンツSEOだけで上位表示させることは難しいという点は覚えておきましょう。
CVに近いニーズを持つユーザーを呼び込みやすい
コンテンツSEOでは、ペルソナを設定してカスタマージャーニーマップを作成することで、ユーザー像を明確にしてからキーワード選定を行います。
そのため、CVに近いニーズを持つユーザーを呼び込みやすいという特徴があります。
上位を取れれば成果を継続して維持しやすい
SEOを実施して一度上位を獲得できれば、継続的に成果を維持しやすいという特徴もあります。
しかし、すでにお伝えしたように、上位を獲得できたからといって放置していては順位が下がり、成果を維持できなくなる可能性があります。常に順位をモニタリングし、メンテナンスを実施しましょう。
良質なコンテンツが蓄積されるほど集客力が上がる
集客力のある良質なコンテンツは、蓄積されることでサイトの集客力をさらに増加させることができます。
質の低いコンテンツでは集客力は望めないので、コンテンツSEOに取り組んで着実に集客が期待できる高品質な記事を積み上げていきましょう。
コストパフォーマンスが高い
SEOコンテンツを含むSEO対策は、最初に費用が大きくかかりすぐに効果が実感できません。そのため、短期間で見るとコスパの悪い施策に思えるかもしれません。
しかし、良質な記事を徐々に積み上げていくことで集客力が向上します。そのため、長期的に考えた場合はコストパフォーマンスが高い集客方法だと言えるでしょう。
良質なコンテンツは拡散されやすく被リンクを獲得しやすい
ユーザーの疑問や悩みを解決できる良質なコンテンツは集客効果があるだけでなく、SNSで拡散されやすいという特徴もあります。広告は拡散ができないので、コンテンツSEOならではのメリットといえるでしょう。
また、ユーザーにとって有益なコンテンツは被リンクも得やすく、SEOの適切な外部対策になります。
現在、Googleにおいてリンクの売買などは禁止されています。そのため、他のサイトがリンクを貼りたくなるような良質な記事を作成し、自然に被リンクを獲得することが重要です。
潜在顧客との接点になる
紙媒体の広告やCMなどの広告媒体では、ニーズを自覚している状態のユーザーしか呼び込みができません。売上には直結しやすいですが、ニーズを自覚していない潜在顧客との接点を作ることができません。
コンテンツSEOで作成したコンテンツであれば潜在顧客も流入してくるので、幅広いユーザーとの接点を持つことが可能です。コンテンツを読むことでユーザーが自分の潜在的なニーズを自覚し、顧客になる可能性も充分にあることを理解しておきましょう。
良質なコンテンツが顧客や社員を育成してくれる
潜在的なニーズを持つユーザーも顧客になる可能性があるということは、コンテンツがユーザーを育成してくれるということです。
例えば、ダイエット器具の効果に懐疑的なユーザーが、「どうせ効果ないのでは?」という考えでコンテンツを読み始めたとします。しかし、コンテンツの中で科学的に効果の解説がされており、本当に効果が実証されている器具だとわかれば、「買ってみようかな」という気持ちに変化するかもしれません。
また、社内でも活用できるコンテンツを作成しておくと、育成のカリキュラムとしても活用できます。基礎的な部分はコンテンツを読んで覚えてもらい、より踏み込んだ内容の勉強会や研修を効率的に行うことができます。
自社のブランディングに貢献してくれる
コンテンツSEOで上位表示させることができれば、ブランディング効果も得られます。
例えば、歯ブラシのメーカーと聞いて、多くの人はCMでよく見る企業を思い浮かべるのではないでしょうか。これは、SEOによって上位表示されたコンテンツも同じです。
何かを調べている際に、同じサイトのコンテンツを何度も検索上位で目にしたとします。そのコンテンツがユーザーの役に立つ有益なものだった場合、「この情報について調べるなら、まずあのサイトを見てみよう」と思われるようになるでしょう。
そうすれば、直接検索の数やリピーターを増やすことができます。
コンテンツSEOを実施する際に留意すべき9のポイント
コンテンツSEOに取り組む場合に、以下のポイントを理解しておきましょう。
では、これらの留意点について解説していきます。
検索依存はリスクがつきものである
Googleのアルゴリズムのアップデートは、定期的に行われます。せっかくメンテナンスを繰り返して1位を獲得したキーワードでも、アップデートの内容によっては検索順位が大幅に下落してしまうこともあるのです。
この際にオウンドメディアの流入経路を検索に強く依存していると、成果が出なくなり、非常に大きなダメージを受けてしまうでしょう。
また、これは検索だけでなくソーシャルをメインの流入経路とした場合でも、同じことが言えます。何かのきっかけで、一つの投稿が炎上してしまうと、ユーザーが企業に対してネガティブな反応になってしまい、成果に大きく影響します。
