「先方の確認待ち」をやめて自らデータを取りにいったら、思いがけない効果があった
私はデータアナリストとして、とあるメーカーのアクセス解析を支援しています。
クライアントワークのなかで、私はずっとモヤモヤしていることがありました。それは、こちらから送った質問の回答をもらえるまで、ただ「待つ」しかできなかったこと。「この状況をなんとか改善できないだろうか」と、長らく模索していました。
そこで先月、私はついに待つことをやめました。
都度発生していた1〜2週間にわたる「待ち時間」
担当しているクライアントの商品は全国の店舗・ECで販売されており、とにかく多くの人が関わっています。
「このページのアクセスが伸びていますね、何かキャンペーンをやってましたか?」と質問すると、まず返ってくるのは「広告代理店に確認します」の一言。関係者が多いがゆえに、返答までに1〜2週間かかることも多くありました。
そんなとき、私は毎回クライアントの返事を待つことしかできませんでした。
「本来ならば、先回りで改善提案をしたい。AIを活用して、この状況をどうにか改善できないだろうか?」
……考えに考えた末、一つのアイデアを思いつきました。
AIにサイトを自動で回遊させて、タイムロスをなくす
思いついたのは、AIに関連サイトや広告配信状況を毎日回遊させて、最新のキャンペーン状況を自分でキャッチアップする仕組みを構築することです。
この仕組みができてからは、月次報告の内容が一変。「今月はどんなキャンペーンをやってましたか?」から「この新キャンペーンが変動要因だと思います。それを踏まえてこう改善するのはどうでしょうか」へ変わりました。
それに、この仕組みには思わぬ副産物もありました。「再入荷待ちの商品に対して広告配信が走っている」というエラーにも、すぐに気づけるようになったんです。
リアルタイムで情報をキャッチアップする仕組みを構築したことで、タイムロスを大きく減らせるようになりました。
「数字が可視化されれば、メンバーは自然と動き出す」
先日、社内の勉強会でこの取り組みを発表したとき、先輩からこんなフィードバックをもらいました。
「データを正しく計測して提供していくことって、プロジェクトを動かすんですよね。数字は魔物だから、数字を見て人は動く。いま取り組んでいることは、ただのデータ可視化ではなく、"プロジェクト全体を動かすための基盤作り" になっていると思いますよ」
私はこの話を聞き、ハッとしました。
それまでの私は「データを可視化するだけでは足りない。そこから改善提案をしなきゃいけない」と、とにかく焦っていました。
もちろん、これからも積極的に改善提案はおこなっていくつもりです。あわせて、「正しいデータを、リアルタイムで、わかりやすく届ける。これらを徹底することが、プロジェクトを動かす基盤になる」という前提を忘れずに、データアナリストの仕事をまっとうしていきたいと思います。
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