YMYL領域は、順位の変動が激しく、設計ができない
Googleの定める検索品質評価ガイドラインでは、「将来の幸福、健康、経済的安定、人々の安全に潜在的に影響を与えるページ」を、YMYL(Your Money Your Life) Pagesと定めています。
例えば、医療に関する情報・金融に関する情報・法律に関する情報・金融取引に関する情報などは、YMYL領域とされています。YMYL領域では、頻繁に激しい順位の変動が起こるため、成果を出すことができません。
弊社では、YMYL領域に関するオウンドメディアでは、設計を立てて成果を出し続けることが困難なので、基本的に仕事をお受けしていません。
YMYL領域でも戦える可能性がないとは言い切れませんが、大多数の企業では、YMYL領域のアップデートへの対策ができないため、この領域でのオウンドメディア運用は推奨しません。
トラフィックが増えるだけでは成果に繋がらない
闇雲にPVやUUといったトラフィックを増やしても、オウンドメディアの成果には繋がりません。
例えば、自社の商材である勤怠管理システムへの「お問い合わせ」や「資料請求」を増やすことを目的として、オウンドメディアを運用しているとします。
この場合、成果を上げるためには多くのトラフィックを集めるのではなく、商材に興味関心があり、実際に購入を考えている「比較・検討フェーズ」のユーザーを集めてリードを獲得しなければなりません。
例として、「勤怠管理」を軸にした2つのキーワードを見てみましょう。
▼キーワード(検索ボリューム)
勤怠管理 とは(1,600) | 勤怠管理 比較(210) |
「勤怠管理 とは」のキーワードの方が、「勤怠管理 比較」よりも、約8倍検索されています。
そのため、トラフィックを増やすのであれば検索ボリューム数が多い「勤怠管理 とは」のキーワードを重視すべきですが、目的に合う成果を挙げるためには「勤怠管理 比較」の方がより重要なキーワードになります。
「勤怠管理 とは」の「勤怠管理 比較」2つのキーワードは、どちらも勤怠管理システムに興味のある、人事担当者・経営者が主に検索しているキーワードです。しかし、両者では検索に至るユーザーのニーズが異なります。
▼考えられるユーザーニーズ
キーワード | 勤怠管理 とは | 勤怠管理 比較 |
ユーザーニーズ | 勤怠管理システムについて知りたい | 勤怠管理システムを比較したい |
「勤怠管理 とは」のキーワードは、そもそも勤怠管理システムの特徴やメリットが知りたいといった、情報収集のニーズが強い「Knowクエリ」 と呼ばれるものです。
対して「勤怠管理 比較」は、ある程度の知識をすでに有しており、実際に導入するツールを比較・検討したいというニーズが強いキーワードです。そのため、自社の勤怠管理システム(商材)への問い合わせや、資料請求を増やすことが目的であれば、「勤怠管理 比較」の方が成果に近いと言えます。
このように、オウンドメディアのSEOを考えていく上では、トラフィックではなく、どのキーワードで上位表示すると成果に繋がるのか、目的に合うキーワードの選定が重要なのです。
検索順位とクリック率の関係性を理解する
検索順位とクリック率の関係性も重要です。マストキーワードを「検索順位で1位を獲得しなければならないキーワード」とお伝えしましたが、それは2位以下ではクリック率が大幅に下がるからです。
※月あたりの検索ボリュームが500以上のキーワードデータの国際平均CTR値(2023年1月時点)
米国Advanced Web Ranking社によるデータ(2023年1月時点)によると、狙ったキーワードで検索1位を獲得した際の平均CTR(クリック率)は40%程度です。
このCTRは2位でも13.1%まで落ち、さらに10位ともなると1.6%程度まで下がります。トップの記事とすでに30倍もの差があることが伺えます。このことから、1位を獲得することがいかに成果を挙げるために重要かがわかるでしょう。
オウンドメディアの担当者の中には、コンテンツをたくさん作ることで成果を挙げようとするケースもありますが、多くの場合は失敗に終わります。
大事なのは、狙ったキーワードで1位を獲得することです。質を重視せずにコンテンツの数を増やすのではなく、メンテナンスを繰り返しながら一つひとつのコンテンツの質を上げて、しっかりと1位を目指すという考え方が重要です。
約2割が記事を開かず、検索結果画面で解決する
検索クエリによっては、検索結果画面に出てくる情報だけで検索ニーズが満たされることがあります。
ナイル株式会社がインターネットを利用する全国の男女4407名を対象に実施したアンケート調査を見てみましょう。
この調査から、「約2割のユーザーが、記事を開かずに検索結果画面で答えを見つける」ことがわかりました。
これは、検索ニーズに対し簡潔な答えをインターネット上から抜粋した「強調スニペット」や、Q&Aを表示するような「リッチリザルト」機能などによって、検索結果画面で回答を得られるようになったことが影響しています。
下記は「SEO 意味」の検索結果画面ですが、最上部に表示されているのが強調スニペットです。SEOという言葉の意味だけを知りたい場合、この情報を見て満足するユーザーもいるということです。
また「SEO とは」の検索結果画面では、右側に「ナレッジパネル」が表示されています。これも、特定のトピックに対する概要をユーザーが簡単に把握するための機能です。
コンテンツが検索結果の上位に表示されても、アクセスしてもらえなければ求める成果に繋がりません。そのため、「ページに訪問してもらう前段階」で検索行動が完結する可能性も考慮しながらキーワードを選定し、タイトル検討や構造化マークアップなどのCTR対策を行うことが重要になります。
具体的には
- コンテンツにアクセスすることで、簡潔な回答以上のベネフィットが得られる旨をタイトルで伝える
- FAQにより回答を提供しつつ、より先のニーズを叶えるためにアクセスしてもらう
- 検索結果画面でニーズが満たされる以外のキーワードに注力する
などの対策が考えられるでしょう。
成果の出るコンテンツは全体の5%未満が多い
クライアント様との取り組みのなかでわかってきたことですが、CVが発生するコンテンツは、コンテンツ全体の5%未満となるケースが多くあります。
そして、CTR(検索結果からのクリック率)およびCVR(コンバージョン獲得率)は検索順位にも大きく影響を受けます。
先ほど紹介したの調査によると、1位を獲得した際の平均CTRは42%ですが、2位では15%以下です。
CVRが高いコンテンツで1位を取れると、CTR上昇によって流入が増えます。元からCVRが高いコンテンツであるため、獲得件数が増えることでサイト全体のCVRも向上できます。
そのため、充分な効果を得るには、CVRが高い5%のコンテンツで1位を獲得することが重要です。
また、多くの検索ユーザーは1位のコンテンツから順に閲覧するケースが多く、2位の記事にたどり着いた頃には、すでに何かしらの訴求を受けている状態です。そのようなユーザーの場合、「1位を読んだけれど、一応他のコンテンツも見てみよう」と考えていることが多く、CVに至る確率が下がるケースもあります。
検索ユーザーに最初にコンテンツを読んでもらい、ユーザーのニーズを最高の形で満たしCVに至るためにも1位を獲得することが重要です。
ユーザーにとって最高の結果を提供することで検索結果の上昇が見込めるため、「検索ユーザーは何を求めているのか」を考え続けることがコンテンツSEOにとって何より大切なことがわかります。
またCVRの高いキーワード自体はそこまで多くはありません。大量にコンテンツ(例えば100記事)を生産して、それらが全て10位圏外の場合と、CVRの高いキーワード5件で全て1位を獲れている場合とでは、比較した際に成果を上げるのは後者です。
このことから、全ての記事が結果を出すわけではなく、一握りのコンテンツ(キーワード)をどのように生み出していくのか、を追求していくことこそが、成功への近道だと考えます。
効果が出るまでに時間がかかる
コンテンツSEOを実施しても、多くの場合は短期間で明確に効果が出ることはありません。コンテンツを作成・公開したとしても、クローラーが回ってきてインデックスされてからサイトが評価されるため、タイムラグが発生するからです。
さらに、上位表示を達成するために記事のリライトをしなければならないケースも多くあります。リライトなどの記事のメンテナンスには、時間もリソースもかかります。
これらのことを考慮した場合、コンテンツSEOを含むSEO対策を実施するのであれば、中長期的な視点で計画を立てることが重要です。
順位のモニタリングが必須
コンテンツが上位表示されればゴールかというと、そうではありません。上位表示されたコンテンツを放置していれば順位が下がるリスクがあるため、常に順位のモニタリングが必要です。
順位があるということは、他社も上位を狙っているということを忘れてはいけません。順位が下がってきていたら、なぜ下がったのか原因を考えて記事のリライトを行う必要があるため、順位の確認は継続しておこないましょう。
終わりがなく継続していく必要がある
成果を出すコンテンツがほんの一握りであり、またその一握りを生み出すためには「コミュニケーション戦略」が必要です。その戦略から導き出されたキーワードを軸として、コンテンツSEOに取り組むことが重要になります。
では、さらなるCVを得たいと思った場合、次に何をするべきでしょうか?
もちろん、戦略に則って新たなコンテンツを作ることも一つの方法です。
しかし、もうCVが出はじめている記事がすでにあるのならば、そちらを徹底的にメンテナンスをする方がCV獲得の可能性を比較的簡単に高めることが可能です。
すでに成果の出ている既存コンテンツをリライトすることで、新たに記事を作成するよりも時間的・肉体的(労力・手間)コストを大幅に削減することができます。また、成果の出ているコンテンツをブラッシュアップすることで、より大きな成果にも結び付きやすいのです。
もし、本当に成果を出したいのならば、
- いかにユーザーニーズを100%、200%のレベルで満たすコンテンツにするのか
- 1位を獲得できたら2位、3位もどのように独占していくのか
- その市場において圧倒的な認知を得て独占状態にするためにはどうしたらいいのか
といったことを突き詰めていくべきだと思います。
同じ土俵で戦っているオウンドメディアがどのくらいあるのかを考えてみたことがあるでしょうか?
今や一企業一メディアを持つことが当たり前の時代といえるほど、Web上にはさまざまな企業のオウンドメディアが存在します。
どの企業も検索順位1位が欲しいのです。その椅子に座ろうと、ライバルたちは日々試行錯誤を繰り返していることを忘れてはいけません。
たった一つの椅子(検索1位)を獲得しに来る競合を押しのけて、あなたは1位を取り続けなければならないのです。
時代と共に情勢やWeb上の流行、検索アルゴリズムなどが大きく変化していくなかで、自分たちのメディアが生き残っていくためには、それらに都度対応していかなければなりません。
少しでも成果が出たらそこで満足するのではなく「徹底的に成果を突き詰めるために努力をする」。これこそ、コンテンツSEOを成功させるための理想のカタチではないでしょうか。
記事を書いて終わり、という企業を私たちはたくさん見てきました。しかし、それではだめなのです。
- ある程度のキーワードで検索の上位表示が実現してしまった
- 様々な施策を実施し、この先やれることが少ないと思っている
- リードやコンバージョン数に伸び悩んでいる
コンテンツSEOの費用対効果を高める方法
コンテンツSEOは、事業における「投資」にあたります。運用にコストがかかる以上、それを上回るリターンが得られなければ、マーケティング施策としては当然失敗となってしまいます。
コンテンツSEOの費用対効果を高める方法としては、大きく分けて2種類あります。一つ目は、「売上を高める」こと、もう一つは「運用コストを抑える」ことです。
- 売上を高める
- 運用コストを抑える
売上を高める際に重要なことは、受注単価や受注率を加味して、コンテンツSEOから何件のリードが発生すればよいのか、つまりオウンドメディアで目指すべき成果目標を明確にすることです。
例えば、コンテンツSEOの運用に月100万円のコストがかかるとします。発生したリードからの受注率が20%、受注単価が20万円だと仮定します。
このケースでは、月に25件のリードが発生した時に、100万円の売上が見込める計算になります。
- リード25件 × 受注率20% × 受注単価20万円= 100万円
つまり、月に25件のリードが発生しなければ、赤字になってしまうことになります。この「月〇〇件のリード獲得」といった成果目標を意識しないまま運用してしまうと、月間や年間での目標や行動指針が曖昧となり、「どんなアクションを取れば良いのか」など、日々のタスクを見失いかねません。
一方のコストを抑えるという戦略ですが、コンテンツSEOにかかるコストの大部分は人件費とコンテンツ製作費です。
社内に運用担当者をつけない、安い費用でコンテンツを外注するといったことも可能ですが、いずれの方法にせよ、コストを削減したことで、質が担保できず効果が得られなければ、費用対効果はむしろ低くなってしまいます。
コストを削減するときも、その方法で目的を達成できるのか、成果は十分に期待できるのかと言った視点を忘れないようにしましょう。
運用目的によって費用対効果の考え方が異なる
コンテンツSEOの費用対効果を算出するのを困難にしているのが、コンテンツSEOの運用目的によって、費用対効果の考え方が大きく変わるということです。
運用の目的がリード獲得の場合は、リード1件を獲得することで、どれだけの売上になるのかという視点から、比較的わかりやすく費用対効果を算出することができます。
一方で、認知拡大やブランディングを目的にオウンドメディアを運用する場合、そもそもなにをもって「認知拡大できたか」「ブランディングできたか」を定める必要があります。
それは、単純にPV数やセッション数の増加という観点ではなく、あくまでも売上と紐付けて見ていく必要があるでしょう。
上位表示させるにはコンテンツSEOだけでは足りない
最初にお伝えしたように、SEOはコミュニケーション領域とテクニカル領域に分けることができます。コンテンツSEOはコミュニケーション領域です。
特徴 | 主な施策 | |
---|---|---|
コミュニケーション領域 | 良質なコンテンツをユーザーに届けるための施策領域 |
|
テクニカル領域 | Googleに正しく評価される施策領域 |
|
いくら良質なコンテンツを作成してもテクニカル領域の施策を実施しなければ、検索上位に表示されない可能性があります。また、検索結果自体に表示されないケースもあるでしょう。
なぜかというと、テクニカル領域はコンテンツやサイトが検索エンジンに正しく評価されるための施策だからです。
検索順位が決まる仕組みは、次のように決定します。
- クローラーがサイト情報を取得しインデックスする
- アルゴリズムでサイト情報を分解して評価
そもそもクローラーがサイトにたどり着けなければ検索結果に表示されることはありません。内部施策が不十分であればページのテキスト情報やコンテンツが正確に評価されず、せっかく労力をかけて良質な記事を書いても上位表示につながりにくくなります。
そのため、コンテンツSEOだけを実施してもSEOとしては足りないのです。
SEOを行う上で役立つツール
コンテンツSEO以外のSEO対策を実施する場合、ツールを活用することで効果的・効率的にデータ収集や問題点の改善ができます。
SEO対策のツールには、以下のような種類があります。
種類 | 概要 | おすすめツール |
---|---|---|
内部対策ツール | 自サイトの階層構造やタイトルやタグ、内部リンクなどに問題がないかチェック | Pascal SEO |
DeepCrawl | ||
外部対策ツール | 他サイトからの被リンクの獲得状況を確認できる | Ahrefs |
キーワード選定ツール | キーワードの検索ボリュームや広告出稿状況、サジェストワードを確認できる | Keyword Tool |
MIERUCA | ||
検索順位チェックツール | 指定したキーワードでの自サイトの掲載順位を確認できる | AWRcloud |
GRC | ||
コンテンツSEOツール | 上記4つの基本機能を備えた統合的なツール | keywordmap |
TACT SEO | ||
EmmaTools | ||
SEARCH WRITE |
これらのツールについて詳しく知りたい場合は、下記記事を併せてご覧ください。
コンテンツマーケティングの専門家に任せてみるのもひとつの手段
ここまで読んでいただいて「コンテンツSEOを自社だけで行うのは難しそうだ……」と感じられたかもしれません。
コンテンツSEOに取り組むには、コンテンツ戦略を加味した上で設計を進めていかなけばなりません。また、良質な記事を中長期的に渡って根気よく作成し、メンテナンスもしていく必要があります。
そのような場合には、コンテンツマーケティングのプロに任せてみることも1つの手段です。
専門家に相談することで、ユーザーに最高のコンテンツを提供するために
- 目的を明確にした上でのサイト設計
- 目的から逆算した上での効果的な戦略立案
- 戦略を基にしたユーザーの悩みを適切に解決できる記事作成
などのサポートをしてくれるでしょう。
SEO対策をすべて外注するほかに、できる範囲は自社で行い、できない部分のみ外部に任せることも可能です。
- 内部設計など特定の施策をSEO会社に依頼する
- 伴走タイプのコンサルティング会社に依頼する
ただし、外注して任せきりにしてしまうと、自社にノウハウが残らずいつまでも外注頼りになってしまいます。
施策を提案して指示を出してくれる伴走タイプのコンサルティング会社であれば、施策の実行には社内の人員も関わり、SEOに関するノウハウや知識も蓄積されるでしょう。
- ある程度のキーワードで検索の上位表示が実現してしまった
- 様々な施策を実施し、この先やれることが少ないと思っている
- リードやコンバージョン数に伸び悩んでいる
コンテンツSEOの鉄則「ユーザーを想い継続し続けること」
コンテンツSEOに取り組む際、何をもってゴールとするかは、企業それぞれでしょう。また、そのゴールへたどり着くための道(方法)は複数存在します。
しかしひとつ確実なのは、コンテンツSEOには終わりがなく、「何がユーザーにとって最善なのか」を考え続け、継続し続けることが重要ということです。
検索ユーザーを取り巻く環境も特定の検索キーワードにおける背景も時代と共に変化します。たとえ1位を獲得しているコンテンツであっても、情報をアップデートしなければいけいないことがあるでしょう。
メディア運営者はユーザーを想いながら、設定したゴールをどのような道で進み、どうしたら最短でたどり着けるのかを徹底的に考え続けることが大切です。
コンテンツSEOを戦略の要とした企業事例3つ
企業事例1|株式会社ベネフィット・ワン
福利厚生のアウトソーシングサービスを提供している株式会社ベネフィット・ワンが運営する『ボーグル』。
広告費の高騰をきっかけに自社サービスへのリード獲得をどのように増やしていくべきか、課題を持っていました。そのような課題を解決しさらなる事業貢献を果たすべく、2017年の6月にローンチ同社のオウンドメディアが立ち上がりました。
まだ働き方改革や健康経営、福利厚生などの実態を知らないユーザーに態度変容を促すため、検索を接点としたコンテンツSEOを主とした戦略を策定・実行。
立ち上げからわずか3ヶ月で、1日1件のコンバージョン獲得。半年後から「働き方改革」をはじめ「福利厚生」や「健康経営」、「人手不足」など様々な主要キーワードで検索上位を獲得し、リード数の最大化を実現しました。
企業事例2|スマートキャンプ株式会社
多種多様なクラウドサービスのトレンドや事業者を紹介するビジネスメディア『ボクシルマガジン』。
SEOを接点としたコンテンツを量産していましたが、思うようにリード獲得数が伸びず、独学での記事制作に限界を感じていました。
その後、メディアグロースのための体制構築とコンテンツSEOを組み立てる上で重要である「キーワード選定」を徹底して行い戦略的にコンテンツ制作を進行。結果、わずか3カ月間でユーザーユニーク数を月間40万から70万へ伸長、リード獲得数も4000件に倍増しました。
企業事例3|Kaizen Platform
Webサイト改善・動画広告の効果改善といったデジタル領域における様々な顧客体験向上を支援する株式会社Kaizen Platform。
案件の多くが社内外の紹介案件が占めていたため、リード獲得のための基礎を固めることを決めました。
既存コンテンツの改修を含め、80本近くのコンテンツを公開。最初からコンテンツの質にこだわったため、コンテンツが公開されて半年も経過しないうちに、狙っていたキーワードで検索1位を獲得しました。
その後、検索起因で獲得したリードから、半年で60件以上のアポを創出できました。
まとめ|コンテンツを上位表示させて集客力を向上させるためにコンテンツSEOを
コンテンツSEOとは、ユーザーのニーズを満たせるコンテンツを継続的に発信し、検索エンジンから集客するための施策です。弊社では、検索をタッチポイントとしたコンテンツマーケティングをコンテンツSEOと定義づけています。
コンテンツSEOに取り組む場合は、以下の手順で進めましょう。
まず、ユーザーへの理解を深めてニーズを把握し、ユーザーにとって有益なコンテンツを作成してください。
コンテンツSEOに取り組む場合、以下の3つに気を付けましょう。
- 被リンク目的の施策
- キーワードカニバリゼーション
- コピーコンテンツ
これらはGoogleからペナルティを受けるリスクや、SEOにマイナスの効果をもたらす可能性があります。
コンテンツSEOを実施する際には、以下のポイントを理解してから取り組みましょう。
- 検索依存はリスクがつきものである
- YMYL領域は、順位の変動がしく、設計ができない
- トラフィックが増えるだけでは成果に繋がらない
- 検索順位とクリック率の関係性を理解する
- 約2割が記事を開かず、検索結果画面で解決する
- 成果の出るコンテンツは全体の5%未満が多い
- 効果が出るまでに時間がかかる
- 順位のモニタリングが必須
- 終わりがなく継続していく必要がある
コンテンツを上位表示させるためにはコンテンツSEOだけでなく、サイト構造などのテクニカル領域の施策も重要です。すべてをインハウスで実施するにはさまざまな知識が必要になります。
自社のリソースが足りない場合や、知識がない場合などは専門家に依頼するのもひとつの手です。伴走型コンサルティング会社なら、知識やノウハウを積み上げることも可能です。
よくある質問とその回答
コンテンツSEOで成果を上げたいのですが、どのようにすれば良いですか?
コンテンツSEOで成果を上げるためには、目的・KPIの明確化、戦略設計、運用、改善を繰り返していく必要があり、短くても成果が出始めるまでに半年〜1年程度はかかってきます。
常に目指すべき成果を見据えながら、改善を繰り返し、長期に渡って継続できる運用体制が必要です。
SEO対応をしたいが何からはじめていいのか分からない、今あるメディアを成長させたいという担当者様に、MOLTSでは成果にこだわったコンテンツマーケティング支援を提案しております。
まずは一度「コンテンツマーケティングの支援内容」をご覧ください。
コンテンツSEOのメリットは何ですか?
コンテンツSEOを実施することで、以下のような10のメリットが得られます。
- コンテンツが資産になる
- 広告費削減に繋がる
- CVに近いニーズを持つユーザーを呼び込みやすい
- 上位を取れれば成果を継続して維持しやすい
- 良質なコンテンツが蓄積されるほど集客力が上がる
- コストパフォーマンスが高い
- 良質なコンテンツは拡散されやすく被リンクを獲得しやすい
- 潜在顧客との接点になる
- 良質なコンテンツが顧客や社員を育成してくれる
- 自社のブランディングに貢献してくれる
メリットを理解することで、よりコンテンツSEOの重要性がわかるでしょう。
詳しいコンテンツSEOのメリットは「コンテンツSEOを実施する10のメリット」をご覧ください。
コンテンツSEOを実施した企業事例では、どのような成果を上げていますか?
①株式会社ベネフィット・ワンでは、立ち上げからわずか3ヶ月で、1日1件のコンバージョン獲得。半年後から様々な主要キーワードで検索上位を獲得し、リード数の最大化を実現しました。
②スマートキャンプ株式会社では、キーワード選定を徹底して行い戦略的にコンテンツ制作を進行。結果、わずか3カ月間でユーザーユニーク数を月間40万から70万へ伸長、リード獲得数も4000件に倍増しました。
③株式会社Kaizen Platformでは、80本近くのコンテンツを公開し、半年も経過しないうちに狙っていたキーワードで検索1位を獲得。検索起因で獲得したリードから、半年で60件以上のアポを創出できました。
詳しい企業事例は「コンテンツSEOを戦略の要とした企業事例3つ」をご覧ください。
コンテンツマーケティングの戦略設計や運用は、プロにご相談ください
コンテンツマーケティングは自社の課題解決に導く有効な手段ですが、期待する成果を出すためには、徹底したターゲット理解や、タッチポイントにあわせた最適なコミュニケーション設計、そして有益なコンテンツの提供が欠かせません。
専門性の高いノウハウや、なにより実行しつづける組織体制が最も重要です。 事業成長やマーケティング成果のためのコンテンツマーケティングを検討されている方は、ぜひTHE MOLTSにご相談ください。数々のプロジェクトで成果を上げてきたプロフェッショナルが、貴社の事業成長を支援いたします。
- 月数件のリード獲得が約2年の運用を経て年5,000件へ成長
- 片手間で運用していたオウンドメディアが、直接売上約6億を稼ぐ事業へと変革
- 広告CPAの高騰をきっかけに始まったオウンドメディアが、4ヶ月で売上140%アップ
まずは貴社のお取り組み状況についてお聞かせください。コンテンツマーケティングのプロが、事業成長の観点から成果を出すための最適なご提案をいたします。
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